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2017.09.15
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オイルパステル以上に、手軽に使っている画材にクレヨンがあります。
主にスケッチするときに使う道具として使っています。
今回は、そんな大人向け?クレヨンを比較です。

大人向けといっても、べつに「これが大人向けだよ~」と言って売られているわけではありません。そこは独断と偏見で、私が使いやすい!と感じたものをピックアップしています。


1、やわらかい系クレヨン

クレヨンといえば、日本では ぺんてる サクラ が親しみ深いですが、これらのクレヨンはオイル成分が多いようで、描いたときにベタベタとしています。
その代わり、やわらかくて発色も良いので描きやすいし、表現の幅も広いのが特徴です。
そういった意味では、ぺんてるやサクラもとても良いクレヨンだと思います。ただ、残念なことにやはり色がどうしてもチープで、子供向けの域を超えないのが残念なところです。大人向けなら、専門家用のクレパス出してるでしょ!って事なのでしょう。


・マンレイ (スペイン)24色
 やわらかくて描きやすいクレヨン。セヌリエもびっくりな、ものすごく滑らかな書き味です。スペインのメーカーとあって、色が独特です。妙に透明感がある、オレンジとグリーンは好みが分かれるところかも。テレピンで伸ばしたり、指でこすって混色したりもできるので表現の幅は広いですね。
 欠点を上げるなら、「 独特の臭いがする 」ことと「 折れやすい 」ことです。臭いはまぁ、我慢するとしても、折れやすいのは…。元があまり大きなクレヨンではないので、折れてしまうとけっこう使いづらくなります。…私が結構、ぎゅーっと線を描くせいかもしれませんが、丁寧に扱いましょう…。





米国なんかだと、プラスチックやワックス成分が多いクレヨンが多く、こちらの方はベタベタはあまりしませんが、硬くて面で描くことは難しいです。透明感があるので、使い方によっては面白い効果が出せますし、色があまり混じらないという特徴を生かして描くこともできます。
子どもが誤って口にしても大丈夫なように「蜜蝋」を使ったクレヨンが出ていますが、これも、ワックス系のクレヨンです。
こちらのクレヨンは、きちんと選ばないと、発色が悪くて、描いていても全く楽しくないので要注意です。ちなみに、「おやさいくれよん」「お米くれよん」はとても発色が悪いです。安全性を重視するのは良いことだと思いますが、それで絵を描く楽しさが減少してしまうのでは元も子もないです。ましてや、クレヨンは基本的に、有害な金属の顔料は使われていません。なので、万一、一本ぐらい食べちゃったとしても、気持ち悪くはなるかもですが、どうということはないのです。私からしてみると、必要以上に「安全」を売りにすることで、子供を思う親心を逆手にとった商売にしか…いやいやこれ以上は言わないでおこう…。とにかくまぁ、絵を描く道具なんですから、まずはソコを大事にしてほしいですよね。

・ホルベイン みつろうクレヨン(日本)16色 一本150円
みつろうクレヨンですが、柔らかめで描きやすいクレヨンです。クレヨンの名前に「まっくろからすのくろ」とか書いてあるのがとてもかわいらしい。発色良く、指でこすればぼかしたりもできます。色々な意味で、バランスの良いクレヨンです。
作家のヒグチユウコさんとコラボした商品もあったりで、大人向けも意識されているみたい。
 平均点の高さはさすがのホルベインです。欠点をあげるならば、色数の少なさと、色のラインナップが子供向けであること。正直言って白が混じったピンクとか普段使わないので、どう使ったらいいのか(笑)ピンクの代わりにマゼンタ入れてほしい…。
・シュトックマー みつろうクレヨン(ドイツ)32色 一本150円
みつろうクレヨンでは非常に有名なクレヨンですね。ゲーテの色彩論とシュタイナー教育学に裏付けされた質を追求することがシュトックマー社の目指すところらしいです。シュタイナー学校では、美術教材としてこの蜜蝋クレヨンが使われています。一度に全部の色を渡すのではなく、一本渡して、その色と仲良くなったら次の一本を渡す…といった感じで、ひとつひとつの色と大事に向き合うようにクレヨンをわたしていくのだそうです。あぁ、そうゆう教育すごくいいなーって思いました。
そんでもって、「シュタイナー学校の子どもたちは、たいていみんな、絵がうまい」と私の友達は言っていました。
このクレヨンの特徴は 、「いいにおいがする!」 ってところ。甘くていい匂いがするんです(笑)これはテンション上がる!
それから、 クレヨンの形状 が2種類あって、円筒形と■形。これが、広い面も線も描くことができるので使いやすい。あとは、 色がキレイ というのも良く言われています。
 欠点を上げるなら、 まぁまぁ硬いクレヨン なので(特に冬はカチカチ)苦手な人はいるかも。一度に色をつけるのではなく、じっくりと何度も重ねて濃い色にしてゆくのがコツです。
あとは、よく「肌色がない」とか「みずいろがない」とか 色のラインナップに苦言 を呈す方は多いみたいです。日本のクレヨンとは色のラインナップが大分ちがいますからね。「子ども用に」と思って買うと文句が出るかもしれませんが、大人用なら問題ないかなと…。
ちなみに、欧米では子ども用であっても、色のラインナップに「はだいろ」が入らないのはわりと普通です。肌の色が色々だからです。日本ももう「はだいろ」とは言わなくなりましたね。「うすだいだい」。
ちなみに、シュトックマーはケース代があるので、単品で買うよりもセットで買う方が割高です。セットでもディスカウントはあまりされていない商品なので、単品で色をそろえて、好きなケースに入れて使うのも有りだと思います。


3、硬くもなく、ベタベタもせず…なクレヨン

ベタベタしない。なんにでも描けるので工作にも使えて、なおかつ硬すぎず、しっかりとべったりと色が着く。理想的とも言えるクレヨンではないかと思います。ダーマトグラフやポンキーなんかはかなりこのラインじゃないかなと思うんですけどね。クレヨンと色鉛筆の間くらいの位置づけでしょうか。どちらも扱いやすい画材で、特にポンキーなんかは子供向けにはすごくイイと思います。が、大人が使うとなるとやっぱり色が…。ってことで、おすすめは…。


・カランダッシュ ネオカラー1(オランダ) 全50色 一本260円
カランダッシュの中では、大人向け趣味用みたいな位置づけで販売されているものです。油性オイルパステルと言われているようですが、クレヨンのジャンルに入れちゃいました。
色数も多く、色も非常に美しいです。
塗った場所をこするとつやが出てくるとか…。
テレピンで伸ばせばまた違った表現もできますが、普通に色を重ねて混色ができます。紙巻ですが、非常にしっかりとしていて、力をかけても折れることはあまりありません。
また、カランダッシュならでは…の色の美しさは、他に代えがたいものがあります。
私は10色入りのものと数本バラで購入して使っています。10本入りのものは、ちょっとしたお出かけにカバンに入れておくだけでササっとスケッチができるので重宝しています。
欠点を上げるとするなら、そりゃもう、値段の高さでしょう!10色セットで3000円近い…。
まぁ、パステルと違って、減りにくいですから、1本で結構使えますが…。


●最後に色比較見本です。
 この写真だとちょっとわかりづらい…?






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最終更新日  2017.09.15 22:47:17
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