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July 16, 2010
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カテゴリ: なっとの本棚
Q人生って? /よしもとばなな
私は若者が嫌いだ! /香山リカ


人生って

最近は自分のブログの更新だけで手一杯なのですが
以前は、ばななさんのオフィシャルサイトを
よく覗きにいっていました。

「こだわり」と「ゆるさ」のバランスが絶妙な
ばななさんの日常が記された日記もさることながら
読者からの質問やお悩み相談への回答がいい味出してるんです

この本は、これまで受けてきた沢山の「一個人」の質問の中から

一般論を書いても意味がないと、真正面から本音で語っています。
女子なら、一つは「お。これは」というテーマがあると思いますよ。

まず惹かれたのが最初の「優しさ」についての項
ちょっと長いですが、抜粋してみました。



 ついてないことが起きたときは、
 あからさまに言うのがルールだし、優しさとされていました。
 家業が傾いている人には、
 「お、借金の帝王が来たぞ!」と声をかけたり、
 奥さんが亡くなって再婚した人には
 「若い嫁さんもらって肌つやもいいな!」っていう具合に。
 そしてもちろんその人にこっそり仕事を回したりもするし、
 新しい奥さんがなじみにくくて気まずくても
 一気に場に溶け込みやすくしたり・・・
 はげましたり、なぐさめたりする気持ちも
 奥底にいっしょにこめるわけです。
 下町を一歩出たら、これがとんでもないことだったと知りましたが、
 あとの祭りでした。(下町にふさわしい比喩だ。)
 私は下町気質が直らず、
 いろんな人に泣かれ、怒られ、 絶交されて、
 それでもそのタイプの優しさが
 どこかにあるこの感じは直らないのです。



自分もどちらかというと、「そっとしておく優しさ」より
「ストレートに構う優しさ」の方が性に合っているのだけど

やはりばななさんと同じように、これで人を傷つけたこともあり

今まで「無神経なんだなあ、私」と、こういう部分は封印して
人と距離を置いてきました。

自分の「毒」を面白がってくれそうな友人には



自分が心から相手を思ってすることが「優しさ」であり
それが相手の考える「優しさ」と食い違っていても、致し方ない。

もし自分の考える「優しさ」とは違うことをされても
相手がどう思ってそういう対応をしたのか
思いをめぐらせる想像力があるといい。




こうきっぱり言い切れる潔さ。
相手を心から思うって、とてつもないパワーがいるよね。
なんとなくの無難な優しさでやり過ごしてきた身には、
ずしんときました。

前書きで紹介されていて、
ばななさんがこの本を書くきっかけのひとつとなった
「叶恭子さんが思春期の人に向けて書いた本」というのも
結構気になる。
この本のことかな?
叶恭子の知のジュエリー12カ月



私は若者が嫌いだ!

自分が若者だなんて思っちゃいないが
コミュニケーション能力不足で根性無しな自分も
当てはまるのかなあ~、なんて思いながら読み始めましたが

え~、こんな感じなの、「最近の若者」っていうのは!?

想像の範疇を超えていました。

精神科医の香山さんが接する若者たちだから
極端な例が挙げられている可能性も否めないけれど

恵まれた環境で育ったがゆえに、打たれ弱いエリート層。

自分の能力不足に危機感がなく、
社会から冷たい待遇をうけても仕方ないとあきらめ
でも、自分より弱い者には厳しい下流層。

そして「普通」の若者は
ごく身近な人間関係で空気を読むことにパワーを使い
見ず知らずの他人や外の世界のことには関心を持てない、想像できない。

そんな「若者像」が浮かび上がってきました。

もちろん、そんなこととは無縁な
ステキな若者が沢山いることは百も承知ですよん

自分が「団塊ジュニア」と括られ、
大人たちにミソクソにけなされてきた世代なので
「ゆとり教育世代」とひと括りにして語ることには抵抗あるのですが

この世代の人たちが彼らのよさを発揮するには
この本で述べられているような
精神的な脆さを克服していかないといけないのだろうな。


そしてこの傾向は、たまたまこの世代で目立ってしまったけれど
もっと前から存在していたことで

自分自身の問題でもあり、
今育てている子供たちの問題でもある。

そのことを肝に銘じておこうと思います。






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Last updated  July 26, 2010 01:33:38 PM
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Re:今週の通勤読書(07/16)  
OZchan  さん
私も、東京の下町育てです^m^
小1から、千葉の新興住宅地に住みました。
結婚してからは、社宅暮らしが16年(^^ゞ

ばななさんのことば、すごくわかる!気がする。


私は、香山さんの言う、リカチャン世代ですが、
リカチャン遊びが、こっぱずかしくって、できなかった人です(^^ゞ
香山さんの最近の本を読んでいなかったので、ばななさんといい、
読んでみたくなりましたが、
夏休みに入って、まったく、本が読めなくなったので
(毎日、子どもたちとかくれんぼに、逃走中に、TVゲームに…)
秋になってからですね(~_~;) (July 28, 2010 07:34:54 PM)

Re[1]:今週の通勤読書(07/16)  
なっと♪  さん
OZchanさん

>私も、東京の下町育てです^m^
おお、ちゃきちゃきの江戸っ子ですね^^

>私は、香山さんの言う、リカチャン世代ですが、
>リカチャン遊びが、こっぱずかしくって、できなかった人です(^^ゞ
うふふ、そうですか。
確かに女の子の人形遊びは、リアルに日常が反映されて
こっぱずかしいかもしれないですねえ。
私は同じ社宅の女の子と、結構大きくなるまで
リカちゃん人形で遊びましたよ。
持っていたのは「いずみちゃん」でしたが。
昔から主役を目指さないタイプだったんでしょうね(笑)

香山さんの本は
「カヤマー・カツマー」論争が起きたあたりの本も
これから読んでみたいです。
勝間さんも香山さんも、
自分からみれば雲の上のお人なので
論争自体は「まあ、どっちでも・・・」ですけど。 (July 30, 2010 01:04:14 PM)

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