例:「うららかな春の季節となり、陽も段々長くなります今日この頃、 如何お過ごしでしょうか。」手紙の典型的な書き出しです。 日本人同士の場合は、この様な手紙で良いでしょう。 然し、この手紙をそのまま英語に訳したとしても、 それは意味不明な手紙になります。春になれば、陽気も良く、 陽が長くなるのは当たり前の事です。 改めてこれを述べる必要はありません。 第一、日本と諸外国では、気候や季節が異なる場合があり、 上記例は、対外国向けの文書としては良くない書き出しです。 これを翻訳しますと、 "I am very pleased to write to you. I hope you are doing well." とします。 季節の部分は、省略します。 上の英語は、「一筆申し上げます。ご健勝の事と存じます」と 言う意味です。当たり前の事は英語にしなくとも良いという事を、 次回はもっと深く掘り下げます。