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2021年06月03日
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カテゴリ: 船舶・navy
 水素は使用時に二酸化炭素などの温室効果ガスが発生しない特性を持ち、発電や燃料電池自動車などでの活用が期待されている。
 地球温暖化対策のカギとなる次世代のエネルギーとして注目されている。

日豪間の供給網に活用
2021年5月24日 共同通信
 川崎重工業や岩谷産業などでつくる企業連合は24日、世界初の液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」を神戸市で報道陣に公開した。船体はほぼ完成し、オーストラリアで製造した水素を日本へ輸送する実証実験に今秋以降、活用する。水素は脱炭素化の切り札となる次世代エネルギーとして期待されており、同船は供給網構築の一翼を担う。
 運搬船は全長116メートル、総トン数は約8千トン。現地で製造した水素を零下253度まで冷やし、液化して日本へ海上輸送する。真空構造で断熱性を高めたタンクを搭載し、75トンの液化水素を運べる。2030年の商用化を目指している。
     ​
 2019年12月日、川崎重工・神戸工場において世界初の液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」の命名・進水式が行われた。
■液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」
 全長:116.0m
 全幅:19.0m
 深さ:10.6m
 定員:25名
 船籍:日本   
 国際総トン数:8000トン
 航速:13ノット
 喫水:4.5m
 タンク容量:1250m3
      ​
 水素は液化可能なマイナス253℃に冷却して、体積を気体時の800分の1とする。
 これを川崎重工・播磨工場で製造する1250m3の真空断熱二重殻構造の液化水素貯蔵タンクに貯蔵し運搬する。

 実証実験船の動力はディーゼルだが、2026年に計画されている商用船は、積み込んだ液化水素を動力として使う船となる。商用船は水素を燃やして発生させた蒸気でタービンを回す川重の独自方式を検討する。





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最終更新日  2021年06月12日 11時16分42秒
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