あなたはあなたのまま、そのまんまでいこう！！

次女の担任への手紙・・・その１

　次女・えりこの事ではいつも大変お世話になっております。何かと手のかかる子であるにもかかわらず、ご熱心に接していただき、親としてありがたく思っております。

　今回は、最近少し変化の見える娘の様子についてお伝えしたいと思い、お手紙を書かせていただきました。
　１ヶ月くらい前でしょうか？娘が鼻の頭に大きな擦り傷をつくって帰宅したことがありました。本人が、
「体育の授業で転んじゃって・・・」
というので、
「思いっ切り頑張ったんだね。でも、頑張り過ぎちゃったねぇ。」
と笑い話にして終わらせました。でも、かさぶたがとれる頃、私の側に来て小さな声で
「本当はね、○君がタイルをえりこめがけて投げてきて、それが鼻に当たったんだよ。」
と言いました。
「でもね、絶対に先生には言いたくなかったの。」
と言うので理由を聞くと、
「だって、話をしたら先生は○君の事を怒るでしょう？それで、○君に先生に言いつけたとまたやられるのが嫌なんだ。」
と言ったんです。こちらとしても１ヶ月以上前の事ですし、○君に対して先生から個人的に叱責してもらいたいわけではないので、個人名を書くつもりはありません。
　ただ、その後、娘がこう言ったんです。娘の言葉をそのまま書きます。

「えりこはね、今まで１００回ケンカをふっかけられたら１００回やり返していたし、ほとんどの原因がえりこだったかもしれないよ。でもね、最近は１０回もやり返していないよ。えりこはがんばってこらえているけど、周りから見たら４年生の女の子なのにまだケンカをしているって思われているでしょう？でも、えりこは１０回近くケンカをしていることではなくて、９０回減っていることを褒めて欲しいの。他の子よりは少しかもしれないけど、えりこだって我慢しているもん！当たり前とかそれなりっていうのは、えりこが１番が苦手なことだっていうのを、わかってもらいたいなぁ・・・」

　そして、その後
「えりこなりの我慢が誰にもわかってもらえないなら、もう我慢なんてしたくない。」
と涙目になりました。１０才の子供の言うことなので、本当に１０回になっているかはともかく、以前なら殴り返したり逆ギレしていた場面で、こらえていることはあるだろうと思います。
　まだまだ自分の気持ちをコントロールする事が難しい子ではありますが、自分自身でこんなふうに、今までの自分を反省し、少しずつでも良くなっていこうと考え始めたようです。その気持ちを応援し、伸ばしていきたいと親として考えています。
　ですから、学校でもそういう場面が見られた時には、一緒に応援していただけると大変うれしく思います。
　親として出来る限りのことはやっていきたいと思っていますので、今後も親子共々よろしくお願いいたします。

　最後になりますが、最近の娘は登校を嫌がる様子が見られます。元々寝起きの悪い子なのですが、それが原因ではないように思います。ただ、姉や弟が登校をした後、ゆっくりと話を聞いてあげると、自分から
「遅くなったけど・・・」
と言い、他の子より遅れて１人で登校していきます。遅刻をすることもあるかと思いますが、自分で行こうという意欲をご理解いただき、厳しく叱責することなく接していただければ幸いに思います。

　ますます寒くなりますが、お体をご自愛ください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成１７年２月８日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おぎママ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ちゃんと本名、書いたよ！

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