with sincerity ☆″    ~ももっちの natural field  ~

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KNAVEにて(1017) vol.2


 ここで、少し顔に笑みを浮かべた島田さんの登場。
さっそく3人での音調整が始まる。
 春本氏 「Gは? Dは?」
ピアノの音が、ギターチューニングを助けるようになり響く。

 春本氏 「今から演る曲は、♪autumn song といって、僕の子供のために あっちゃん(島田
      さん)がかいてくれたものです。 …それでは、聴いてください。」

『ま、ゆっくりいくわ。』
と、アイコンタクトをしながら、ほんとにゆっくりと始まった。
秋の夕日のように、やわらかなオレンジ色の照明が3人を包み込む。
子猫がコロコロと遊んでいるような、可愛くて ほんのりとやさしい曲。

そして、次も島田氏作曲の ♪ 椰
この曲は、ピアノとギターのデュオだったが、
なんとも涼し気な、いや違う、何といえばいいのだろう…。
私の頭に浮かんだものは、樹々のささやき、もひとつ言えば、葉と葉の重なり合う音
映画で『グリーンデスティニー(米・中合作)』というのがあるが、その中の
竹林での名手と盗人との剣さばきのシーンを想像した。

 春本氏 「実は、僕 もう一人子供がおります。」

ということで、島田さんがもう一人の姪に捧げた曲ということで、これもまた彼女の生まれた季節を
タイトルにした ♪spring song 

この曲のあいだ、ステージは明るい春の日差しのように照らされていた。
2拍子だろうか…。テンポは早い。
なんだか新しい何かを求めてみたくなるような、そんな春の爽やかな風の香りがする一曲だ。

ここから、ヴォーカルとパーカッションメンバーが加わった。
まるで、さっきまでそこのカウンターでお酒を飲んでた客のようなオトコ
そして、アラビアンナイトに出てくるお姫様のような、きゃしゃな女の子の登場に少し違和感があったのは
私だけだろうか…。

5人の足場となったステージは、とても狭く感じられたが、
そんなことに気をとられているまもなく、再び私を驚愕させた。

♪ アラバマソング (クルト・ワイル)

 この曲は、クルトワイルのカバー曲ではあるが、
とにかくパワフルなドラムに、これはSHOUT(叫び)??
詞はENGLISH??  何語!?
私は、目をぱちくり 口はあんぐりと驚くほかなかった…。
島田さんの言う『ミナミの帝王』とは、このことだったのか、と妙に納得。
そうそう、当の島田さんは、ミニアコーディオンで遊んでいたっけ…。

 久森氏 「酔っ払いの歌を…。 ♪ 愚か者のブルース」

さきほどとは、全く感じの違うせつないピアノのイントロから始まった。

 「あ~ この島田ピアノがすきなのよね…。」

思わず、そうつぶやいた。

 私が見ていた島田さんは、山根康広のバラードをとてもやさしく色付けてくれる人。
そのイメージを持っていたから、前回のJAZZには、あまりのかっこよさに感激し
様々な活動をされてることを知り、今回のLIVEへと足を運ぶことになったのだが、
大ホールで黄色い歓声の中で演るコンサートと違って、こういう「カクテルを片手に…」という
ハコでは、随分とリラックスムードで、おちゃめな一面が見れた。

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