クレドのにっき

クレドのにっき

紅茶を入れて楽しみましょう?2

も し ?
あなたが私から去ってゆくのなら私耐えられない、わ
例え仮令たとえそれがたった1秒でも一秒の十分の1でも、
あなたは私のもの 私はあなたのもの

共有できるものは少ないわ…みている視線の先も考えている頭の中も想う心の中も――もしかしたらこの、熱く私を灼く、「愛」というこの感情すらも、共有できるものでは、ないかも、知れない。
私がわたしの心を頭を熱くあつくアツク焦がシテコガシテあなたを得ようと想い思うのよ。

「どうしたの?ヒトミ」
あなたのブルーの瞳に私の姿が映って、白衣が翻るのが見える。
ここは研究所。
全て灰燼と化したその街はまた結局ねぐらにされるのいつまでたっても変わらない
私の暮らした家や私の逃げ回った路も全てすべてスベテ燃やされてなくなったけれどまた
同じ様な家ができて、同じ様な路ができて…。 同じ様な場所が出来るのよ。
「なんでもないわ、リア。ねえ、そっちは何?」
覗き込んだブルーの液体。
「うん、これはね、ヒトミの作ったGの抗体だよ」
彼は手近にある冷凍庫を指し、「あそこに予防薬もあるよ」と云った。
「相変わらず仕事が速いわねえ」
「うん。だってヒトミはほっとくとどんどん改良しちゃうし。もう俺、ついてくだけで精一杯。ヒトミは頭いいものね」
そういってあなたはわらう。
その笑顔が大好きよ、リア。
その笑顔を私だけの…私だけに見せてね。
他のひとになんてあげない。

多分私はいつか、「わたし」を抑えられなくなる。ソレはいつも――多分10年前のあの時から――「私」を侵食し、蝕んでいるもの。
『望むものを手に入れろ』
『リアを望むならリアを…』
「私」の常識を覆しこわしてなし崩しに崩してそして亡くしてしまう。 ねぇリア。
私は、今のままでいいのよ。
ねぇリア。
わたしは、アナタガホシイノヨ。


眠っているあなたは、とてもあどけない。
そっと。キスして。
それからわたしは、
だめよ、やめて、それをうったらもう
それからわたしは、
やめてよ、どうしてよ、やめて!!
それからわたしは、彼の腕にそっと紫の液体をさしこんだ。
「…ヒトミ…?」
声が。
「大丈夫よ。…あなたはわたしのもの。わたしはあなたのもの。ずっと一緒にいましょう。ね。だから、」
「ヒトミ…?可笑しいよ、な、何いってるの?何か怖いよ」
抱き締めた彼の腕が裂けて、短い悲鳴。
「な…」 唖然とした顔を眺めてわたしは、ただわらった。
ね。あなたは誰にも渡さないから。

 わたしがいう。
 「リアを望むなら手に入れろ」
 私は云う。
 「そんなの、利己的だわ!私はリアと一緒にいたいの!
 何で、これじゃ、彼を殺すのと一緒じゃないの!」
 わたしが云う。
 「ドウシテ?これでずっとずっと彼はわたしのモノニナルノニ?」

変態を始めた彼がのたうちまわるのを、わたしはぼんやりと見ていた。すこし笑って。
ああ、ああ、ああ、ああ、リア、愛してるわ。
だから、だから、だから、ワタシノモノニナッテ。
「ヒトミ…ど、う、し、て…!」

To be→3


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