型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2022.04.14
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カテゴリ: 今だから
先日ゼミの卒業生と久々に会って自分のことを「怖い?」か聞いてみました。
「(人を)見てる」と言われ、これは思わず誉め言葉と解釈しました!
一生で1回しか会わないかもしれない出会いはたくさんあります。
それでも数秒しかないような関わりでも人には興味があります。

若い頃から気遣いを求められてきたことが多く、
人が自分に対してどのような気持ちで接しているのだろうかと見ます。
どうしようもない性格上の弱さでもあるのですが、職業病でもありました。
ただどう見られても指摘することはなく、気がつかないフリをすることが多いです。

コロナ禍になり、近所の店に行くことがとても増えました。

自分にとってはそれよりどんな人でどんな風に接客するかが最も大きなポイントです。
特に会計時は、相手の一挙手一投足や発する言葉、間を見てしまいます。

そのポイントでお店を選ぶことになり、スーパーなどではレジの人も選びます。
子供、若者、男女、お年寄りなどお客の見た目で対応が変わるのは仕方がないにせよ、
歳をとるとともに訝しげに見られることが増え先入観で見られている気がします。
何度か行って顔見知りになって見られ方が変わっていくこともあります。

「袋はお持ちですか?」と聞かれた際はできる限り明るく返答します。
「袋にお入れしますか?」と聞かれるかどうかは人により異なります。
聞かれたら入れてもらうようにしていますが、思惑が錯綜する瞬間です。
入れてもらえたら親切と受け取り礼を言うようにしています。

しかし、​ マスクにエコバッグはコロナ前のかつては不審者に見られやすく、
店員は親切とは限らず抜き打ち検査を受けているような意味も感じます。

かつてはお店の人とのコミュニケーションは買物の愉しみのひとつでしたが、
今では嫌な印象を持たず持たれず、それが無理そうならセルフレジに行きます。


20-30代の頃は自分の授業ではなくても試験週間になると試験監督をしました。
試験監督はただ見てるだけと思われがちですが、大人数になればなるほど難しく、
隣の席との距離や着かせ方、問題解答用紙の回収の仕方などの手際が大事です。


不正の一番の理由は本人の性格や勉強を理解していないなどではなく、
その科目の優先度が低く、指導教員との意思の疎通がはかれていないことです。
また、指導する側がどんなに権威のある人や優しい人であろうが関係なく、
不正が出ない時は全く出ず、出る時はたくさん出る傾向があります。

他の授業の試験監督に行くと、その授業の教員と学生の関係が推し測れます。
大人数になればなるほど指導教員が各々との意思の疎通が難しいのは当然で、
教員は履修者がたくさんいて喜んでいる割に学生は冷めて見ているものです。
試験監督の際にそんな指導教員に不正があったことを話すと、
「ウチのクラスに限ってそんなことがあるとは信じられない」
というようなことを言われたりしますが、それは過信です。

試験監督とは割りに合わない仕事で、楽に終わらせるにはよく監視しないことです。
不正は良くないと真面目に貫くには受験者をある程度は疑ってかかることになります。
そこまでの強い信念があって実際にカンニングペーパーなどを発見できます。
しかし、証拠があっても指導教員がペナルティを与えなければそれで終ってしまいます。

今年の大学入試共通テストでスマートフォンを使った不正が報道されましたが、
当該受験生は実は昨年もあったということです。

スマホなどのツールは通常出してもいけないはずですが監視する側も難しいです。
共通テストには何の意思の疎通もありませんから感覚的には不正が起こりやすいです。


SNSで最近見かける教員の言葉は「新年度に入りまた元気な学生の姿を見れて嬉しい」
などという学生思いの偉い先生風なもので、テレビなどでもよく聞かれます。
しかし、本来は学生を前にして言うべきことであって、それを不特定多数に言うと、
婉曲的に多くの学生を担当している偉い先生を演出している言葉に受け取れます。

このような些細な思惑が実際には意思の疎通を乱していると言えます。
書いた先生をリスペクトしようがしまいが、うまいこと書くのがSNSという安易さで、
それが大人の社会だと勘違いしている人があまりにも多いと感じています。
ただ今の若者は敏感で、「いいね」はSNS文化の現代の忖度として使われています。


一昨日クレジットカード会社からフィッシングメールが届きました。
普段は迷惑メールボックスに入っても受信箱に届くことはありません。
銀行を偽るメールが過去にあり、その時も銀行に直接言いましたが、
直接のサイバー部署や担当者でない限り被害がなければ前向きな対処はされません。

カードや口座を止めることはできても防ぐことはできないことが明確なのです。
偽メールのレイアウトや文言のおかしい箇所や差出人、リンク先URLなど、
カスタマーセンターに電話では説明できず、窓口にコピーして持参しても無意味で、
むしろ社員が不用意に調べたことによるウイルス感染を怖れていると見受けられます。

偽メールも以前よりも巧妙になりつつあり、
メールアドレスをさまざまなサイトに登録すればするほど送られることも増えます。
しかし、調査や取り締まりがされなければ被害は増えるばかりでしょう。
幸いなことに今回は信頼のおける担当者に事情を話すことができました。


疑われるのは嫌ですが、監視する人もいなくてはならない、
些細な関係でも不可欠なのは意思の疎通や信頼関係というコミュニケーションです。
装ったフリやフェイクが多いSNSは人を惑わすことのほうが多くないでしょうか。
そんな実態が露呈してきている今こそ考え直すべき時にきていると思います。





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最終更新日  2022.04.14 04:14:50
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