のんびりうさぎカフェ

のんびりうさぎカフェ

時のたまてばこ


会津の田舎で育った私。
小さいころは、
日本の生活の道具や器はみんな木や自然のもので出来ていて、
暮らしそのものが確かに自然のリズムと同じ速度で流れてた。

今あの頃の器や道具たちは、
もう使われることなく実家の蔵の奥にしまわれています。
最近、本当の豊かさの意味をよく考えるようになりました。

暮らしも食もまったく変わってしまった今の日々の暮らしのなかで
ふっとした瞬間によみがえる昔の台所の風景や母の姿。

母が湯気の上がったもち米を運んできて、
祖父と父が杵と臼で餅つきをし、
祖母が掛け声をかけながら餅を返していた
お正月が近い朝の風景。

向田邦子の世界にいるような心がほわっとなる思い出。
自分のなかの時の玉手箱を開けて風を通したくなりました。

日本人の感受性の素晴らしさを忘れないために。

実家の蔵の中から昔の塗りの器やお皿を借りてきました。
食空間コーディネーターの友達がそんな器たちをよみがえらせてくれました。

テーブルコーディネート

お皿や塗りのお膳のひとつひとつに思い出が重なります。

昔は、お祝いも仏事も人が集まるときには2間続きの座敷を開け放し
母が何日も前から仕込んで準備をしていた料理がお膳に並べられるのでした。

土間がある台所ではいくつも大きな鍋が並び、活気づいていて
幼心にもワクワクしたものでした。
今思えば母は相当大変だったのだろうけれど。

女は台所にいるのものと言われ、ずっと母の傍にくっついていた私。
特に教わったわけではないけれど、
母のしてたことはやっぱりカラダやココロが覚えていて、
伝えていかなきゃって思います。

きっとこれが私の原点。



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