ナ チ ュ ー ル

ナ チ ュ ー ル

ファラディ, マイケル



マイケル・ファラディ (イギリス1791~1867年) 
イギリスの化学者、物理学者で、ファラディの法則や電磁誘導を発見した電磁気学の創始者の一人。静電容量の単位(F;farad ファラッド)は彼の名前にちなんだもの。

15才で、製本屋兼書店で働き始め、彼の興味を引いた本は、自分が製本を担当していた「エンサイクロペディア・ブリタニカ」であった。ファラディの最初の独学で学んだ化学の教科書は、マーセット夫人の『化学談義』とトムソンの『化学の体系』であった。1813年デービーの助手となり、王立研究所に採用される。塩素の液化(1823年)、師ハンフリー・デービーが1810年に発見した塩素の包接水和物の構成を特定し、Cl2・8H2Oとした。( 後にポーリングは、6Cl2・46H2Oと特定したことからも、いかに正確な実験だったかが伺い知れる。)   金コロイド(1857年)を発見。量子サイズの現象の最初の観察報告。

この当時の電磁気の歴史の中にファラディの残した足跡は大きい。
1799年 ボルタは異なる金属と金属の間に発生する電気を発見してボルタ電池を発明する。
1820年 エルステッドは電流の磁気作用を発見。
デンマークの科学者エルステッドの発見した磁気作用現象を利用して、1821年にデービーとウイリアム・ウォラストンが電動機を作ろうとしたが失敗した。この失敗をもとに、ファラディは、ファラディのモータと呼ばれる最初の電動機(electric motors)を発明。しかし、ファラディはデービーやウォラストンの許可を得ずに、それを公表してしまった。これに怒ったデービーは、この事件を契機にファラディとの関係が悪化し、電磁気以外の研究をファラディに押し付け、数年間電磁気研究から遠ざけたと見られている。

1824年 アラゴはアラゴの円盤(Arago's Disk)を発見。

1825年 石炭ガス*を使用したガス灯が始まった頃であった。このガス配管が冬場に詰まるトラブルが多発し、ガスの中に高沸点の不純物が存在していることを発見し、「ベンゼン」を見つけ出している。このベンゼンの発見が、芳香族化学の大きな潮流に成っていった出発点であるということも忘れてはならない。

1831年 ファラディはコイルの中で磁石を動かすと、コイルの中の磁気が変化することによって電流が流れるという「電磁誘導の法則」を発見する。すなはち、オルステッドが電流によって磁気が作られることを発見し、ファラディは磁気から電気が発生することを発見した。

1833年   王立研究所科学教授に就任
1833年 「電気分解の法則」の発見。電解質溶液中の電気分解に関する法則。

「ファラディの電気分解の法則」
第一法則:電気分解において、溶解、析出する物質の量は流れた電荷に比例する。
第二法則:同一電荷量の通過により溶解、析出した物質の量は、それぞれの物質の電気化学当量に比例する。
第一法則は、水の電気分解で、静電発電機の回転数を二倍にすれば、生じた気体は二倍の量生じることから、見つけ出した。
物理学における電磁場の基礎理論を確立。同様に電磁誘導の法則、反磁性、電気分解の法則などを確立。
アノード、カソード、電極 (electrode)、イオンといった用語はファラディが一般化させた。


・「マイケル・ファラディ」 ・ファラディ伝
・「ロウソクの化学」    ・「科学史の事件簿」


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