日本語で話そう

August 25, 2017
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カテゴリ: 日本語で話そう




以前も書いたがホームステイが終わってゲストが帰った後、彼らの使ったシーツを洗う。

その時部屋に入る時の印象は彼らに初めて会った時の第一印象と同じような感じを受ける。

使ったベットをきちんと直し、枕の上にお土産の真新しい帽子を置いて行く少年達、手紙を置いて行く少女達。彼らの多くは使ったベットをきちんとして去って行く。中にはフランスのピエールくんのように絵葉書を並べサンキューカードを置き、パリの地図を置き、今度は君の来る番だよとばかりのアーチストばりの小憎い演出をして去る者もいる。かと思えば寝たままの姿を残して急いで去る大人もいる。彼らの姿勢は、そのまま自分がホームステイした時の有難い参考になる。

7月、ある大学のモンゴルからの留学生2人の日本での家族になった。これから日本語研修期間を含めて5年間、時々の週末や長い休みのホームステェイを含めて彼らを支援して行く。

手始めに早く日本語を覚えるようにと7月の最終週末、先々週、先週の週末とホームステェイして行った。これから5年も夏休みとか週末とか時々付き合うんだから自分の家みたいにしていいよと(実はその方が私も動く距離が少なくて済むからとの魂胆も有って)伝えてあるから、コップやお箸も自分達で並べる程打ち解けた。

食べ終わった食器もちゃんと洗ってくれる(我が家は食洗機を使わない主義なので)し、調味料もしまうべきところにきちんと戻してくれる。

そして、今日の話題のゲストルームのベッド。
帰った後シーツを洗おうと部屋に入ってひっくり返った。客用ベットには普段、アメリカ製のホテル仕様の大きめシーツを2段重ねのマットの上の段に被せて使っている。


彼らが使う前にベットメーキングをした私のいい加減なやり方なんて恥ずかしくなるほど完璧にして去って行った。
これから寝るんじゃないんだよ。今日は去るんだよ、もう剥いで洗っちゃうんだよ、と心の中で呟きながらシーツを洗濯する為に剥ぐウサギだった。

規律の厳しい大学の学生寮の生活を垣間見た気がした。

ホショール
ホショール posted by (C)灰色ウサギ

彼らが2時間掛けて粉から作ってくれたモンゴル料理、ホショール。
銅鍋を何に使うのかと思ったら揚げたホショールが冷めないよう考えたらしい。言ってくれれば保温鍋とかストーブとか有ったのに。

あくまでも彼らの料理が主役なので私は煮物だけ。

夏休みが明けてまた厳しい寮生活が始まった彼ら、どうしているかな。





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Last updated  August 25, 2017 09:10:47 PM
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