昨日は、「運動会」の準備会議があって、また学校でした。
青森市での会議が終わって、車で2時間かけて戻り、家にも寄らずに学校に直行。
「案件」は「PTA種目」の決定ほかもろもろ・・・反省会の内容まで話すともう8時過ぎていましたけど、事務局のお母さんから苦情が来ました。
「会長のブログ・・・これだけの美人の事務局を持ってるのは日本中で私が一番・・って書いてましたよね?」
ええ、確かに書きました。
「もし・・もしですよ・・読んでる人が見に来たらどうするんですか!・・・」
そうかなあ・・・美人の事務局ばかりだと思うけどなあ・・・・・
まあ、そういうわけで・・・本人の希望もありますんで、見に来ないでくださいね。
「ザウラブダグ城」から帰って、「魔法の広場」はまた、いつもの静けさを取り戻しました。
「西の魔法使い」はいつものように、いつ来るとも知れない「新しい魔法使い」の登場を、「魔法の木」のブランコを揺らしながら待っていました。
「今度来る新しい魔法使いは、どんなのが来るんでしょうね?」
独り言のようにつぶやきます。
「ノブのような子が来るといいんですけどねえ・・・・」
「魔法の木」には聞こえているはずなんですけど、返事はありません。
「ノブとモルトスはどこに行っちゃったんでしょうね?」
その質問にも答えはなく、ただ風にそよぐ枝が「ザワザワ」と揺れるだけでした。
「魔法の木」の中に入って見ましょう。
ここには「魔法使い達の部屋」がありましたよね?
「ノブとモルトス」が使っていた部屋・・・・・そこには「サキ」がいました。
「サキ」が「魔法の木」にお願いして、この部屋を使わせてもらっているのです。
でも、「サキ」は模様替えをしようとしませんでした。
「ノブ」が寝ていたベッドは「ノブ」が出て行ったときのまんま・・・・「モルトス」が人形にされていたときに置かれていたテーブルも・・・そのまんまにしていました。
「この部屋の住人達が帰ってきたら、気持ちよく住んでもらわなくっちゃな・・・」
「サキ」は、「ノブとモルトス」が帰ってきたときに、この部屋を明け渡すつもりでいます。
「ベッド」もテーブルも・・・・そして「ノブとモルトス」が読んでいた「本棚」の本も・・・「ノブ」たちが出て行ったときのままです。
いや・・・一冊だけ新しい本が増えています。
「伝説のウィザードと猫背で姿勢の悪いウィザードの冒険」
背表紙には大きくこう書かれてありました。
作者名には「緑&ピンク夫妻共著」と書いてあります。
「緑」と「ピンク」はザウラブダグから帰ると、「太陽の魔法使い」の命により、「ジッリマンノ」を助けるために「ジッリマンノの王国」へ出かけました。
「ジッリマンノの王国」は、彼のおじさんが悪い奴で、「ジッリマンノ」を追い出し乗っ取ってしまっていたのです。
それには、「ザウラブダグ」の手下だった「アルマジロの妖怪」が手助けしていたのですが、・・・「ザウラブダグ城」を陥落させた「ザウラブダグ討伐隊」の2人が来たのですから、さほど難しい戦にはなりませんでした。
何しろ、「ザウラブダグ」の後ろ盾を失った「アルマジロ妖怪」ですから、もう戦う気力もなかったのです。
たちまちのうちに滅ぼされた「おじの一族」は、どこかに逃げ去ってしまいました。
そして「アルマジロ妖怪」もただのアルマジロに戻されてしまったのです。
幽閉されていた「ジッリマンノ」の愛する「王女」は助け出され、二人の結婚式と「ジッリマンノ」の戴冠式が行われることになったのですが、「ジッリマンノ」の粋な計らいで、「緑」と「ピンク」の結婚式も同時に行われたのです。
その後、2人は「新婚旅行」も兼ねて、自分達が「討伐隊」の一員として訪れた場所を巡リました。
最初に訪れたのが「北極」でした。
もしかしたら、「ノブ」たちが北極のどこかで生きているのかもしれないと思ったからです。
「もし、生きているのなら、帰ってきてるはずじゃないのか?」
そう思われる読者の皆さんがいらっしゃるかもしれません・・・・
でも「ノブ」たちと離ればなれになったときは「ノブ」は魔法使いを辞めていますし、「モルトス」は怪我をしていました。
「もしかしたらホッキョクグマが”ノブたち”を助け、”緑”がそうされたように、どこかで怪我が治るまで休ませているのかもしれない」
しかし、「ザウラブダグ城」がなくなった今、「ザウラブダグ」が出現させた火山も海の底に沈んでしまい、以前のように「海に浮かぶ氷の王国」に戻っていたのです。
あのホッキョクグマはすぐに見つかり、「ノブたち」が石橋の上から忽然と姿を消した様子を聞き、二人は悲嘆にくれたのですが、このとき、「伝説のウィザードと猫背で姿勢の悪いウィザードの冒険」という本を後世に残そうと決めたのです。
今、2人はまだ新婚旅行の途中で、先に「スノーホワイト城」の王様やお妃様、そして可愛らしい王女様に挨拶をしました。
ここにはまだ、「冬の魔法使い」が逗留していました。
もう、「ザウラブダグ」の危険はないのですが、可愛らしい王女が「自分の孫」のように思えて、魔法の国へ帰りたくなくなったようです。
次に「カラバ公爵の国」にやってきました。
ここでは「ニタリ」が総理大臣として辣腕を振るっていました。
「ノブたち」の話しをすると、「カラバ公爵」も「ニタリ」も大変悲しみましたが、その夜は「昆虫王国」の仲間も呼んで、大宴会になりました。
「緑」と「ピンク」はまだ、「カラバ公爵の城」に留まっています。
さて・・・・本当に、「ノブたち」はどうしたのでしょう?
魔法使い達には教えていませんが、実は、作者は居場所を知っているのです。
アジアの極東にある、ある国のS県M市・・・・・・・
「ノブ」と「お姫様」と「モルトス」はここにいました。
最後に、石の橋が崩れたとき・・・・実はそれは「ザウラブダグ」が魂を売ったといわれる「悪魔」が破壊したものでした。
自分の手先である「ザウラブダグ」を滅ぼし、「地獄の妖怪」たちまでやられてしまったのです。
「悪魔」の怒りは相当なものでした。
このまま、「魔法の木」の元に帰ると、今度は「悪魔」と戦わなければなりません。
3人はそっと身を潜めることにしたのです。
それが「M市」でした。
3人は姿と名前を変えてここに住んでいます。
魔法使いだった「ノブ」は、まだ少し、習い覚えた「魔法」が使えます。
それは本当に簡単なマジックでしたが、ほかのことはしたことがありません。
だから、それを「仕事」にすることとして、今「マジカル・バー 魔法の木」というお店をやっています。
彼のマジックは「本物の魔法」ですから、「種」はありません。
だから、ほとんどのマジックは「ここで仲良くなった仲間の手品師」に手伝ってやってもらってます。
「お姫様」はどうしたでしょう・・・・?
「お姫様」はもちろん、「ノブ」の奥さんになっています。
今は「ノブのおばあちゃん」と同じほど「美味しいカレーライス」が作れるようになりました。
さて・・・・「モルトス」は???
彼はもともと「サル」でしたから、そのままの姿では「言葉の話せるサル」として話題になってしまいます。
すぐに「悪魔」に正体がばれるでしょう。
だから、「ノブ」と相談しました。
「魔法の木」の部屋の中でそうであったように、彼は「ふだんは人形」になることを選びました。
「ノブ」と2人っきりのときだけ、「モルトス」に戻ります。
え?気がつきませんか?
それも「サルの人形」だとばれるので「カトチャン人形」って呼ばれる「塩化ビニール」の人形になってるんですけど・・・・・・
3人は、こうして静かに暮らしています。
最近、美味しいものを食べすぎている「ノブ」・・・・
「通風気味」だそうです。
今度あなたが「魔法の木」と言うお店に行くことがあったら、誰にも聞こえないようにそっと、「ノブ・・・」って声をかけてみてください。
もしかしたらウッカリして「はいよ!」って返事するかもしれませんね・・・・
どんど晴れ(NHKの真似かよ!)
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