三つ子のお姫様

三つ子のお姫様

妊娠後期



【28週】



三つ子の場合早産になってしまうので
入院して点滴と安静で少しでも出産が遅くなるようにするそうです。
個人差はあるそうですが私の入院した病院で
前回三つ子を出産した人は15週くらいからずっと
入院していたそうなので上には上がいるものです。
入院してみると初めて分かったのですが、長期入院している人の多いこと・・
双子のママはもちろん1人妊娠のママもたくさんいました。
はじめのうちは大部屋で、そんな長期入院の切迫早産仲間の妊婦さんたちと、仲良くがんばりました。
周りの妊婦さんたちは私のお腹の大きさにびっくりしてましたが
まだ妊娠線もなくて張りも少なかったです。
ただ病院の食事は減塩食だったのとお腹が苦しいのとで
ほとんど食事が摂れなくなってきていました。
でもすごくお腹がすくので毎日高いテレビカードを使って
テレビの料理番組ばっかりみていました。
退院したら食べに行きたいお店もメモしたりして・・・今考えるとおかしいのですが。

子宮底長 35cm  腹囲 91.5cm 




【30週】



ここまで何とか順調に経過していたのが突然40℃の発熱をしてしまいました。
原因は分からなかったのですが、私は敗血症にかかっていたそうです。
これは本当に苦しかったです。そして何より不安でいっぱいでした。
熱にうなされながら一生懸命子供たちに話しかけていました。
「がんばろうね。がんばろうね。」と・・・
熱が上がるとお腹がどんどん張ってきてそのたびに子宮のモニターをとりました。
このまま破水でもしたらと思うと涙がでてきました。
抗生物質の点滴をして、張り止めもどんどん量を増やして何とかおちついたようです。
この時は旦那さんも大変心配して、とにかくトイレまで歩くのも良くないだろうからと個室に移してもらいました。
あとはただただ祈るばかり・・・「みんながんばってね。げんきでね。」と

子宮底長 35cm  腹囲 90.5cm 




【32週】



医師から34週で帝王切開しましょうとお話がありました。
34週までいっていれば子供たちは自力で呼吸もできるでしょうから・・と
本当はもっと36週くらいまでがんばりたかったのですが私の身体も限界に近づいていたそうです。
思えばこの時張り止めの点滴はとても強い薬だったし、量もMAXに近かったし、肝臓も疲れている様子とのことでした。
私自身確かにほっとする気持ちもありました。
「ママはがんばったよ。後はみんなもがんばるんだよ。」そんな感じでした。



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