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January 28, 2006
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バンクーバーの歌会で「 小母 」という字を使った作品があったので、「小母」は「他人の大人の女性」のことかと思って解釈したら、作者から「 小母は『母の妹』 のことだと辞書に出ていたので、そのつもりで使ったと説明があった。
「作者がちゃんと調べた上で、意識的に使った漢字だったら」と納得し、一件落着。

ところが、たまたま、今日、MSワードで文章を作っているときに、「伯母」を呼び出す必要があって「おば」と入力。変換をかけたら、 伯母、叔母、小母 のほかに、「 女偏に弟 」という字が出てきた。

むむ・・ 女偏に弟 という字は、この年になるまで使ったことがない。
(ワードの方も、表示だけはしたものの、HTML違反になってブログにUPすることはできないので、滅多に使わない漢字であるにちがいない。)
oba


気になって漢和辞典で調べると、これは(1)いもうと、(2)夫の弟の嫁 だそうだ。

「妹」や「夫の弟の嫁」をどうして「おば」と読むのかよくわからないけれども、私にも「夫の弟の嫁」にあたる関係の女性は1名いるので、とりあえず覚えておこう。
3月には主人の弟の息子の結婚式があるので、パーティーでの雑談の種くらいにはなるだろう。

ついでに、「 女偏に似 」は「じ」と読み、「 兄嫁 」のことだそうだ。
女に似て非なるもの? まあ、失礼な。とはいえ、特に「女」らしくもしていないので、自分の場合に限り、一応は納得しておこう。

隣に目を移すと という字があった。「 」とよみ、(1) みめよい、うつくしい。( 2) 美人  とある。「自分の女は美しいぞ!」と、恋で盲目になった男が作った字に違いない。(?)
結婚式でおむこさんをからかうのには、便利そうな字だ。

では、女と母が一緒になる字もあるかしらと、目を移すと「 」は「 」と読み、(1) かしずき、つきそう婦人。うば  (2) おんなの教師  のほかに、(3) あによめ。

おっと、私は主人の妹たちに「かしずいた」ことなどない! タイヘンだ!
(逆に、いつも気を使ってもらっているのに・・・)
それにしても、「女に似ている、かしずく人」とは、昔の中国の兄嫁サンは苦労が多かったのですねえ。

「では、では・・・」と探し当てたのが、 姑夫 (こふ)で、(1) 父の姉妹の夫 、(2) 夫の姉妹の夫  だそうだ。
父でも夫でも同じというのが気になるが、父も夫も、家庭内では女にとって絶対的権力者であるという点では、同じようなものだったのだろう。
何しろ、昔の中国では、「女子と小人」は人間の数に入っていなかったのだから。

亡くなった母が 、亡くなった父が 、その他、血縁関係を表す漢字や、それを組み合わせた熟語が多いのは、昔の中国でそれだけ血縁関係の表現に潔癖だったのかもしれない。

辞書にあるこれら言葉の総てが、現在、普通に使われているわけではないだろうけれども、短歌などでは、このあたりの言葉を上手に使うことが、「少ない字数に多くの意味を込める」上での裏技になりそうな気がする。





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最終更新日  February 7, 2006 12:29:21 AM
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Re:「女偏に弟」という字(01/28)  
奥山 さん
漢字の魅力ってすごいですね。私の職場には、漢字にのめり込んだカナダ人女性がいて、左肩に「永」の一字を彫り込みました。刺青です。漢字の絵柄や一字の意味の深さに感動したそうで、次は、
Creativeより「創」か「想」の字を彫るそうです。左肩より縦に腰の位置まで、気に入った漢字を並べたいんですって。
(January 29, 2006 02:10:23 PM)

Re[1]:「女偏に弟」という字(01/28)  
奥山さん
>漢字の魅力ってすごいですね。
本当に!
すばらしい文化だと思います。(クイズみたいなところもあるけれども)
なのに、どうして簡字体なんかつくちゃったんでしょうねえ、ご本家の中国は。
たとえば、炒麺 のことを、炒面 と書いてあっても、感じがでませんもの。麦の字がぬけた麺なんて、ビーフンとの区別もつかないわっ・・・

>左肩より縦に腰の位置まで、気に入った漢字を並べたいんですって。

そういうところ、ちょっと日本人とは感覚が違うかもしれないけれども、個性的ですね。

奥山さんは、何という漢字がお好きですか?
(January 30, 2006 08:19:35 AM)

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