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2015.02.08

ルパン三世トワイライト☆ジェミニの秘密〜自由気ままに映画日記

テーマ：最近観た映画。(40161)

カテゴリ：映画(る)

アニメ

監督
杉井ギサブロー
Voice
栗田貫一
小林清志
井上真樹夫
増山江威子

久川綾

ストーリー
「ベイビィ、これがトワイライトと呼ばれるダイヤだ...」
ルパンは今、ヨーロッパシンジケートのドン、ドルーネの元に居た。
寝たきりになってしまった今でも、裏社会の出来事の半分は彼に繋がっていると言われる男だが、そんな男がルパンに託したダイヤは変則的なカットを施されたピンク・ダイヤだった。
このダイヤはモロッコのとある民族の隠し財宝の鍵になっているという。
早速モロッコへと向かうルパン。
道中では謎の特殊暗殺部隊に襲われるが、ルパンを追って来た銭形と共にこれを撃退する。
モロッコではかつてのイギリス占領政策を背景に街の実権を握るイゴ族と、奪われた民主自治の復活を求めるゲルト族が対立していた。
100年以上の長きにわたってゲルト族に受け継がれてきた、民族の悲願が息づく街角でルパンの前に現れたのは、地道に抵抗運動を続けるゲルト族の少女ララだった...。

モンキー・パンチ原作の「ルパン三世」TVスペシャル映画版第8弾。

さらに作中で栗田貫一演じるルパンが古畑任三郎や志村けんのものまねをするなど「栗田貫一のルパン三世」といった特徴を押し出した作りになっていて、この作品以降にそういった傾向は見られない為にとても珍しい作品となっている。
また前作まではラストシーンの静止画をバックに、曲のみを流すエンディングだったが、本作はエンディング中に本編が挿入され、さらに初めてエンディング後のエピローグシーンが存在する。
この作品以降の作品からは、本作のような形式のエンディングやエピローグのある作品も見られる様になった。
なお、エンディングではララが踊っている。

my評価8点(10点満点中)

毎度の事ながら「夢やロマンや歴史のある宝」が良い！と言っていますが、今回のお宝もとっても素敵だったと思います。

そして何よりヒロインが良い！！
ルパンシリーズのブログに入ってから、過去の作品を思い返してますが、皆それぞれ良かったとは思います。
しかしパッパッと頭に浮かぶヒロインというのは何人かしか居ません。
その中の一人がこの作品のララです。

面白いのは、彼女は特別可愛い雰囲気で描かれているわけではなく、特別美人として描かれているわけでもないのに、すっごく可愛くていい女な事です。

作中にもそーゆー描写があったんですが、ララは周りに「未来に向かって歩いて行く希望」の様な存在として写っています。
それを象徴するかの様にララ自身も、民族間の争いを無くして明るい未来を築いていきたいと願い、その思いを真っ直ぐな眼差しで広大な砂漠を見つめながら語ります。
その横顔が実に美しく、ルパンがララの横顔をチラチラ見るといった具合です。
ルパンは女ったらしですし、美人も周りに大勢居るでしょうが、なかなかこーゆー本質的に美しい女性に会えることってありません。
この時のルパンはいつもと違い「下心」でなくララを見ていた。
だからこそ、まるで子供の様にただ黙ってチラチラ見ていたのだと思います。

またおっぱいがバッチリ出ていて、近年には見られない作品です。
同性でも羨ましい限りの良いおっぱいです。笑

敵役については一度試しているオカマがインパクトの面で当たりだったのか？
またオカマです。笑
そして二度目はそこまでのインパクトではないと思います。笑
ですが、五右衛門が宗派を裏切った者として
貞千代を追っているのに対し、貞千代はあまりそんな事を気にしていない様子です。
「しつこいわねぇ」「バカ」などと毎回、五右衛門に言っていて、その辺のやり取りと言い回しが、悪いはずの貞千代に好感を抱けるポイントになっています。
面白いと思います。

そんな感じで銭形と行動するブルトカリー巡査なども、意外としっかり書き込まれていて、今作の脇役達はみんな好感が持てます。
オープニングとエンディングにしか登場しないドルーネですらそうです。
ルパンを「ベイビィ」と呼ぶドルーネが、「ルパン」と名を呼ぶシーンはグッと来ます。
映画としてもオープニングとエンディングに同じ物を出しながらも違うというのは作品がピッとしまって良いです。

また歌も良いです。
「遥かな風」もとっても素敵です。
そしてエンディングでもララが踊っている「月と太陽のめぐり」は本当良い曲です！！

ルパン三世シリーズの中でも1、2を争うくらい好きな作品です。
オススメです。