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2006年06月20日
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カテゴリ: カテゴリ未分類


嫌韓流        山野車輪     普遊舎           



韓国という難しい国に関しては「まあ、何しろ激し易い人たちだし、訳の分からないことを言い出すことがあるから、親韓にしろ嫌韓にしろあの人たちのことは余り触らないでいた方が良いだろう」というのが一般の日本人の反応ではなかっただろうか。

そんなこともあって、教科書問題だ、賠償問題だ、竹島がどうだと韓国側が幾ら息巻いても、「彼らと論争しても、直ぐ感情的になるから、まあ、止めておいた方が無難」とどちらかというと「触らぬ神にたたりなし」といった態度を取るのが日本人一般の考え方だった。

どうも、そういう積もり積もった韓国に対する日本人の事勿れ主義のツケが抜きさしならぬところまで来てしまったような気がしないではない。

そんな中、ヨン様ブームとやらがきっかけになったのだろうが、突然韓国大好きというおばさまたちが出現し、キャーアキャーアさわぎはじめたと思っていたら、何を血迷ったのかこのおばさんやお姉ちゃんたちは「韓国があそこまで言うのだから、竹島は韓国にあげたら!」などと言い出す始末でこうなると、このヨン様ファンたちをほおっておいてよいものだろうかという反発も起き始めているようだ。

それが良いことなのか悪いことなのかは別にして、そんなこんなで、一頃に比べると、「韓国の言っていることはちょっとおかしいぞ」と声を出して言い出す日本人が増えてきたようだ。

そう言った声の中には、「ワールドカップサッカーは日韓共催だということで、日本は韓国チームを随分応援したが、韓国では日本が負けた時に大歓声が起きたなぁ~」とか、「剣道も柔道も寿司も茶道そして、折り紙までも元々は韓国がオリジナルであって日本はそれを真似したなどと、韓国人が世界中で言いふらしているが、随分といい加減なことを言うじゃないかーーーー」というものがあり、これにはかなりの同調者が出てきているのは、まあ致し方なかろう。



韓国バッシングのアジ本的なところがあるのではないかと思ってみたのだが、「韓国のここがオカシイ」と主張する日本人の男女がスマートに描かれ、日本に対するいわば「言いがかり」をつける韓国側や、その韓国の反日に同調し、いや寧ろ反日を韓国にけしかけているプロ市民といわれる反日日本人が醜く描かれているところは公正さを欠くようでいただけないが、それ以外の論点については、本書の提起している多くの問題点は至極まっとうなものであり、しっかりとした事実に基づいている上に、誇張もほとんどないと言えよう。

日韓平和条約締結の経緯についての文書が公開されたが、日本の韓国に対する戦後処理は、「謝罪も補償も完全かつ恒久的に解決された」と明記されている(韓国政府が署名している)。しかし、今、韓国は大統領を先頭にしてそんな国際的な条約など無かったかのごとく日本に謝罪と補償を求めつづけている。竹島の領有問題も一貫して国際司法裁判所の調停に委ねようではないかと提案する日本に対して、韓国は司法裁判所での敗訴が確実と見ているのか、かたくなにそれを拒んでいる。

こんなことが次々と積み重ねられているのだから、「やっぱり、韓国って、何かヘンだ」という日本人の嫌韓気分が段々膨らんでしまうのは致し方ないのかもしれない。

尚、本書は発行以来、何週連続かで書店でのベストセラーのトップを続けている。しかし、本書が全国紙や主要なマスコミの書評などで取り上げられることはない。

そういう意味では、「嫌韓」はまだまだ日本のマスコミ内ではタブーでありつづけているようだ。すなわち、自由な言論がもっとも失われているのは日本のマスコミということなのかもしれない。

(05年9月発行)





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最終更新日  2006年06月20日 22時26分48秒 コメントを書く


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