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2021年10月27日
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カテゴリ: 生活、家族、仕事
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 情報資料(データ)を情報として束ねなおすことで記憶が補強される。
 データが氾濫している今の世は、昔以上に情報の絶えざる更新と再編集必要であり、事業活動においてはその活用力が問われる。
         ​
「本を読んでも知識が蓄積されない人」
がやらかす致命的なミス
読書猿
2020.10.10 DIAMOND online
  …(略)…
[質問]
読書後に感想や要約をまとめているのですが、
読書中に体験した気づきやアイデア、新たな知見などを
 読書後に感想や要約をまとめているのですが、読書中に体験した気づきやアイデア、新たな知見などをうまく言語化することができず、結局手垢のついた表現で平凡なことを書くだけになっています。
 結果、読んでも本の内容を忘れてしまうことも多いです。
 どうすれば自分の思考を言語化することができますか?
        ​
[読書猿の解答]
 通読後、記憶に頼って書いておられるのではありませんか?
 多くの人が読書感想文を〈読後〉感想文と誤解していますが、読んだものについて書くためには、テキストと自分の書いたものと思考を何度も往復する必要があります。
 あらかじめ頭の中に生じた思考を外に出しコトバに変換するというよりむしろ、自分の考えた(という気がする)ことと、実際に書き出したコトバの間にギャップを感じ、そのギャップを契機に更に考える、ということの繰り返しを通じて「自分の考え」は作り上げられていく、といった方が正確だと思います。
        ​
 読書感想文を書くための、具体的な作業としては『独学大全』で紹介している「刻読」というやり方が使えます。
1 読みながら、あとで読み返せるように付箋やマーカー(そしてできればコメント)などの印を残す
2 通読後、残した印のひとつひとつに戻って読みかえし、その箇所を抜き書きし、コメントをつける
3 抜き書きとコメントを読みかえし、さらにコメントをつける。
 この作業の中で、それぞれの抜き書きとコメントの間の関係を考えていく
 (これが感想文のテーマや切り口や構成のアイデアにつながる)
4 テーマや切り口や構成の原案が出来たら、その観点から元のテキストを読み返し、更に印付け、抜き書き、コメントを繰り返す
5 3と4を繰り返しながら、感想文の素材と構成を育てていく。
  ― 引用終り―  
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最終更新日  2021年10月27日 06時00分08秒
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