自閉症とは?


自閉症について、簡単に説明を。

「自閉症」という名称ですが、私は実情に合わない名前だなぁといつも思います。
字面から、どうしても「自分の殻に閉じこもっている」というイメージを持ってしまうためです。
実際に「私は10代の頃自閉症でした」なんて喋ってる人をTVで見たことがありますが、そんなことはあり得ません。
何故なら、自閉症は先天的な脳の発達障害だからです。程度が軽くなることはあっても、「以前自閉症だった」と過去形になることはありません。

「冷蔵庫マザー」という言葉があります。
先天的な障害であることがわかる以前の研究者の言葉ですが、その意味は「子供に愛情を注がない冷たい母親」。要するに母親の愛情不足によって自閉症になると言いたかったのでしょう。
それは誤解で今現在も発症の原因が何であるかはわかっていないのですが、彼の残した間違った認識は今も世間に根深く残り自閉症児を持つ親の心を傷つけ続けています。

自閉症のタイプは様々。
自閉症の特徴として、私がパッと思いつくだけでも


・知的障害 ・言語発達の遅れ ・目を合わせない ・人と関わるのが苦手 ・聴覚や味覚、触覚が過敏 ・相手の視点で考えることができない ・オウム返し ・場にそぐわない発言や行動 ・人の手を使って何かをさせようとする(クレーン現象) ・自分を傷つける(自傷行動) ・ささいなことでパニックに陥る ・喋ってはいても会話にならない ・変化に弱い ・何かにひどくこだわる ・じっとしていられない(多動)


と、たくさんあります。これが全部現れる訳ではなく、このうちのいくつかの組み合わせという形で障害が現れます。
その組み合わせは複雑で、「自閉症」とひとくくりにしていいのかな?と思うくらい一人一人の症状が違います。他人を無視しているかのように見える子もいれば、明るくて愛想のいい子もいます。知的障害や言語の遅れがない(少ない)子などは、ちょっと見ただけでは健常な子供と違うことすらわかりません。

私の乏しい理解力でなんとか大雑把にまとめてみると、「対人関係が築きにくく、コミュニケーション能力に難があり、一般に理解できない行動を取ることがある」という感じでしょうか。
素人はもちろん、医師であっても専門医でなければそうだと診断できない障害。それが自閉症です。

「自閉症児の見る世界は、私たちの見る世界と違っている」と聞いたことがあります。
言葉も風習も違う異世界にいきなり放り込まれた…。
彼らにとっては、毎日がそんな感じなのかもしれません。


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