仏具を買いに行きました。

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2006年10月09日

(2)

テーマ： ★天使ママ★(219)

カテゴリ：お空に還ったノゾミちゃん

わたしたちは「生まれてきた
赤ちゃんがどうなったのか」を、
はじめて言って聞かせました。

心臓に病気があって、お空に還ったことを
わかりやすく伝えたつもりでした。

ムスメに「わかった？」と訊いたら、
「わかんない…」と言われました。

まぁ、３歳の子供には、
よくわからないでしょうね…。

でも、お線香をあげようとしたら、
「やるぅ～～！」と言って手伝い、
教えなくてもちゃんと手を合わせたのでした。

ちょっとビックリしてダンナさんに言うと、
ダンナさんの実家の仏壇で、ムスメは
いつもダンナさんといっしょに、
おばあさんにお線香をあげていたそうです。

あぁ、そうなんだ、と納得しました。

四十九日までは、あまり家を空けないほうが
いいということで、ふたたびダンナさんの
お母さんに来ていただきました。

近所の仏具屋さんを調べてみると、
「お仏壇のはせがわ」がありました。

さっそく行ってみたものの、
これがなにを揃えたらいいのかわからない。

仏壇屋ですから、さっそく仏壇の
説明からされてしまいました。

そうそう仏壇を購入する人が
大量に涌いて出るとは思えないわけで(^-^;)、
客が来たら、「離さないぞ」的な
雰囲気があるわけですね～。

でも、ダンナさんの実家にも仏壇はあるわけで、
いずれ同居の話が出ている以上、
いたずらに小さい仏壇を増やしても
後のことに困るだろうと購入はやめました。

「おりん」も薦められましたが、
ダンナさんの実家にあるし、今の
アパート内で音を出すのもはばかられたので、
買いませんでした。

考えてみれば、望実ちゃんのために
なにかを買うのは、今回がはじめてのことです。

香炉と、ロウソク立て、花瓶、
小さな飯椀、湯飲み、桜の香りと
苺の香りのお線香を買いました。

結果的に、ムスメは「ひとりっ子」に
戻ってしまったわけですが、
こうしてみると、以前とはまったく
違う環境になったことに気づきました。

間違いなく、ムスメには妹ができたのです。

我々、親の会話も変わりました。
ムスメは「お姉ちゃん」となったのです。

よかった、と思いました。

決して望実ちゃんは、永遠にわたしたちの
前からいなくなったわけではなかったのです。

簡単ではあるけれど、家のなかに仏壇ができ、
確かな望実ちゃんの存在を感じられて、
なんともいえず嬉しくなりました。

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