MILANO‘S REVIEW

MILANO‘S REVIEW

11巻

のだめカンタービレ 11巻

■LESSON59■ (KISS 16号) 

■プラティニ指揮者コンクールの3次予選2日目
ここまで毎日課題曲やら 試験曲やらを演奏させられて、
(それも下手な?若い?指揮者が沢山)
オケもヘロヘロです。
一日目で千秋に『小さく』と言われてへそを曲げたホルン奏者も白目をむいております。

しかし…だれもそのホルン奏者には注意をしない…。
千秋の一件以来、彼は孤高の存在(=ハレモノ)になったらしいです(笑)本人も自覚している様子。

中には間違えたくせにあやまらない指揮者などもいて
ちゃんとあやまった千秋に対しての見方も変わって来ているオケの面々なのでした。

■審査の結果はそれほど悪くなくて、ジャン、千秋、
そしてジャンプ指揮法を編み出した片平が本選へと進んだのでした。

喜びのあまり千秋に飛びつくのだめ…より先に飛びつく片平(ぶぶぶ)

そんな彼等を見ているジャンの横では、彼女の『ようこ』が
次のくじ運をひきよせるために太陽に手をかざし、
『光りをひきよせているのよ』などと言ってます。ココを読んで初めてようこがちょっと好きになったワタシ。

しかしジャンは自分でくじを引き、ラロのスペイン交響曲を当てました。重そうな曲らしいです。泣いてます。

千秋はなんと のだめにひかせます
「いいんですか?」というのだめに
「いいからいいから、最後くらい」という千秋先輩。
のだめの肩にまわっている手に 注目したヒトも多いでしょう。
落ちたかもと思った3次に通って、ココロが広くなったのですね。
つか、酔っ払っているカンジ???

「じゃぁ、先輩にふさわしい暗くて陰湿な曲を…」引こうとするのだめ(爆笑)
でも当てた曲はチャイコフスキーのバイオリン協奏曲ニ長調。
あの有名な奴でした。これはラッキーなのですか??
フジミなどでは『皆が知ってるだけに大変』とか言ってましたが
のだめが言うとおり
『くねくねの華やかな曲』ですね。

■結果をミルヒ(大学で千秋を教えたシュトレーゼマンという有名な…女好きの…指揮者)に報告する秘書。

なぜか京都で芸者遊び中らしいミルヒは
対戦相手がヴィエラ(千秋が尊敬する指揮者で、ミルヒのライバル)の弟子だと知ると『負けたら破門~』などと言ってます。
やっぱり千秋は弟子なのか???

一方、ジャンもヴィエラに電話していました。
最終選考に残った者の中に千秋がいると知って
ヴィエラ先生は(こっちはエジプト。二ノ宮センセってば芸が細かい)
「ついにきたか~。」

「あいつは12の時からわたしの弟子だからね~。」

と!!!!あああこのセリフを千秋先輩に聞かせてあげたいです。

ちょっとあせりつつも、実は結構イイヒトそうなジャンは、自分を信じて勉強を続けるのでした。

■こちらも勉強中の(譜読み?)千秋の為に買い出しなどしているのだめ。
ついでにパンツも買って来て、先輩に

『どちらがイイですか?vv』

と聞いているとこがステキvv(邪魔してるじゃん)
のだめってばひもパン派らしいです(見せる機会はないと思われますので、どうでも良いですか)

本選では、くじでひいた曲のほかに、これまで指揮した曲の中から選んで一曲やることになっているらしく、
先輩は3次で失敗した、『ティル・オイレン・シュピーゲルの愉快な悪戯』を選びました。負けず嫌いなのですね。

「本当…ティルって、お前みたいだよな。ちょろちょろ悪さばかりして、すぐ逃げる。」

のだめを語る千秋vvv

「最後には捕まって殺されるけどな」(どうしても落とす)

(ついでに言うと、さりげに、のだめが買ってきたブラのサイズ〔D70〕をチェックしている千秋先輩…υ)

■さて、本選のリハーサル

ティルでは、3次とはうって代わって微笑みながら指揮をする千秋に、オケの団員たちもホホを染めて演奏しています。/////

チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲でも、ソリストさんと息ぴったしなようで、隠れて聴いていたのだめがハアハアしてました。
(リハは非公開なんで、のだめティル捕獲されてます…

■LESSON60■ (KISS17号)

おお~~~!! のだめが千秋に~~!!

抱きついています~~~!!!

■まず、千秋が挑んでいる指揮者コンクール決勝の様子から。
曲は3曲ずつ演奏する(指揮する)のですね。

1曲目が、全員同じ、バルトークの『舞踏組曲』
2曲目が、クジで引いた曲
3曲目が、これまでの予選の中でやった曲のうち、自分で選んだ物

最初に登場するのは『ジャンピング指揮者!(笑)』カタヒラです。
いつも通り、ジャンプで強弱やタイミングを表し、相当良い出来だったらしい。

そして千秋の指揮シーン。

これが6ページあるのですが、
音楽が聞こえてくるわけでもないのに
聞き惚れた…と、言いたくなるような絵ー達でして…

千秋自身のカッチョ良さもさることながら
その描き方がね~。上手いんです。

例えば、千秋が指揮棒を振り上げたシーンでは
黒いはずの服が白く描かれていて、影だけがくっきりはっきり黒いんですよ。
髪だって、黒い人なのに、全体は白く後ろになびいていて(動いてるからね)
影の部分だけが思いきりの良い黒くて太い線で、すーっと描かれているんですね。

つまり、

「あ~… スポットを浴びているんだなー」

と、強いスポットライトの描写がなくても感じられるわけなんですよ。
(そ、その前に千秋の横顔のストイックさに見とれてましたが…ハアハア。)

千秋がくじで引いたのはチャイコのヴァイオリン協奏曲だったので、渋いおじさんのソリストさんがいるわけですが、その人の絵も右から左から、上から下から描かれていますし、
オケの団員達ひとりひとりの演奏してる姿
(これまた楽器が美しく描かれてるんですよ~~~~)
どのコマも意味があって凄いんです~~~。(感涙)

やっぱり上手いなー二ノ宮さん。
片平のジャンプシーンなどのポーズも上手いと思ったけど
ホントに絵が上手いひとなんだなーと感じました。今回は特に。

ライバルのフランス人、ジャンの指揮は
やっぱりこれまで通り、キラキラ☆していたらしいです。

ただし、審査員が言うには
「千秋が短い時間でも作品を明確に表現しようとしている」のに対し
「ジャンはどの曲でも流麗ではあるが『なんとなく』の部分が多い」

のだそうです。なるほど…

アレですね。本を良く読む子は、現国等は得意なんだけど、
実際受験勉強していくと、現国だってそれだけではダメで、文法等のしっかりした勉強も必要なんですってこと??(←自分が言われた)

つまりジャンは、勉強不足だということで、

千秋が指揮者コンクール1位となりました!!!!!

「フェリシタシオン~~~~!!!!!」(おめでとう)

って、フランクに先に千秋に抱きつかれ、
またもや「ノーン!!!」と泣くのだめ(笑) 

■コンクール後のレセプション(パーティ?)で、語り合うジャンと千秋と片平。
片平も、ドイツのオケから、客演の話が来たらしく、千秋がジャンに通訳してあげています。
これから早く『自分のオケ』を持ちたいと語り合う彼等です。
(本当に、これからが勝負だ)と思う千秋

ジャンの幸運の女神にして、ジャン以外には嫌味な彼女、『ゆうこ』は
「いい気にならないでね」
と、のだめに言いつつも
「でも、負けておくのもジャンにとってよかったのかもね…」
と、ちょっと殊勝なコトも言ってます。

(ジャンの言葉に千秋が『言い訳?』と聞いた2ページ後に
ゆうこに『言い訳?』と聞くのだめのカットがあるのですよ
もー!!!計算されたネームが憎いですー)

そんな彼女達を見ながら話すジャンと千秋
相変わらず『彼女じゃねぇ』と言ってますが
もう誰も聞いていません。
ジャンは『ゆうこと出会ってからいいことづくし』だそうです。
それから、「君がヴィエラの兄弟子なんだろ?先生から聞いたよ」と
言ったので、
先生には忘れられたと思っていた千秋は、とっても嬉しそうです。

■パーティでは挨拶ばかりさせられて飲めなかった千秋
「のだめ!帰って飲みなおすぞ!」(前にもあったよねv)
と、言いますけど、
のだめは(ゆうこに勧められた酒を飲み過ぎて)
「もう飲めません~~~」状態。支えようとする千秋先輩
しかし、千秋先輩の手が、のだめに到達する前に
のだめ自身がその手の間に入って、
前からギュー!!!ですよう~~~vvvv

単に抱きついたのじゃなくって

『ゴール決めたやなかですか~』(「ゴール決めたじゃないですか」の大川弁です)
って言ってるから、ゴール後の仲間としての抱きつきなんですね
(別に、恋愛の抱きつきでも私はイイんだけどね~~~。)

のだめの実家で留学を自分で決めたのだめに
千秋が後ろから抱きついた時と反対の
のだめバージョン。

のだめの背中に手を回しつつ
『出会ってからいいことづくし』か…
と、ジャンの言葉を反芻する千秋。(今頃わかったか??)

…何気に『D…』(前回のだめの買ったブラのサイズを見ていた)
と、唱える千秋がカワイイ(ぶはははは!)

とうとうその気になってくれましたか??

…と、いうよりも、胸が当たって、はじめて、のだめが女だったことを思い出した…くらいなのでしょうか。

のだめの『モンモン(ずっと同じ部屋でソファーに寝かせられていた)』状態の解決なるかと思いきや

フランツが『もう電車ないよー千秋泊めて』と乱入してきて
(のだめは立ったまま寝こけてるし)
落ちがついたのでした。

■LESSON61■
マネのパロディの表紙はカワイイけれど
お話はうって変わって大変。
千秋はシュトレーゼマンの秘書の一味に拉致され、契約をすることに。
強引さには辟易するものの、『嬉しくないわけがない』先輩

のだめの前にもミルヒ(同じだ)が現れますが、ほこりのたまったピアノに何か言いたそうです。

千秋がミルヒの演奏旅行に同行するため
これから3ヶ月以上、また離れ離れになるそうです。
のだめにカギを預ける千秋。

■LESSON62■ (『KISS』20号)

ミルヒ=シュトレーゼマンからの手紙に沢山同封されていた
千秋と(ミルヒの)とりまきの女達との写真に落ち込むのだめ。

元気を出そうとご飯を炊いて、ヒジキをもどしています。
(もどしたら増える事を考えないから沢山もどしすぎ)

下宿の仲間達も、練習モードに入って来ていて、
のだめもピアノを弾き始めますが
のだめの持っていた日本人作曲家の楽譜をフランツが初見でスラスラ弾いたのに驚くのだめ。ちょっとショックか。

そのころ北京では、ミルヒが千秋を振りまわしています。

『本当に この人は 音楽がなかったら…いったい』
(タダのエロくてワガママなおっさんじゃ)

と思う千秋。
(小さい吹き出しに『オレもだけど…』書いてあるのが笑えます。)

そして、自分も初見で弾く練習をして、玉砕しているのだめも
『音楽がなかったら一体…』の3人目だそうです(笑)

下宿の仲間に(もどしすぎた)ヒジキを振舞うのだめ。
(大体、海草ってヨーロッパ人は食べないのに。良い迷惑)

新しい登場人物、落ち込んでいるユンロン君も食が進まないようすです。
母の入院で落ち込む彼と、千秋先輩の浮気(といってもミルヒの写真だけなんだけど)に落ち込むのだめ。
2人に加えて、フランツまでもが落ち込んでいます。
理由は、担当教官がオクレール先生ではなかったから。

望みもしないのに自動的にオクレール先生に習うことになっていたのだめにムカつくフランツなのでした。

その時、遠い中国で、風邪になったミルヒの看病をしている千秋から、やっと電話がかかってきます。
ミルヒが同封して来た美女達との写真を怒っているのだめは
「なんの用ですか!?」
と、カケアミでダークな顔。
せっかく千秋先輩が電話してきてくれたっていうのに、
メチャクチャケンカを売っています。
おまけに、ユンロンに残ったヒジキを押しつける為に
「あっ、ユンロン」
と、電話を切ってしまいました。
(『ユンロンってだれ?』というセリフはあるものの、千秋先輩のリアクションは後ろ姿なので、はっきりわかりません。どーせ、ウヌボレ屋さんだから、大して心配しないでしょうが、のだめが不機嫌なワケについてくらいは考えてあげて下さいな)

またピアノをひいていると、今度はゆうこ(指揮者コンクールであったジャンの彼女)から電話が。
何と千秋が風邪で倒れたミルヒの代役として上海でデビューしていたのでした。

あ、ひょっとしてそれでのだめに電話してきたのですかね。
それにしても、上海デビューって…喜んであげてよいのでしょうか??

とにかくまたまた差をつけられて、そして初コンチェルトをとられて、のだめショーック!!!

■LESSON63■ (『KISS』21号)
千秋先輩が中国で指揮者デビューしちゃった話を聞いたのだめ。
しかも中国の天才女流ピアニストの共演だったそうで、
落ち込んでいます。

公演で落ち込んでいると、おじいさんにナンパされそうになり
それを、ユンロンが助けてくれました。

「でも、あのひと・・おじいさんだよ」
「ノン!!フランス人」←生涯現役ってイミ?
(フランス人=総ミルヒ?)というラクガキがオカシイ

・・というユンロンは、ホームシック中で暗いです。

でも、のだめの質問に答えて、千秋と共演したピアニスト
孫ルイについて教えてくれました。

彼の部屋で孫の『超絶技巧練習曲』のビデオを見ているのだめ。
「鬼火・・」(リスト?)とつぶやいています。

■一方、上海では、千秋が孫ルイの買物に付き合っていました。
一瞬ムム・・

千秋のまわりの女性はみんな美人でまともなのに、のだめのまわりの男はなんで皆ヘンなんだ??
ちょっともう少しステキな男性に登場して欲しいものです。

最後にルイが入ったジュエリーショップで、ふと、のだめの言葉
「ゆびわでいいですvv」
を思い出す千秋。(また催眠?)
さすがに指輪は買いませんでしたが、 ネックレスを買っていますよ

「千秋の彼女ってカワイイ系だったんだ~」
と言われ、また
「彼女じゃない。みやげだ」
とあがいてる千秋です。(お約束)そろそろ飽きてきたので、先輩・・・次からは新バージョンでお願いします。

「じゃー片思いなんだ。」
と続けられ、(実はウヌボレ屋さんなんで、むっとしたことでしょう。)
おまけに
「ジュエリーを贈るのは独占欲の現れ・・」
と、たたみかけられた千秋。
「----そうなのか?」
と自問している辺り、おっ??ちょっとこれまでと違いませんか?
これまでなら『全然!』と、切り捨てそうじゃないですか。

のだめに千秋と美女達の捏造写真を送ったりした
罪作りなミルヒは天の罰を受けて風邪を引き。
迷惑をかけられた千秋は、ごほうび(指揮のチャンス)をもらったわけです。
(でも、それなら、のだめにも、ごほうびがあっていいのにね)

■舞台はパリに戻って
プリゴロ太の時と同じように、人の部屋でビデオを死ぬほど繰り返して見ているハタ迷惑なのだめ。
ひじきの次に切干大根を押しつけられそうになったユンロンは
のだめを外へ連れだし、二人でイタリアンレストランに行ったようです。(なんだかんだ言って、食事を付き合っているあたり、人が良いかも。千秋2号?)

でも、ユンロンがカードで払う予定が
財布をすられて、お金が払えなくなり
代わりにピアノを弾くことになりました。

最初はのだめが『超絶技巧練習曲』を孫ルイそっくりに弾くので驚くユンロン。

しかーし、『楽しくない!!』と怒られ
次には、店のオヤジが歌うので『セビリアの理髪師』を弾け
と、楽譜を渡されます。

しかし、初見が出来ないのだめ・・・・・υ。

さっきまではピアノを弾くのもいやなほど落ち込んでいたユンロンですが、背に腹で交替し、
元プロ歌手だったらしいオヤジさんの歌に合わせて演奏。
やんやの喝采を浴びて、ピアノを弾く充実感と自信をとりもどしたのでした。

・・・しかし、のだめは

千秋が数々の美女達と写真に写っていたし
指揮デビューするし
初めての共演ピアニストの座もとられ
おまけに
フランクやユンロン達が、初見で見事に弾いたのを見て
益々落ち込んでしまったのでした。

そうだ~~!!!のだめ~~~!!
「学校が始まってナイから、何もできない」
なんて言わずに、ピアノを勉強しろ~~~!!!


のだめは暗いまんまですけど
遠い上海で千秋先輩がのだめのことを考えていたので
読者的には満足なのでしたvvv

■LUSSON64■

のだめの苦難は続きます。
新学期の始まりを知らず、当然何の準備もしてなかったのだめは
授業でも落ちこぼれ。
ますます落ち込むのだめです。

チェコで公演中の千秋はシュトレーゼマンから
「また放置?」
「だからそーゆーのもうやめなさいよ」
と言われます。

最初読んだ時は意味がわからなかったのですが
『KISS』1号を読んだらわかりました。(お楽しみ)
さて、千秋はどう出るか。
そしてのだめのリベンジは?


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