二女の場合・・・ようやく出産できた日編

二女の出産予定日は1月26日。
その日は11月30日。
自宅での絶対安静も6週間をすぎた日の明け方
まさかの破水。それも半端な量ではない。
ドボドボと流れる感じ。
「こりゃ、もうどうにもならん」というDrの声が
聞こえるよう。
夫に告げ、病院へ。ナプキンなんて
もんじゃ防げずに薄手のバスタオルを股にはさんで
いくぐらい。

病院到着。内診。そこで当然といえば当然の
Dr.Tの怒声。
「破水はダメだっていっただろぉーっ!」
ブチブチブチブチ怒り倒してくれた。
また、泣かされた。
看護婦さんが耳元でそっとフォローをくれる
「明け方に起こされると、とても不機嫌になるの。
気にしない、気にしない。」
? 起こされて不機嫌なわけ?
あっそう。心配してくれてじゃないわけね。
そういう人だったわ。
当然、産むような形になると
覚悟を決めてきたのだけど
「産ませない」
「1日でも、1分でも、1秒でもお腹にいさせる」
私「でも、感染とか大丈夫なの?」の心配をよそに
点滴浸け、またしてもベットでの縛りつけ絶対安静生活。
うぅっ~。どんなことしても35週までは…・ってあと
4週間あるよぉ。破水してるのにぃ~?
その後、お尻の下に枕を入れられ
腰を高くして水が流れないようにする。なんて原始的な…
それに後期に入ってからの上向きで寝ることのキツさったら。
そうこう言っている間に陣痛がやってきた。
子宮を縛る手術(シロッカー法)をしているので
赤ん坊の頭が降りてきてて縛っているところで
グイグイ圧される。陣痛+この痛みでイデデデデ。
結局、ウテメリンをどんどん強くしても
陣痛は治まらずに日に日にひどくなる。
何だか、恐ろしくキツイ機械で調整しないと
ヤバイらしい張り止めもされた。
心臓が口から飛び出しそうなぐらいキツイ。
声も、手も震えがくるくらい。
ねぇ? 平気なの?こんなにキツくて・・
夜勤のアルバイト看護婦さんが言ってた。オイオイ。
「脈拍が尋常じゃない速さだよ」って。
私に言われても脈拍は自分の意思でどうもならんだろうが…
※ 後に他で聞いた話では前回帝王切開しているのに
  強い陣痛を起こすと子宮破裂という事態に陥り
  母子共にかなりヤバイことになるらしい…
  運が良かったのか…
  良い妊婦は真似しないようにね♪しないか…

結局、32週になった日。1分間隔の陣痛に
悲鳴をあげた。看護婦さんが
「シロッカー部分が圧されてかなり痛いそうです」と
懇願してくれて「バッカン(シロッカーのテープを外すことらしい)
しても跡がついてるからすぐには産まれないだろう。」と
外してくれた。それが夕方の4時。
それから、1時間で7センチ開いた。
陣痛も2分間隔できてる。
お腹の中で彼女は相当に出たかったらしい。
部屋の外で談笑が聞こえる。
「院長今日、忘年会なんだよねぇ」とか言ってる。
ってことは今日は、アルバイトの医者かぁ。
もう、今夜産まれると自分の中で解っていたので
痛みをこらえながら聞いていた。
でも、何かあったら困るな。前回が帝王切開だったから
今回も切る可能性もあるし、32週だからいろいろと問題もあるだろうし…・
他の医者にはあの小さな傷跡の帝王切開はできないと
聞いている。でも、言ってられない。大きかろうが、小さかろうが
無事に産ませてほしい。

夕飯の時間5時30分には1分間隔での陣痛。
それでも、ウテメリン(陣痛を抑える薬)は続く。
どうにも、我慢できなくなり「先生を呼んで」と言ったのが
7時。看護婦さんが「解ったわ。すぐポケベルで呼ぶね」
って?????いないのぉ?
「どの先生が夜、診てくれるんですか?」と聞くと
「あー、院長先生だけど。今ちょっと用事でね」
なぁにぃ~?
「院長先生って今日、忘年会じゃないんですか?」
看護婦さんアチャッって顔で「大丈夫よ。飲んだりしないで
すぐ来てくれるから」って。
そして、耐える耐える耐える。8時30分にDr.T登場。
お酒の匂いプンプンさせて
ご機嫌そう。こりゃ、なんとしても自力で産まなくては…・
こんな奴に切られてタマルカ!
※ 普通、32週という週数から考えると
 赤ちゃんへのダメージを少なくする為に
 帝王切開するのが常識らしい。
 運が良かったのか…
 良い妊婦さんは真似しないでね
 (しつこい?)しないわな。

ウテメリンを留められて、そこからはフツーの妊婦さんが
通るイダーイ陣痛を経て
Drが見守る中、助産婦さんが取り上げてくれた。
深夜2時6分。オギャッーん と二女が登場。
小さい。当たり前です。32週で2ヶ月も早く出てきちゃったんだから。
「大丈夫だ。これなら病院移さなくてもいい。」と、ご機嫌Drが言った。
2032グラムあったので、大分リスクは少ない。
自分自身は小さな子を産んでしまったことよりも
終わったことの方が大きかった。だって500グラムで
生まれることを思えば…

まだ、歩けないでいる私に隣のベッドの
人が「見てきたよォ~。すんごい小さい、小さい」
見舞いに来ているその人の母親と
「小さい」を連発していた。 なんてデリカシーのない人が
多いんだろう。
でも、平気。二人目だからかな? ううん。もう、
やるだけのことはやってそれであの大きさなのだから。

結局、明け方すぐに、未熟児を預かってくれる
大病院へ夫が付き添い救急車で運ばれていった。

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