☆なつ❤あきがいた日常・ななの一人っ子な日常☆

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2005年9月1日


小春~居眠り


朝一で病院へ行って、午前中一杯点滴をしてもらう。

でもでも、もう、目を開けて私を見てくれることも出来ず
自力で起き上がることも出来ず。
私のエゴで生かされているような、
そんな状態。
だけど、生きている命。
頑張っている命を、どうしても手放せなくて。


帰り際。
「治療を続けたいというなら、続けるけど
 でも、今の状態が続くようだったら
 小春をラクにさせてあげるのも、一つの手だよ」
それって、安楽死、って事よね。
頭では、理解できるけど心ではどうしても受け入れられなくて。
「どういう方法を選ぶにしても、ぼくは、お手伝いさせてもらいますから・・・」





夕方になっても目を開けることはなく
あんなに食いしん坊だったのに
ご飯にも反応しないし。
ただ、心臓だけが動いている状態。
点滴が効いているのか、苦しそうな表情は一切なく。

22:40  大きなあくびを2つ。
     まるで、おやすみなさい。とでも言うように
    永遠の眠りについてしまいました。





可愛くて可愛くて。
「小春~」
呼ぶと、よちよち歩きながらも大急ぎで
駆け寄ってきていたのに。
眠る時は、いつの間にか寄り添って眠っていたのに。



もう、どんなに呼んでも姿は見えません。
泣き声も聞こえません。




眠い~小春




病院からの別れ際。

「先生、また明日ね!!明日もよろしくね」
「いつでも連れて来て。そのための病院だからね」

って、言葉を交わしたのに。
実現できなかったね。











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