「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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舞台『グリーンフィンガーズ』レポ
2009年3月22日(日)
舞台『グリーンフィンガーズ』 @大阪梅田芸術劇場メインホール
会場前に貼ってあったポスター^^
相葉さんの舞台ももう3作目です。
1作目・・『燕のいる駅』は相葉さんが本当にちゃんとお芝居できるか不安で不安で・・・。
でも心に沁み入るお話と、つたないながらも相葉さんの一生懸命さが伝わってくるお芝居でした。
2作目・・『忘れられない人』はラブ・ストーリーということで、
見るほうもミョーにテンションあがってしまいました。
相葉さんの違う一面が見れたお芝居でした。
そして3作目の今回の『グリーンフィンガーズ』
とっても私の好きそうなお話^^
でもあえて映画は見なかった。
“相葉さんのコリン”で先入観なく見たかったから。
今回はどんな彼が見れるんだろう?
役は囚人の役。
一人の青年の挫折と更生のお話です。
舞台はほとんどが刑務所。
弟を殺めてしまい、無期懲役の刑で罪を償うコリンは
自分の殻に閉じこもり、誰にも心を開くことなく
人生をあきらめるように生きていました。
開放的なエッジヒル刑務所に移されたコリンは
ファーガスという終身刑の老人と同室になります。
ファーガスから植物を育てることの喜びを教えられたコリンは
いつの間にか少しずつ心を開いていきます。
刑務所内でガーデニングの仕事を任せられるコリンとその囚人仲間たち。
ファーガスの死や、仲間との仲たがいなどいろんな障害を乗り越えて
信頼し合う仲間たちと共に、名誉あるフラワーショウに出場するコリン。
コリンの天才的なガーデニングの才能が開花します。
囚人が抱える心の闇などの暗い部分もていねいに描かれ
でも全体的には明るい雰囲気で、笑いあり涙ありの
ハッピーエンドなお話でした。
ここから私の感想です^^
独断と偏見に満ち満ちてますがご了承ください(笑)
【オープニング】
刑務所の所長室に新しく入所する4人の囚人が集まるところから始まります。
この4人が後でチームを組み、ガーデニングにのめり込んでいくことになります。
所長室にひとりひとり入ってくるのですが、最後にコリン(相葉さん)が入ってきた瞬間
客席に「ざわざわざわ~~~」っと、ざわめきというか静かなどよめきが波のように広がりました。
舞台では珍しいどよめき・・・私は初めて聞きました。
みんな声に出して「相葉くーん!」って言ってはいけないことはわかっているので(コンなら言うけどね)
心の中で(きゃー!きゃー!きゃー!相葉くんだーっっ!>▽<)って言ってるのが
“どよめき”となって出てきたんだよね(笑)
前の舞台みたいに最初からステージにいるのと違って
“ドアを開けて入ってきた”ってとこにドキッとしたんだろうなって思いました。
ちょっと面白かったよ^^
【舞台セット】
場面はガーデニングする庭、コリンとファーガスの部屋、食堂、所長室が主。
ステージの真ん中には、どーん!と象徴的な大きな木があって
その木を囲んで生楽器のプレイヤーさんたちが楽器を奏でます。
木の影がまっすぐ客席の方向に伸びていて、
私にはその影が一本の道のように見えました。
これから始まるコリンたちのお話を象徴するかのようでした。
木の葉の陰影や、外の場面・中の場面の光の射し方の違いなど
照明がよく考えられていてステキで
お話の明暗をすごく表現できていたと思いました。
そしてもうひとつの“主役”である庭の植物たちも
とてもていねいにセッティングされていて
ステージに作られた庭を写真に撮って
額に入れて飾ったらきっとキレイだろうな~って感じました。
その緑のセットにコリンの笑顔がとても映えて
ドキドキするくらいステキだった!!
“お外”が似合う人だもんね(笑)
出演者さんたち、よくたばこ吸ってお茶飲んでたなぁ・・。(お芝居でね)
イギリスってそういう国なんでしょうね。お茶とかたばことか庭とか。
優雅な国なんだろうな~って思いました。
小物たちもイギリスっぽくって、これまたていねい!
目に見える物たちに気を配って、視覚からも楽しませてくれました。
【生演奏とボイスパーカッション】
これがよかった~(*^_^*)ホントに。
アコースティックだったり、クラシカルだったり、ロックだったり。
その場面に合った楽器で、生で演奏って
舞台にはもってこいというか、ぜいたくというか。
そんでボイスパーカッション!!
ボイパってホントはこんなに気持ちいいものなのか!と
私は初めて知りました。
ボイパといえば、某アイドルグループの激しいヤツしか知らなかったもん(爆)
あれ、あんまり好きじゃなくって(爆爆)
いや~ボイパってこういう使い方をするのが本当なんだよ!きっと!!(怒られる)
人の声って素晴らしい“楽器”なんですね^^
すごく癒されました。
ボイパのCDとか買ってみたい。
【ダンスシーン】
お芝居の途中、庭を作っていく場面でちょっとしたダンスをみんなで踊ります。
見に行く前から楽しみにしていました^^
コリンがメインになって踊るのかと思ってたら
他の囚人のみなさんがお世辞にも上手とは言えないステップを踏むんです。
それがまた味があるし、庭を作りながらの楽しそうなダンスに
私も楽しくなっちゃってテンションあがりました。
コリン相葉さんもリズムに乗って舞台全体を動き回り、笑顔満開でした。
やっぱり嵐で培われたダンスセンスがキラっと光ってました。
次回、ミュージカルもイケるかも?!(笑)
【ラブシーン】
恋の場面だってありました。
今回は超プラトニック。
一度は夢のために別れてしまうコリンとプリムローズ。
でも最後はしっかり抱き合い恋を実らせます。
『忘れられない人』のときのような切ないハグとは違い
とてもハッピーなハグで見てるほうもハッピーな気持ちになれる・・・
そんな恋のシーンでした。
その分そういう意味の「萌え~」な部分は少なかったかも・・・。
【コリン相葉さん】
相葉さんのことについていろいろ書いてみちゃいます(*^_^*)
*衣装
日記にも書いたけどなんといっても作業服萌え!!
半そでの腕や、ズボンイン!な長靴にも萌え!
あれ以上地味な衣装はないってくらい地味だったけど、
いつもの嵐の派手な衣装とのギャップがステキでした♪
*顔
今回ビジュは髪型含めサイッコー!でした。
舞台用のメイクも決まってた。
*声
花粉症の影響か、鼻声だった。
多少聞き取りにくいセリフあり。
*亮ちゃん?
ファーガスや囚人仲間に反抗する態度は
『ムコ殿』(懐かしいな)の亮ちゃんそのもの!
反抗期から、素直で優しい本当のコリンになっていくところは
思春期~青年期の男の子そのもの!
息子を思い出しました。
*喜怒哀楽
人間がもつすべての感情を表現しなければいけないお芝居でしたが
つたないながらもコリンの暗闇から光の部分まで
素直に表現できていたと思います。
泣きの演技もずいぶん上手になってた。
でもやっぱり喜と楽の部分が一番彼らしかった。
キラキラしてたもん^^
*たばこ
壁に寄り掛かってたばこを吸うシーンが私的には一番の萌えポイントでした。
小首をかしげて火をつける。
煙を吐きながらたばこをはさんだ手をふと下におろす。
少し煙たそうな顔・・・。
すべてに“男”を感じました。
相葉さんに男を感じることってあんまりないから新鮮!
彼女とのラブシーンより、この何気ないたばこシーンが好きでした。
*リーダーシップ
囚人仲間と最終的には分かり合えるんだけど
それまでにケンカあり、疑惑ありの紆余曲折・・。
でもコリンはみんなからの信頼を得、
リーダーとなり光をつかみます。
今まで嵐でもリーダーなんてなったことない相葉さんが
屈強の男たちを従える姿が凛凛しくてカッコいい!!(*゜∀゜*)
前舞台でも思ったけど、ケンカのシーンも手足が長いから
すごく様になるんだよね~
喧嘩上等!!(笑)
*グリーンフィンガー
こう呼ばれるコリンの指。
ガーデニングに適した指を持つ庭師の呼び名です。
そう呼ばれじっと自分の手を、指を愛おしげに見つめるコリンが美しかった。
*コリン
このコリンという青年の役は、たとえば他の誰かに・・・って考えても
相葉さんが一番似合うような気がしました。
嵐では断然相葉さんだ!!
暗い部分も、素直さも、本当はとっても優しいとこも
コリンのすべては相葉さんの中にあるものだと思います。
【カンパニーの方々】
*平幹二朗さん
まずはなんといっても平幹二朗さんでしょう!!
あの存在感!
軽い演技はとことん軽く、ちゃめっけさえ感じるのに
重厚なところは果てしなく重く、怖ささえ感じました。
この人に怒られたら絶対泣く!(笑)
でもこれだけの重鎮なのに、出しゃばらず相葉さんを常に立ててくださってました。
相葉さんとの二人芝居の場面では
ワタクシ泣きながら双眼鏡で二人の表情までしっかりと見届けました。
コリンの悲痛な告白をすべて受け止めるファーガス。
抱き合い、心を融合し合った二人の姿にはとても感動しました。
お芝居の最大の山場でした。
平さん、相葉さんをしっかり受け止めてくれてありがとうございました。
平さんあってのグリーンフィンガーズでした。
そして、平さんにこのお芝居のオファーを出したスタッフ、グッジョブ!!(・∀・)
*コリンの仲間たち
コリンと一緒にガーデニングにのめり込んでいく3人の囚人たち。
みなさん、素敵な方たちでした。
中でもなすびさんはキラッと光ってた!!
おちゃらけたとこも、ホリーを想う一途なとこも、悲しみに暮れるとこも
すごく心に残りました。
あんなにステキな演技ができる人だったんですね^^
“演技派”なすびにこれから注目!かも。
他にコリンの想い人プリムローズ役いとうあいこさんは
とってもすらっとした美しい女性!
タカラジェンヌのようでした。
プリムローズの母役の田島令子さんも、
おちゃめな演技でお芝居に柔らかさを添えてくれました。
男性が多いカンパニーで、舞台を見ているこちらにも楽しそうな雰囲気が伝わってきて
体育会系な男子校的な楽しいカンパニーだったんだろうなって思いました。
その雰囲気がお芝居にもよく表れていたと思います。
【カーテンコール】
相葉さんの舞台、3作目にして初のハッピーエンドなお芝居でした。
客席も役者さんも笑顔でスタンディングオベーション!
“MC”(?)もあって、コリンとその仲間たち4人で今日の反省会!(笑)
お芝居の途中で、ロウ役の山田さんがセリフを噛んで
(“固定客”が言えなかった^^;)
芝居が止まり、そのあとちょっとぐでぐでになっちゃったんです。
そのときの罪のなすり合いをしていました(笑)
なすびさんの本名(浜津さんといいます)を相葉さんがバラして
なすびさんに「言うなよっ!」って怒られたり
笑いの絶えないMCが、仲の良さを物語っていましたよ^^
最後の最後は、座長の相葉さんだけ舞台にでてきて挨拶。
割れんばかりの拍手の中、アイドルな投げキッスを残して幕が下りました。
【舞台グリーンフィンガーズを見終わって】
このグリーンフィンガーズという舞台、
私は一度きりの観劇でしたが、2度3度観たいと思うお芝居でした。
やっぱりコンサートとは違って、
全員がそれぞれ舞台のそこここで演技をしているのですから、
相葉さんだけ見てるとなにがなんだか・・・
ってことになっちゃいます。
でも今回は双眼鏡を使って、かなり相葉さんだけを追っかけてしまいました。
“コリン”として・・ではなく
“相葉雅紀”として観てた部分が大きいかも。
それだけコリンという青年が
等身大の相葉さんに近かったのかもしれません。
でもあと何回か観られればもっといろんな発見や
感動があったような気がします。
贅沢な悩みですけどね^^;
でもねっ!コリン相葉さんの笑顔は
本当にサイコーに素敵でした(´∀`*)
コンサートでのアイドルスマイルとは
ちょっと違う26歳の男の人の笑顔。
やっぱり彼には笑顔が似合います。
花みたいだった。
あの笑顔が見れただけで幸せです。
生きる希望が生まれるよ。
きっと絶対がんばれる。
3月という、花が咲き草木の若葉が芽吹くこの季節に
グリーンフィンガーズというお芝居が見れたことは本当に幸せでした。
日々の生活の中で目にするグリーンたちが
いつもとは違って愛おしく思えます。
日向ぼっこをする愛犬の
お日さまの匂いやあたたかさにも幸せを感じます。
グリーンフィンガーズという舞台は
そんな優しい気持ちに気付かせてくれる素敵な舞台でした。
いい舞台を観せてくれてありがとう!!
やさしい気持ちをありがとう!!
またいつか・・・。
byまみ
またまた長々と書いてしまいました^^;
読んでくださったみなさん、ありがとうございましたm(__)m
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