M's green room

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RotKそこが気になる20項目+α


ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
そこが気になる20項目+α


その1:サルマン様、出番ナシ

やっぱり噂は本当でしたか…(涙)。
SEEに期待してます…!


その2:黄金館にて、エオウィンから酒杯を受けるアラゴルン

両手で受け取ってそのまま飲む飲み方が、イヨーに古式ゆかしい日本式っぽく見えました。
アレってエルフ式の酒杯マナー…だったのかしら???


その3:「どうせ自分の分は吸い過ぎてもう無いんだろ?」とピピンに自分のパイプ草を渡すメリー

同じ悪戯者同士ながらも、実は天然タイプと考察タイプに分かれる、いつでも一緒の仲良しホビッツコンビ。
そのふたりの性格の違いが、よく表現されていたシーンではないかと思います。
そしてちょっと怒ったような寂しげな顔で、もしかしたら今生の別れになるかもしれないピピンを見送るメリーの、何とも心許無い切なげな表情が良かったです…!


その4::エルダリオンの登場

アルウェンの先見の能力の中とは言え、まさか彼女とアラゴルンの息子が登場するとは夢にも思わず。
切なくも美しい、原作追補編的幻想シーン。
や~、エルダリオンくんは天使のように可愛らしく、彼をベタ可愛がりする幸せそうなエレスサール王もむちゃくちゃステキだった…!


その5:ゴンドールからローハンへ援軍要請の烽火が上がる一連のシーン

あんな高い山の頂にいつでも人が常駐してるの!?…って言うか、あんな酸素濃度の薄そうな所で、あんなに勢い良く炎が燃え上がるのかしら!?(爆)なんて、むちゃくちゃロマンのないツッコミをしつつも、ガンダルフとピピンのナイスコンビネーションや、その様子をミナス・ティリスの塔の窓から暗い顔で覗き見るデネソール、そして救援の烽火が上がったことを、87歳の走りとは思えない猛ダッシュで(笑)セオデン王に報告するアラゴルンなど、上手い!上手いよPJ監督…!と、感動しまくったシーンでした。


その6:馬鍬砦にて、エルロンド卿とアラゴルンが交互に歌うリンノド

このシーン、原作追補編のセリフを上手く取り入れたなぁ…と、ちょっと感動してしまいました。
痛みを伴わずにいられない“希望”の光………う゛う…切ない…(涙)。


その7:馬鍬砦にて、エオウィンを慰めるセオデン王

とってもいいシーン…なんですけど、エオメル兄の立場は!?(爆)


その8:ミナス・ティリス城内で奮闘するガンダルフ

佐々木小次郎ばりの長刀と杖で、宮本武蔵も真っ青な二刀流を駆使する武闘派魔法使い!
お爺ちゃん、強過ぎです…!!


その9:デネソールに正義の鉄槌を下すガンダルフ

「…デネソールとガンダルフの間にはほとんど愛情らしきものは存在していなかった」
あるイミ、原作追補編に書かれていたふたりの関係そのものでした。
映画版デネパパの気狂いっぷりもそーとーだったけれど、お爺ちゃんもまるで容赦ナシ…!(号泣)


その10:ペレンノール野の合戦でのエオメル

………猛獣が…人の形をした猛獣がいる…!
あんなんが雄叫びを上げて猛突進してきたら、そりゃオーク軍団だって逃げるわ!!
普段は主人に忠実な躾の行き届いた大型犬、しかし主人に仇なすヤツには容赦ナシって感じ。
かなり出番が少なくて残念だったけれども(<予告編には存在していたハズの、大声で嘆き悲しむシーンもカットされちゃってたし…)、その少ない出番の中でも、エオメルはか~な~り、カッコ良かったです!


その11:亡霊軍を引き連れて海賊船から降り立つアラゴルン

ウォーッやっと来たーっ!ギャーッかっこいーっっっ!!!(<心の叫び)


その12:アングマールの魔王を打ち倒すエオウィン

かぶっていた兜を片手で剥ぎ取るように外しながら、「私は男ではない…!」と、長い金の髪をはためかせて言い放つ姿にむちゃくちゃシビレ(<死語)ました。
RotKのローハン兄妹は、ホントにふたりともカッコいい…!


その13:オークの鎧に身を包んでも、調理器具を手放さないサム

………サ、サムや…おまえってヤツは…!(号泣)


その14:黒門前のレゴラスとギムリ

彼らの友情を表す会話に感動するも、たとえ最後のひとりになっても、レゴラスは絶対に死なないだろうと確信している自分。
映画版の緑葉王子は、あるイミ、まさに風変わりな闇の森のエルフだと思います(苦笑)。


その15:黒門前にて、小綺麗になっても野伏時代と全く戦い方が変わらないアラゴルン

体を1回転させて剣に勢いをつけるデンジャラスな野伏剣法に、アンタ仮にも総大将だろう!?とツッコミを入れつつも、何だかムショーに嬉しかったワンシーンでした。


その16:滅びの山で指輪を手にするフロド

思わず脳内でFotR冒頭でのイシルドゥアの表情がオーバーラップする、その対比と音楽のマッチングの見事さにかなりゾクゾクしました…!


その17:エレスサール王の戴冠式にて、アルウェンを促すエルロンド卿

今まさに愛娘を嫁に出そうとする父の顔!!(笑)
喜びと悲しみの滲み出た微笑(とオデコ)が、何とも言えない憐憫の情を誘います。
しかし婿側よりも、嫁側の親族の方が圧倒的に多いんですけど…(<や、まぁ、婿にとっても裂け谷エルフは親戚みたいなもんか…/笑)。


その18:エレスサール王の戴冠式にて、とってもラブラブなファラミアとエオウィン

アンタら一体いつの間に!?…って言うか、結局、これもSEE待ちかぁ…(惜)。


その19:緑竜館でビールを飲み合う旅の仲間のホビットたち

大冒険、大戦争、そして死ぬような苦しみや辛い体験をしてきて、ミナス・ティリスではそこに居合わせた全ての種族たちから、尊敬と感謝の念を捧げられるような英雄となったホビットたち。
にもかかわらず、ホビット庄ではそんな彼らを称えるような気配は微塵も感じられず、外で起こったことなどまるで知らずに、旅に出る以前と全く変わらない生活が続いている。
そんな相変わらずな故郷へ無事、帰ることが出来た嬉しさと懐かしさ、そして寂しさとが入り混じったような、何とも言えない表情のホビットたちが静かにビールを飲み合う姿に、幸せなホビット庄の暮らしにやっと戻れた安心感の中にも、少なからず切なさを感じるような、とても心に染みるいいシーンでした。
ところでこのシーンのサム、ビールジョッキの持ち方がひとりイヨーにカッコ良かった…!(笑)


その20:灰色港の船出

ガラドリエルの奥方様の、フロドに向かって意味深に微笑む花の顔(かんばせ)が美しい。
そして夫婦揃って仲良くご出立…って、ケレボルンの殿も一緒なの!?(驚)


番外:自分的映画に登場して欲しかった原作キャラNo.1 ドル・アムロスのイムラヒル大公

親族の家庭内不和をとりなす叔父さん兼不安定な国の情勢を支える有能な部下って、かなり重要なポジションの人物だと思われ。
原作では、オスギリアスからファラミアを助け出したのもこの叔父さんだったし、映画版LotRは、ローハンに比べるとゴンドールの騎士達の個性(能力)が結構、見えづらかったので、それを補う為にもぜひ登場して欲しかったです…!

後日調べ:映画版にもイムラヒル大公はいるらしく…
どうやら、オスギリアスからミナス・ティリスへ退却したファラミアに向かって、真っ先に声をかけてきた金髪ロン毛の騎士がその人らしい。
………えーっ!!
デネソールの亡くなった奥さんの弟とは言え、ちょっと若過ぎじゃないですカ!?
将来はエオメルのお舅さんになる人なのに…。


追記:2004年2月8日(日)の日記よりRotK感想(改定版)

今回は、前回までの2作以上に、指輪を捨てる道行きのフロドとサムとゴラムのドラマを描いた物語でした。
彼らに焦点を絞った物語として観るなら、RotKは3部作最後の作品として、(原作での描き方との違いはともかくとして>)映画的にはほぼ満足のいく内容だったんじゃないかと思います。
その分、他の登場人物達のドラマが弱く感じたのは否めなかったと言うか、各キャラクターごとにちゃんと見せ場が用意されてはいるものの、あの人はそれまでどうしてたの?この人はどうしてこうなったの?等々、それぞれの人間ドラマの描き方にかなり物足りなさを感じました。
でも、LotRはあくまでもひとつの指輪を棄却する為の物語。
その重荷を背負ったフロドと、彼を支える親友のサム、そして彼らの関係に影響を与えるゴラムのドラマに何よりも筋が通っていることが重要だと思うし、映像や音楽、役者の演技そのもについては、自分的には申し分がなかったです。
そしてそれぞれのキャラクターの描き方に物足りなさを感じつつも、その人物関係のドラマを、様々な形で対比させて見せるその巧妙さは、むちゃくちゃ見事だったなぁと改めて思いました。

ただ、どうしても残念だったのは、アラゴルンがいよいよゴンドールの王になる、その見せ方(説得力)がイマイチだったこと。
少なくともこの指輪世界においては、王統を継ぐ者であると言うことは指導者として優れた資質を持っている人間であるべきだからこそ、民衆に認められてなんぼ、臣下に認められてなんぼなのではないのかと。
永らく国を離れていた王の帰還ならばなおのこと、その王として彼らに認められるべき根拠を、きちんと万人(=ゴンドールの民、もしくは映画を観ている側の鑑賞者)にもわかるように見せていなかった(<原作では証明されていたそれらのドラマをほとんどカットしてしまった)のは、特に初見での鑑賞時にはかなりツラく感じられました。
せめて、長年、逼迫した状況の王国を支えてきた人間達の代表たるファラミアから、アラゴルンの王としての帰還を認められる過程のシーンだけでも入れて欲しかった。
そうでなければ、黒門前で兵士達を鼓舞するアラゴルンの演説には感情移入し切れない部分が残ると思うし、永らく王が不在だった国を支えてきた執政家一族の苦労、ひいてはFotRでの、ボロミアの国や民を守りたいと願っていた切なる想いもあまり生きてこないと思うし、何より、アラゴルンがずっと王になる資格を放棄し、市井を彷徨うことによってゴンドールやミドルアースを守ってきたその苦労や葛藤も生きてこないのではないのかと。
もし、自分が原作未読で劇場版RotKを鑑賞していたとしたら、結局、魔法使いやエルフ族にさえ認められていればそれで王になれるのかしら?…と、王位の継承は内輪の問題でしかないような印象さえ抱きかねなかった…かも。
ゴンドールやミドルアースの本当の救い主(King)はフロド(&サム)だけれども、彼が命懸けで守ってくれたその地を、今後、長きに渡って守っていかなくてはならない、これから生きていく人間達にとっての救い主はアラゴルンであり、その彼の救い主たる王としての身の証が自国の民に具体的に示されるシーンが劇場版から全てカットされてしまっていたのは、恐らくそれらを垣間見られるシーンが撮影されていただろうだけに本当に悔やまれます。

………まぁ、何だかんだ言っても所詮はゼイタクな(?)悩み、この映画版LotRに感じる自分の愛情は全く変わらないし、そしてまたしても懲りずに、何回も劇場に通うことになるんでしょうけど(苦笑)。
正直な気持ちとしては、全体的に劇場版RotKは、自分にとっては少なからず消化不良気味の内容ではありましたが、約50分もの映像が追加されるらしい!?と噂のSEE版RotKが、いずれ劇場で公開される日を今から心待ちにしています…!


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