種差別・動物の権利(アニマルライツ)・動物の解放を考える

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南茶手 美井雁

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2010年03月18日
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歩知05さんからのコメントに回答いたします。

>私が、聞いたのは、自分の家の近くに鳥の巣となるような小屋を作り、
>そこに毎年鳥が飛来して、子孫を育み、巣立っていく、巣に残された
>羽毛を人間が拾い集め、選別、洗浄するというものでした。

そういう方法もあるのですね?それは知りませんでした。
アイダーダックダウンは天然の巣から採集されるそうですね?

・・・・・・・・ここから引用・・・・・・・・
KING OF DOWN
巣の中の卵を厳しい寒さから守る為自身の胸の羽をむしり取ったもので、


アイダーダックダウンとは・・・
アイダーダックはアイスランドを中心に北極圏周辺に生息する野鳥のカモで、
日本では「毛わた鴨」と訳されています。その羽毛は'KING OF DOWN'と称され、
最高級の評価がされています。アイダーダックの雌は自分の胸から
引き抜いたダウンを巣に敷き、4~6個の卵をそこに産み落とします。
卵は4週間くらいでかえり、メスは巣を離れます。卵を守るためにおかれた
ダウンは、その目的を達すると、風により吹き飛ばされます。
それがアイダーファーマーに集められ、アイダーダウンとなります。
その品質は手作業で細かくチェックされています。
【出典】
高級羽毛掛布団~アポロ~■キングサイズ希少価値の高いアイダーダウン使用立体キルト◆送料無...
・・・・・・・・引用ここまで・・・・・・・・



>安い大量生産の羽毛は、どうだか知りませんが、
>それこそ昔ながらの伝統に従って採取された羽毛は、
>人間と上手に共生していると思いますよ。

こういうダウンでしたら、人間と上手に共生しているといえるでしょう。
しかし、安い大量生産品はどうなのでしょう?


・・・・・・・・ここから引用・・・・・・・・
羽毛の質にもいろいろあって製品の価格に反映します。

>羽毛はそのほとんどが食用・卵用の副産物です。
>普通の羽毛ふとんは、食用副産物の羽毛を使って作られています。
>鳥もまだ若く3~6ヶ月くらいが多く、鳥を殺してから機械で羽毛(ダウン)を
>取るので羽毛は小さく・傷んでいるので、保温力に欠けます。
>逆に産地によっては卵・羽毛ふとん用に飼育している2~6年間
>飼育された親鳥(マザーグース)の羽毛だけで作られた、
>羽毛ふとんもあります。これは、ダウンボールが大きく
>保温性・放湿性に優れています。
>特に高級羽毛に入っているものは、生きたマザーグースから
>年4~5回、ダウンボールの大きい胸部の良質の羽毛だけを選んで、
>優しく採取(ライブハンドピクト)します。

優しく採取したとしても、自分のダウンを抜かれるとき、
鳥さん達ってどんな気持ちなのでしょうね?

あなたは髪の毛を優しく一本一本抜かれていったらどんな気持ちでしょうか?

なんと哀れな鳥たちでしょう。
抜かれる側の気持ちになってもらいたいところですね。
しかしそんなことは考えません。

「所詮動物なんだから。人間に利用されて本望なのだ」

これが種差別なのです。

他に、見つけた注目すべき文章を紹介します。
まずは飼育場によるもの。

>同じ国で飼育した水鳥でも餌を豊富に与えられ良い環境で育つほうが
>良い原料が採れます。例えばハンガリーでは200近くの水鳥農場が
>ありますが、どこの農場と提携しているかでかなり品質の違いがでてきます。

他の国でも水鳥農場がこんなにあるんですよ?

羽毛は主に海外から輸入
http://www.futonya.ne.jp/cgi-bin/futonya/siteup.cgi?category=4&page=5

次はフォアグラ用のグースをフォアグラだけではもったいないと、その羽毛まで利用する方法。

>世界の三大珍味として知られているフォアグラ(肥大肝臓)を
>得るために、ピレネー山脈の厳しい環境で長期間飼育している
>グースから採取した良質の羽毛。フォアグラを壊さないように、
>ひとつひとつ丁寧に手摘み(ハンドピック)した大変希少価値の
>高い良質の羽毛です。

肝臓を肥大させられた上に羽毛まで採取されてしまうのですね。

>《原産国について》

>羽毛ふとんに使われる原毛は100%輸入です。羽毛は天然素材なので、
>産出国によって品質や価格に差があります。
>また、同じ産地でも水鳥の種類や羽毛の採取時期によって質が異なり、
>一般には寒い地方の水鳥の方が豊かな羽毛を蓄えているので良質とされます。
>主な原産国 中国 台湾 ロシア ポーランド ハンガリー 
>ルーマニア ドイツ イングランド フランス カナダ etc.
>そして、あと重要なのが水鳥の飼育環境です。
>また、採った羽毛のダウンの選別作業の優劣、洗浄作業 の
>優劣により同じ表示でも品質の差異が必ず出てきます。
>当店の原料については羽毛の原料のこだわりをご覧下さい。

ダウンの摘み方。

>ダウンの摘み方にも種類があり、ハンドブラッキング
>(またはハンドピッキング)とマシーンピックがあります。
>ハンドピッキングは、その字のごとく、人間の手で摘み取ります。
>もちろん季節の変化を考えながら。
>もう一つはマシンピック。機械で摘み取ります。
>一体何が違うのかというと、マシーンピックは食用のダックなど
>一斉に毛を刈り取るので、ダウンに傷が入る場合があります。
>一方のハンドピッキングの場合、手で見ながら摘み取るので
>ダウンに傷がつきにくいです。

水鳥たちの苦しみの声が聞こえてきそうです。

「なんでこんな仕打ちうけなきゃならないの?」

「おねがい、むしりとらないで~」

「寒くて寒くて風邪引いちゃう」

何でわざわざ生き物の素材を使うのだろう?
現在の繊維技術なら、ダウンに匹敵する、あるいはそれ以上の
人工の保温素材はあるだろうに。

・・・・と思って調べてみました。
あった、あった、ありましたよ。それが

Primaloft(プリマロフト)。

知ってましたか?ぼくはしらなかった。初めて聞く。

>【プリマロフト】
>アメリカのミリタリー用に開発されたダウンに替わる中綿素材。
>ハイカウント糸で構成されているために、従来の合繊中綿に比べ
>非常に柔らかく、量高性がある上に、濡れても軽さ・柔らかさ・
>保温性が低下しにくい。

>≪特性≫
>(1)優れた耐水性:従来のダウンは水に濡れると水分を吸い込んで.
>保温効果、軽さに支障をきた
>したが、プリマロフトはその優れた技術で水分をよせつけない。
>(優れた技術:何百万のエアポケットが表面の水をはねかえす構造。
>もし中心部分に水が染み込んだとしても、特許を得た
>マイクロファイバーは水分を吸収することはない。)
>(2)やわらかさ:ダウンと同じ風合
>(3)保温効果:ダウンと同じ。雨の時はダウンよりも暖かい。
>(4)通気性:風を通さないが通気性が良い。ダウンよりも早く乾く。

>≪エピソード≫
>プリマロフトは髪の毛の10分の1、くもの巣よりも細い繊維。
>4.5kmで1グラム。
>貿易ショーでの実演で、目を閉じたお客様に4インチ四方の
>プリマロフトを手の上に置かれても気付かなかったほど軽量。

ほらね?これからはダウンなんか必要ないよね?




【出典】
ダウンについての情報はどこで手に入れられるでしょうか?【誰か教えて!(14)】
http://plaza.rakuten.co.jp/healthycyuunen/diary/200602040001/
・・・・・・・・引用ここまで・・・・・・・・

この↓サイトへもぜひ行ってみて下さいね?
#62 ウールやシルクやダウンのどこがいけないんですか?
http://www.geocities.co.jp/AnimalPark/2935/faq/faq62.html

【お奨め文献】

動物の権利


死体の晩餐


動物の命は人間より軽いのか





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Last updated  2010年03月18日 19時16分56秒
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