マスオさんの休日



今日はマスオの楽しみにしてしる月に一度のお小遣いの日だ。
マスオはサザエに背を向け、受け取った封筒を確認する。

マスオ「サザエこそ、いつもありがとう。」

マスオ ‘ちっ!これだけかよ’※心の声
マスオは軽く舌打ちする。

結婚サギ遂行中とはいえ、ちょっとつらい金額だ。
心なしか段々少なくなってる気もする。

‘しょうがない、波平の盆栽を一つ拝借することにしよう’
不思議な事に、波平の盆栽はなぜか高く売れる。
オレは盆栽のことなんて全く分からないけど、きっとよくできてるんだよな。
(マスオさんは盆栽の中に隠し金庫のカギが入っていることを知らない。
楽闇オークションの会員の間では、マスオさんの出す盆栽は一目置かれているのだ。)

マスオは手早く身支度をし、携帯のメールを確認した。
少し笑みがこぼれる。

マスオ「ちょっと出かけてくるよ。」

サザエ「どこにいくの?」

マスオ「ノリスケ君の所だよ。」

サザエ「あら、最近よく行くのねー。」

マスオ「そうかなー。借りたい本があるんだ。」

サザエ「そう。じゃあタラちゃん連れてってもらえる?イクラちゃんに会いたがってるから。」

こうしてマスオさんはタラちゃんを連れて出かけるのだった。
足取りは軽い。

‘ピンポーン’
タイコ「はーい。」
タイコの弾んだ声が聞こえる。

マスオ「やあ。久しぶり。」

タイコ「久しぶりって昨日も来たじゃない。」
やっと連れてきたタラちゃんに気付く。

タラオ「コンニチハ、タラチャンデス。」

イクラ「ハーイ、チャン〇×∵」

タラちゃんとイクラちゃんは奥の部屋に消える。


マスオ「ノリスケ君は?」

タイコ「さっきメールしたじゃない。今日も仕事よ。」

マスオ「日曜日なのに、ノリスケ君も大変だね。」

タイコ「本当は嬉しいくせに・・・。」

そしてタラちゃんとイクラちゃんが遊びつかれてお昼寝した頃、
マスオさんとタイコさんの甘い休日は始まるのだった。


マスオ「ただいまー。」

サザエ「あら、ずいぶん遅かったのね。」

マスオ「あぁ、タラちゃんがよくお昼寝したからね。途中で起こすのもかわいそうだろ。」

サザエ「あなたって優しいのね。」

マスオ「そんなことないよー。」

サザエ「タラちゃん楽しかった?」

タラオ「タイコタイコタイコタイコタイコタイコタイコタイコタイコ♂♀・・・」

突如タラちゃんがオーバーヒートした。
タイコ・・・と狂ったように無表情に繰り返す。

‘浮気中はタラちゃんはぐっすり眠ってたはずなのに、おかしいなー。
聞こえてたのだろうか??これはヤバイ’
焦るマスオ。

マスオ「おい。タラちゃんどうしたんだい。」
冷静を装っているが、額から冷や汗がたれる。
ここでバレたら、今までの苦労が水の泡だ。
せめてここの土地の権利書でも、手に入れておくんだったなぁ。

サザエ「タラちゃん、ちょっと疲れたのよねー。こっちへいらっしゃい。」

サザエはタラちゃんを自室に連れていく。
マスオは落ち着かない。変なこと喋らなければいいなぁー。

サザエさんは自室に着くと、手早くタラちゃんの背中を開けて、花瓶の水をかける。

サザエ‘やっぱり特売品だから、壊れやすいのかしら?
ボーナスが入ったら、●●電気で新しいの買おう’

マスオさんの生命保険が手に入るまでは、何が何でもタラちゃんが{メカ}だなんてバレないようにしなくちゃ。
決意も新たにするサザエだった。









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