「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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クレドのにっき
血塗れの紫 捌
――とりあえず、理解っていることは、なんかヤバい状況に陥ったってことだけだ。
西から帰る途中、アキ王妃に森へ連れ込まれ(泣)、怖ぁい十日間を過ごした後、ようやっと釈放される事になり、しかして彼女は国境まで馬車で送ってくれるという。いや、全然要りません、ひとりで帰れます、寧ろ、あんたがこあいです、おうちかえうー!ってなカンジになっていたのですが、アキ様にそんな戯言が通じる筈も無く、気付いた時には縄でぐるぐる巻きにされて、馬車へ放り込まれてたわけで。
「畜生!ああもお、ここら辺の盗賊はぁ!」
見るのも厭なひげ面を、鉄板の入ったブーツの爪先で蹴り潰す。脳漿をぶちまけて倒れるそいつを踏み越えて、次の馬鹿を漁る。ともかく、人数が多い!どっから沸いてきやがる、こいつら?!
「まっじぃなぁ~」
術は使えない。アキ王妃の馬車まで巻き込む可能性がある。と、馬車の扉によじのぼり始める盗賊。
「糞!」
狭い山道の中、最小限の力で横薙ぎに振った剣から、炎の帯が飛び出し、馬車の反対側に居た盗賊どもを一気に炭に変える。そして、馬車へと走った。今まさに、盗賊の剣が扉を突き刺す!
「無礼者」
短い一言は、氷よりも冷たく、例えどんな修羅場を潜ってきた猛者とて立ち止まるであろう。それはオレも同じだった。
ぬっ、と銀色の輝きが陽に煌めいた。同時に、扉に張り付いた盗賊が綺麗な緋を吹き上げる。それは、森の翠とあいまって、異様な程、芸術じみていた。その死体が、残像を描いて、仲間をころされて怒り狂った盗賊どもを薙ぎ払い、そして同様に緋を吹き上げる。
「ごめんね。馬車が邪魔だったんでしょう?」
ゆったりと扉が開いて、ルビィルージュの髪が揺れた。
続いて、純白のドレス。しかし…しかしだ。
なんで、 右手に鍬を持ってる?!(死体付き)
オレの周りは(盗賊も含め、)一瞬で凍った。いや、凍らざるを得なかった。
「あ……アキ様、そ、ソレは一体、ななななな」
かろうじて発した言葉に、ルビィルージュの髪を肩まで切りそろえて、深い青の瞳をした美人は、さも不思議そうに首を傾げて、
「
死体
よ?」
わかってます。ええ、死体でしょうとも。その首のとれかかったもんは。ええそうでしょうよ。そーじゃなくて!オレは、なんでアンタが鍬を…鍬を…?!
「ん?鍬?ああ、この無礼者を無礼討ちにしたのよ?」
色々ツッコミ満載だが、オレの口はあわあわと意味不明な言葉を発するだけで、何にもならなかった。
そんなオレを尻目に、アキ王妃は鍬に刺さっている死体の左腕を掴んだ。そして、引っ張った。
ブチブチブチ、と異様な音を立てて、男の身体が裂けていく。…人間の身体には骨というものがあるだろう。それは、そう易々と素手で引きちぎれるものでは無い。ましてや、女の細腕…
しかし、アキ王妃は事も無げに男の身体を引きちぎり、無造作に地面にぼとりと落とした。
そして、にっ…と。妖艶で、恐ろしい笑みをはいた。
「リンちゃん。あなたは馬車に戻りなさい」
「い、いえそんなわけには」
反論されるかと思ったら、「そ。じゃあいいわ。」とあっさり承諾された。
一連の異様な出来事から解放されて、盗賊たちもアキ王妃の身体を舐め回すように見ている。
その素晴らしい胸に騙されたのか…一瞬オレは同じ男として、盗賊たちに哀れみすら憶えた。
が、やる事は一緒だ。
一番最初に横の死角から来た男に、目の端だけで確認して、剣の切っ先を充てる。眉間に当たった切っ先は鋭さを発揮し、男の頭蓋骨を綺麗にまっぷたつにした。こちらへ倒れ込む男の身体を踏み台に、空中へと上がる。オレのいた場所を、後からの銃撃が通っていった。懐から符を出して、空中の不安定な状態にも関わらず、オレはそれを投げつける。スナイパーの手前に行く直前で、風を切った符は、「オン」というオレの声と共に、半径1メートル程度の小爆発を起こした。爆発の粉塵に血しぶきが混じり、上空から肉片が降ってくる。それにおどろいて体勢を崩した何人かの男を一気に横薙ぎする。
うん、久しぶりの血っ!などと喜んでいるオレの視界に、トンデモナイもんが飛び込んできた。
すっ、と白い風が走ったかと思うと、その後には原型を留めないほど斬り刻まれた屍が散らばっている。それは、斬撃、と云うよりは、否、斬撃と鎌で抉られたような、そんな状態だ。
5、6メートルを一瞬で走り抜け、そしてその後に、アキ王妃の手には緋の滴るものが…し、し、心臓?!
彼女はそれをぺろりと紅い舌でなめると、身体をふるわせた。
「ゾクゾクするわ…いいわね、新鮮なのは。」
でも、左手に、
鍬。
つーことは…あの華麗というか、瞬殺は、この鍬で成されたのか?オレにも見えない…つうことは、つまり、オレも一歩気を抜けば…アレの仲間入り…???
盗賊があらかた逃げ出していたのにも気付かなかった。余りのことに、呆然としていたオレの目に、白い風が待った。
――殺される!
咄嗟に、頭上に剣を掲げ防御の姿勢を取った。ガキィイイイン!と金属のかち合う音。
「どうしたのリンちゃん。ぼうっとして?」
オレの剣は、アキ王妃の鍬を受け止めていた。鍬の刃先は、オレの脳天ギリギリで止まっている。口調は、どうってことない普段の会話のようだった。
…トンデモナイ。こんな女、戦場に出したら唯の殺戮劇になりやがるぞ。
オレは、引きつった笑みを浮かべていたに違いない。
「…ははっ、別に…アキ様の手際の良さに感服した所です」
そう、と何故か残念そうに云って、彼女は鍬をおろした。…何で、残念そうなんだよ?
馬車に乗り込む頃、ふと思い出した。西の国の北の方で、街が丸ごときえたと云う話が無かったか。そして、アキ王妃の出身は北では無かったか…。
………恐ろしいことを考えてしまった。忘れよう、うん。オレの為にも。
アキ王妃は、馬車が走り出すと、流れ行く景色を見ながら、ぼそりと呟いた。
「リンちゃんの心臓はきっと、綺麗な緋色なんでしょうね…」
…
……
……………
はい?
もおいやだー!おうちかえうー!陛下ぁああああああああ!
国境まで、あと二日…オレは、無事帰れるのでせうか…。
To Be Continued→玖
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