只今思案中

只今思案中

ばあやのXマスプレゼント



ち:ばあや、ぼく(リュウ)のところにもサンタさん来てくれるかな?
  ぼくはお兄ちゃまがお元気になるお薬をお願いしたんだけれど・・・


す:ぼっちゃま!(ひしっ)
  来ますとも。リュウぼっちゃまにも、お兄様にも、サンタさんが来るように、
  ばあやもお祈りしておきますね。

  ……でもね、ぼっちゃま。
  カマキリの卵がお部屋にあると、サンタさんは怖くて入れないかもしれませんよ。
  お庭に出しておきましょうね。

ち:リュウぼっちゃまの今年のおねだりはお薬ですか。
  ご自分のためのおもちゃなどをおねだりなさらずに、
  マコトぼっちゃまのお体を心配なさって・・・(うるっ)
  お二人のためにばあやが秘伝の薬草を取ってまいりましょうね。

  小雪ちらつく中、ばあやは薬草を求めて裏山に入っていったのでした・・・
                                (つづく)

「ばあやカフェ」の醍醐味は妄想の横取りに有り!!
上記妄想も、ちはるばあやの妄想にからむすぎなばあや。
そこに妄想を続けるちはるばあや・・・


ちらちらと舞っていた雪が午後になって急に吹雪に・・・
お二人のぼっちゃま方は姿が見えないばあやのことが気にかかり
お屋敷のものに次々と聞いてまわりますが誰もばあやの行方を知りません。

吹雪の中、田畑を見回っていた下男のマサオが体についた雪を払いながら入ってきた。

マサオ「これはかなり積もりそうですよ、ぼっちゃんがた。
    リュウぼっちゃま、明日は天気がよくなったらかんじきスキーができそうですよ。
    マコトぼっちゃま、お布団に戻られないとお身体が冷たいじゃないですか」
マコト「ねえ、マサオさん。ばあやはどこかにお出かけしたの?知らない?」
マサオ「えっ?ばあやさんまだ戻らないですか?
    マコトぼっちゃまのご病気が良くなるお薬を作るんだって
    薬草を取りに裏山に行くって・・・言ってたんだが
    てっきり、もう戻ってると・・・大変だ、遭難したんじゃないか・・・」
リュウ「おにいちゃまのお薬・・・僕がサンタさんにお願いしたお薬をばあやが・・・」
マサオ「リュウぼっちゃま、ねえやを呼んで何かばあやさんの持ち物を。
    マコトぼっちゃまはご心配はわかりますが、お部屋に戻って
    お布団にお入りになってください。
    ばあやさんは坊ちゃまのお体を案じて薬草を取りに出かけたのに
    もし肺炎にでもなられたら・・・ばあやさんが悲しみますよ」
マコト「マサオさん、ばあやは大丈夫だよね・・・
    どこかに避難してるよね・・・」
マサオ「マコトぼっちゃん、シロをお借りしますよ。
    シロにばあやさんのにおいを覚えてもらって、ばあやさんの足取りを追いかけます。
    必ず無事つれて帰りますから、ぼっちゃんは暖かくして待ってらしてください」
リュウ「マサオさん、これ・・・ばあやの肩掛け・・・」

マサオはシロを伴い吹雪の中、裏山へ。

すぎなの一言(おぼっちゃまになりきって)
「サンタさん、プレゼントなんていらないから、ばあやを帰してください!」うるうる

吹雪の夜、裏山から戻らないばあやの運命は・・・
下男なのに気品ある面持ち、言葉遣いのマサオ・・・彼には出生の秘密が。   (つづく)




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