月の迷宮

月の迷宮

だからお願い。


修学旅行の後だったに違いない。

実家が神社、それも名の有る神社だった上に「魔眼」という特殊能力。
彼女は将来を約束されているようなものだった。
ただそれは重圧をカノジョニノコシタ。

彼も同様。
天才魔法使い、ナギ・スプリングフィールドの血を受け継ぎしもの。
わずか十歳の彼に期待する大人たち。
彼は孤独を知っている上に人の暖かさを知りすぎている。
故に彼は努力を続けた。
「先生」として、「魔法使い」として。


修学旅行、ネギは石化しかけた。
彼女はその事を知らなかった、
現場に居合わせることが出来なかったから…。


何とか難を逃れたものの、彼女と彼に重圧は尚も圧し掛かりつづけた。

ネギには「良き先生」であることを要求し、
龍宮には「龍宮神社の後継者」としての能力を。


そんな彼らが惹かれあったのは必然だったのかもしれない…。
よく考えれば犯罪だが…。まぁ、十歳の少年に職業倫理などを追求するのは無粋と言うものだろう。


ネギは人気がある。生徒に。
休日となれば部屋いっぱいに生徒が押しかけるのも日常的な物である。

が、龍宮にしてはそれは嫉妬を抱かずにはいられないものだった。
「ネギは皆の「センセイ」。
しかし私はそのセンセイに恋心を抱く不届き者か…。」

嫉妬心を彼女は心に秘め、一週間をスタートさせた。


一方その頃ネギは…生徒の色仕掛け?に動揺し、目が回っていたりする。


心の乱れは体にすぐ出る。
はじめて体感する嫉妬心の前で、彼女はただただ煩悶するだけだった。

「彼」に会うと、心が休まる。
「彼」が違う女子と笑っていると心が苦しい。
初めて体験するこの症状は、「恋」
神に仕えるものとしてはあってはいけない「恋」
しかしこの心を押さえきることは出来ない。
MyHeartCan'tStop!!!


「龍宮さん、大丈夫ですか?」
いきなりネギに声をかけられ、動揺する龍宮。
「顔が赤いですよ?熱測りますね?」
いきなり顔を(額を)くっつけるネギ。
「~~~~~~~!!」
龍宮はネギから逃げ、早退してまで逃げた…。
その一心は「恥ずかしい!」

そして龍宮は、何処までも深い自分の愛を知ってしまった。

その夜、ってか深夜。
多分十二時を少し越えたところなのだろう。
龍宮は寝ることが出来なかった。


そして、深夜には相応しくないドアのノックの音。
コンコン…コンコン…
「龍宮さん、寝ていますか?」
慌ててドアを開ける龍宮。
「どうした、センセイ?」

いつもより冷たい声。そうしなければ私の心は止めることは出来なくなるから
            先生を苦しめたくは無いから
       だけど、
  コノムネノオクノイタミハナニ?

「いや、あの…その…すいませんでした~~!」

逃げ帰るネギ。空を舞っていた彼の暖かい心の雫。
しかし彼女は拒絶した。

その次の日…。
ネギ、龍宮両人はぐったりした様子で現れ、集中力も無く。
失敗ばかりしていた。周りはネギばかりを心配し、龍宮を気にかけるものはいなかった………。


しかしそんなことよりも、龍宮は「ネギ」ではなく、その周りの女子に憎悪を向けていた。



またその日の深夜……。

ネギの部屋をノックする音。
木乃香がドアを開けると、そこには珍しい客人。
龍宮「入っていいか?」
木乃香「えーよー。どうぞ。」
龍宮「センセイはいるか?」

ネギは今エヴァと修行中。そう伝えると、彼女は待たせてもらっていいかという質問をした。答えはOK。

その数分後、彼は帰ってきた。
大分疲れた様子だが、違うところ(吸血)で吸い取られたのかもしれないが…。


ただいまです~、とくたびれた様子で言う彼。
そこですかさず、龍宮はネギの手を引き何処ぞへと連れ去った…。



ネギは、どうしましたか?といつもの優しい顔で問うて見るが、
彼女は答えを返さない。

「センセイ…いやネギ…。話したいことがあるが、いいか?」
連れ去ってから数分後。やっと重い口を開き出した第一声がこれだった。

「?なんですか?いいですよ。」
また若干の沈黙。
そして…
「ネギ、私はお前が好きだ。」
いきなりの告白。
「……えェェェェェェ~!!!?僕ですか?」
うなずく龍宮。浅黒い肌に赤みがます。

「僕も龍宮さんの事好きですよ…。僕の…パートナーになってもらえますか?」

皮肉か運命か。彼らがいる場所。そこは、

恋人たちを優しく見守る場所、世界樹の広場だった。


そして彼らは、
学園公認のバカップル(死語)になった。

目が合えばキスをし、
昼食の時間は龍宮お手製の弁当を、龍宮が食べさせているし。
授業中はそれなりに押さえるものの。目はいつも離さない。
熱い目線、とはこのことを言うのだろう。
あ~、作者も書く気一気にうせたわ(爆

そして、数年後。
ネギは立派な魔法教師になり、(18歳:結婚可能)ナギに勝るとも劣らない魔力、美貌を手に入れた。
龍宮は立派に神主となり、恋を成就させた。どうやら「魔眼」は契りを交わしても^^;(18禁)無効化はされないようだ。

そして、真紅のバージン・ロードを歩む二人。
客席には元3‐Aの生徒全員、教師一同が参列した。


そして二人は口付けを交わす。

二人の未来には、困難よりも、今は、祝福の鐘が、
未来を照らしていた。




後書きと言う名の言い訳:

ネギま!の中で一番好きな女子が龍宮真名なんです。
色黒くてもイイしw
何より巫女さんですよ!?
萌えますよね(蹴

きっと彼女はクールそうに見えて意外と可愛い一面があるはず!
と妄想した上で書きました。
パラレルと思って頂ければ。


ッつー事で、初のネギま!小説でした~^^

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