日本語で話そう

December 17, 2013
XML
カテゴリ: シンガポール



先ずは「腹が減っては戦が出来ぬ」とばかり、リトルインディアの東の端のファーラーパーク駅で降りたら、インド式ファストフードで朝食を取る。
日本ではほとんど行かないファストフードだが、インド人の文化の一端を知ることが出来て興味深い。
もちろん神聖な牛のハンバーガーなどない。カレーとナンとか、風船のように膨らんだパンのようなものとカレーなどが何種類かのセットで用意されていた。
周りを観察すると、左手は机の下、右手で綺麗にまとめてご飯を食べている。

さて、朝カレーが済んだら、 ウサギはトモちゃんと別れて別行動。
その日の朝、提案したのだった。ムスタファセンターで買い物をしたいのはトモちゃんで、ウサギはあまりスーパーでは買いたいものが無いのである。それにウサギがいては広い店内で迷子になったり、足手まといになるだろう。

「昼食は一緒に食べるから、12時にホテルで集合しよう」
トモちゃん考えて、それじゃ買い物の時間が足りないと思ったのだろう。


大きなバックを抱えてトモちゃんはムスタファセンターへ出陣。

ウサギは、リトルインディアの東の端から、西の端まで2日前とは逆のコースを、2日前とは違ってゆっくりとぶらぶらとお店を出たり入ったり、眺めたり冷やかしながら歩いたのだった。

こういう街歩き好きなのよね。

お店の人と会話する。成り行きで好きなものがあったら買う。
そんなふうに現地人に紛れ込むのが好きなのだ。

洋服屋のおばさんが言う。
「あなたいくつ?へえ、若く見えるわよ。この赤い服が似合うわよ」
「ありがとう。あなたはいくつ、あなたの方が若く見えるわよ。私は赤が好きじゃないのよ」

そして来年の暑い夏、家の中で着てもいいかなと、安いワンピースを買った。

インドの音楽が流れるCD屋で立ち止まったり、無愛想な目の鋭いインド人男性店員が「それはストールだよ」と私が手に取るものすべてを教えてくれる間口より奥がずっと長いサリーの生地屋さんに入ったり。

沢山のきれいな花をレイのように繋ぎ合わせて売っているお店で、花を買う人を眺めたり。


  • IMG_1190.JPG


小さな食料品店に現地の人のように籠を手に取って入り、棚の調味料や食料品を見る。小さいお店なので品物が良くわかる。
カレーのスパイスと、ティマサラを籠に入れてレジに行くと、私のティマサラの箱を見て店主、「買ったの?これ良いよ」と言った。

そして、2日前にやってきたリトルインディアアーケードのジュータン屋さん。

まだ、そこに有りました有りました、「へロメの象」のクッションカバー。

手に取って象と再会していると、 どこかに行っていた店員さん帰って来て

「40シンガポールドルを28で良いよ」
おや?2日前より安くなった。

しかしここで簡単に買ってはおもしろくない。
「私、2日前にも来たんだけど、その時もっと安かったと思う」
鎌をかける。

「いいや、あの時は30だった」お店の人が言った。

ありゃああ、ちゃんと覚えていたか。
私の完敗。

ここはそれ以上の値引きは潔く諦めるべし。

そしてついに「へロ目の象」をゲットしたのであった。



  • IMG_0166.jpg


戦利品を持って10m先の違う店に入ると、同じような柄で手作りだから少しだけ違った色合いの「ヘロ眼の象」がいた。手に取って眺めていると、 さっきの女店員がどこからともなくやって来た。

「もう一枚買わない?」



私が聞く。
「ここもあなたのお店?」
「そうよ。2軒あるの。安くするわよ」



追伸:

  我が家にやって来た「へロ目の象」はお土産にもらった夫に殊の外喜ばれ、毎日夫と目を合わせ、ソファーの上で夫の頭の下や背中に押しつぶされたりしながら可愛がられている。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  December 17, 2013 08:56:00 PM
コメント(9) | コメントを書く
[シンガポール] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: