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イギリスのロックバンド「Demon Fuzz」の1stアルバム。アフロ・ロック、ファンク、プログレ、ジャズ、サイケなどいろんな要素を詰め込んだ印象のバンド。同じくイギリスのロックバンド「Pesky Gee!」の事を書いた時に「Demon Fuzz」の事も書いた。「Pesky Gee!」がこのアルバムの中の「Another Country」をカバーしてる事を書いたと思う。その「Another Country」は「The Electric Flag」がオリジナルでそれを「Demon Fuzz」がカバー。「The Electric Flag」のオリジナルも「Demon Fuzz」のカバーも「Pesky Gee!」のカバーもそれぞれに最高です。今はやっぱり「The Electric Flag」のオリジナルが一番好きかも。1曲目「Past, Present & Future」2曲目「Disillusioned Man」3曲目「Another Country」4曲目「Hymn To Mother Earth」5曲目「Mercy (Variation No.1)」(ボーナストラック)6曲目「I Put A Spell On You」7曲目「Message To Mankind」8曲目「Fuzz Oriental Blues」長尺の楽曲が多いのでアナログ盤だとA面に3曲、B面に2曲でギリギリ収録って感じです。B面の2曲は7分55秒と9分35分です。メンバー構成Sleepy Jack Joseph - BassAyinde Folarin - congasPaddy Corea - Congas, Flute, SaxSteven John - DrumsW. Raphael Joseph - GuitarRay Rhoden - Piano, OrganClarance Brooms Crosdale -TromboneSmokey Adams - Vocals1曲目はダークでプログレファンクなインストです。2曲目「Disillusioned Man」はイントロのアコギとコンガのみのイントロから鳥肌です。歌が入ってきてからもファンクロックな世界でハマる人はドハマりすると思う曲。3曲目「Another Country」はジャズ要素を強く感じるファンキーなロック。「Pesky Gee!」バージョンと「The Electric Flag」のオリジナルバージョンと3種類を聴き比べても楽しい。4曲目「Hymn To Mother Earth」はテーマも大きく壮大で、8分間どっぷりと曲の世界に浸れます。8分聴き終えるとまた頭から聴きたくなる。5曲目「Mercy (Variation No.1)」がこのアルバムで特に好きな曲。この曲でもコンガの響きがたまらない。アヴァンギャルドなバッキングとトランペットソロ〜SAXソロのパートは特に最高です!ボーナストラックの「I Put A Spell On You」は超有名な曲で最近よくブログに書いてるクリーデンス・クリアウォーター・リバイバルもカバーしています。オリジナルはスクリーミン・ジェイ・ホーキンス。凄くカオスな世界です。「Message To Mankind」はSFでスピリチュアルな世界ですが、比較的聴きやすい1曲。
2024年03月30日
天地真理さん主演映画第二弾「愛ってなんだろ」がDVD化されて発売されました!この映画は1973年5月2日から公開。ゴールデンウィークに映画館が賑わいました。テレビ初放映が2020年8月、それから約4年でやっとDVD化されました!当時、天地真理さんファンの方なら表情豊かな真理ちゃんと透き通った歌声に大満足だと思う。テレビ初放映時にも書いたのですが、一応映画の中で歌われるセットリスト。1曲目「ふたりの日曜日」 フォーク風にアコギのストロークアレンジ。2曲目「或る日突然」 トワ・エ・モアのカバー。ギター二本の演奏3曲目「ある日私も」 シングル「ちいさな恋」のB面曲。アコギバージョン。かなり貴重!4曲目「虹をわたって」 レコード音源5曲目「幸せなら手をたたこう」 アメリカ民謡のカバー6曲目「若葉のささやき」 ギター1本バージョン7曲目「若葉のささやき」 ギター1本バージョン28曲目「若葉のささやき」 レコード音源9曲目「ひとりじゃないの」 ピアノ1本イントロ〜レコード音源1曲目の「ふたりの日曜日」アコギバージョンと3曲目「ある日私も」のアコギバージョンはかなり貴重です。「真理ちゃんとデイト!」や「となりの真理ちゃん」の中でもオリジナル曲の様々なバージョンが聴けるのはファンにとって本当にうれしい。天地真理さんのコンサートによく行ってた小学生の頃、自分はやはりギター弾き語りや、ピアノ弾き語りで歌う姿が一番好きだった。派手にオリジナル曲のアクションを入れて歌う姿ももちろん好きでしたが、やっぱり天地真理さんと言えばピアノ弾き語り&ギター弾き語りです。デビュー曲「水色の恋」のピアノ弾き語りがセットリストに入ってた時のライブはやはり強く印象に残っています。「童話作家」のピアノ弾き語りなんて最高でした。この映画は出演者も豪華で当時の人気者が多く出演しています。森田健作さん田中邦衛さん谷啓さん小松政夫さん佐藤蛾次郎さん安田伸さん尾藤イサオさん小鹿ミキさんレツゴー三匹井上順さん(小松政夫さんとレツゴー三匹 左からレツゴーじゅんさん、小松政夫さん、レツゴー長作さん、レツゴー正児さん)(佐藤蛾次郎さんと天地真理さん)天地真理さんの役はパン屋さんの娘で玩具メーカーでデザイナーの仕事をしている浅見麻里子。そこに途中入社で入ってきた森田健作さんの演じる河内俊二河内俊二には恋人を自分が運転する車で事故死させてしまったという闇を抱えて生きている。事故する直前にラジオから流れてた「或る日突然」にトラウマを持ち、聴くとPTSDを発症してしまう。ジャズバンドのピアニストをしていた河内俊二は音楽を捨てていた。・・・とかなり重いテーマも含んだ内容ですが、合間に入る天地真理さんの歌で重苦しくなりすぎないように構成されています。映画の中では森田健作さん演じる河内俊二が天地真理さん演じる浅見麻里子のために書いた「若葉のささやき」がテーマとして使われています。映画公開日が1973年5月2日、「若葉のささやき」のリリースが3月21日。オリコンチャートには4月2日に4位で初登場してから5週間連続でシングル1位を獲得。この映画が公開された時「若葉のささやき」はオリコン1位で大ヒット中。その後「若葉のささやき」は11週間にわたってオリコン10位内に入り続けました。また、この「若葉のささやき」のB面「海にたくした願い」が名曲です。2曲とも少し寂しそうな印象の曲ですが、天地真理さんは太陽の下のような明るい曲も似合うので好きですが、自分は少し陰りのある曲を歌っているのが昔から一番好きだった。シングルだと「夕陽のスケッチ」や「愛のアルバム」「矢車草」「初めての涙」が特に好きな曲。「想い出のセレナーデ」「木枯らしの舗道」ももちろん大好きな曲です。一連の大ヒットシングルは広く世に知られていますが、他のアイドル歌手との大きな違いはアルバムが凄く売れていたと言うことです。アルバムの中にはシングル曲以上の名曲が多く収録されていました。カバー曲を中心にしたアルバムも多いのですが、そのカバー曲のチョイスが渋かったりします。ファーストアルバム「水色の恋/涙から明日へ」は1972年度オリコンアルバムチャート1位に輝いています。1972年と言えばサイモン&ガーファンクルやよしだたくろうさんなど、アルバムが強い歌手も多かったのですが、追随を許さないほどに圧倒的な1位でした。シングルは大ヒットしてもアルバムはそれほど売れないってのが、当時のアイドル歌手だったと思うのですが、天地真理さんはアルバムでも1位を何枚も獲得しています。シングルヒット曲以外の曲も聴きたいと思わせる歌手だと言うことがよくわかると思う。(天地真理さんのオフィシャルサイトから購入すると現在の天地真理さんの写真とメッセージが 掲載された特典付きでした。左はDVDのピクチャーディスク)現在も当時と笑顔は変わらない。
2024年03月29日
1992年11月9日発売のユーミンとカールスモーキー石井さんのコラボシングル「愛のWAVE」この曲の存在を忘れてた。10年以上ぶりに聴いたかもしれない。オリコン週間シングルチャート1位になった大ヒットシングル。ユーミンのコラボシングルの第一弾は財津和夫さん、小田和正さんとのコラボ。1985年6月発売の「今だから」でこの曲も1位を獲得しました。 1曲目「愛のWAVE」作詞・作曲 石井竜也さん・松任谷由実さん 編曲 新川博さん発売当時はあまり聴いてなかったような気がする。同時期にアルバム「TEARS AND REASONS」がリリースされてアルバムの曲ばかり聴いてたように思う。しばらくしてからこのシングルをよく聴くようになった。曲も歌詞もキャッチーでアレンジもポップで気持ちいいので売れて当然な楽曲。カールスモーキー石井さんってこんな歌い方だったんだって思いながら今日聴いてた。チェッカーズのボーカルの方の歌い方に似てるような気もする。米米CLUBは聴く機会がなかったので曲を知らないのですが、2012年に谷村新司さんとのコラボシングル「風の子守唄」を聴いた時に凄く感動した。大好きな曲です。歌詞もメロディーも美しくて今でもよく聴く1曲です。2曲目「浪漫の伝言」作詞・作曲 石井竜也さん・松任谷由実さん 編曲 新川博さんこの曲も聴くのはかなり久しぶりだった。1992年に聴いてから一度も聞いてなかったかも。「愛のWAVE」はメロディーも歌詞も所々は覚えてたけど、この曲はまったく忘れてた曲。え、この曲の方が好きかも。1990年代前半って感じの編曲がおもしろい。何かで聴いた事のあるようなアレンジ繋ぎ合わせっぽいのも楽しい。(1989~1990年ツアー)この前、ユーミンの50周年「THE JOURNEY」ツアーのBlu-rayの発売が発表された!70分にも及ぶ構想から1057日間のドキュメントが特典映像らしく、これは楽しみすぎる!今からでももう一度ぴあアリーナから全日程ツアーやってほしいと思うほどにハマった「THE JOURNEY ツアー」!隙のない演出と完璧なライティング、そしてどの席でも迫力ある完璧な音を聴かせてくれた。ユーミンは自分が観に行った8公演、どの日も心が伝わってきた。どの日も本当に甲乙つけられないほどに感動しました。そんなツアーのBlu-ray楽しみ。WOWOWで放映されたのを観たけど盤になってジャケットを手にして特典映像も観られるのはやはり思いは全く違う。そして!もっとうれしいニュースが!『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム アナログボックス』が発売!CD未収録の7曲を集めたLPが一枚追加される!その7曲の中に「Autumn Park」が選ばれたのがうれしすぎる!LP6枚組で40Pのブックレット付き!LPサイズのブックレットは見応えがある。もちろん、アナログ盤用に新規カッティング用マスタリング!どんな音で聴けるのだろうか。このBOXが届く前にレコード針を交換しとこう。6月26日発売です。数量限定の完全限定盤らしいので予約しとかないと買えないかも知れない。自分はさっそくすぐに「THE JOURNEY ツアー」Blu-rayとこのアナログボックスを予約した。Blu-rayは5月29日発売です!(1989~1990年ツアー)
2024年03月27日
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルの1969年6月発売の日本盤シングル。「I Put A Spell On You」は1968年6月発売の1stアルバム「Creedence Clearwater Revival」に収録されている曲。日本では1969年6月の時点ですでに3rdアルバムからの先行シングル「Bad Moon Rising」が発売されていました。デビューアルバムに遡ってのシングルカットです。バンド構成John Fogerty – Lead guitar, Lead vocals, TambourineTom Fogerty – Rhythm guitar, Backing vocalsStu Cook – Bass, Backing vocalsDoug Clifford – Drums, Backing vocalsA面「I Put A Spell On You」1956年にジェイ・ホーキンスによって書かれレコーディングされたブルースの名曲のカバー。これまでに数えきれないほどのアーティストがカバーしているようです。初期のC.C.Rはブルース色がより強かったのでバンドに凄く合ってるカバー。1stアルバムの1曲目に収録されています。B面「Suzie Q」アルバムでは8分35秒の長尺ブルースですが、シングルでは4分33秒に編集されています。映画「地獄の黙示録」の中でこのCCRのバージョンが流れた事も話題になった。この曲もオリジナルは1957年に発表された曲です。Creedence Clearwater Revivalの1stと2ndはあまり聴くことがないのですが、40周年の時に発売されたリマスター盤のボーナストラックのライブバージョンなんかを聴いてたら通して2枚連続でアルバムを聴いてしまってた。
2024年03月26日
堀内孝雄さんのコンサートに行って来ました!会場の不二羽島文化センターは新幹線の岐阜羽島駅からタクシーで5分ほどの場所。岐阜羽島駅の改札で友人5人と待ち合わせして会場へ。綺麗に植木を手入れしている公園の前にあるホール。ホールも清潔感のあるきれいなホールでした。べーやん一人のコンサートは久しぶり。この前は渡辺真知子さんと相田翔子さんと三人でのジョイントコンサートでした。昨年の10月18日に神戸国際会館で開催されました。ちんぺいさんの訃報から日も経っていない時のコンサートだったので、それもアリスのホームグラウンドの神戸国際会館・・・思うことが山ほどあって辛さもあった。岐阜羽島にあるホール・・・ここで動員は大丈夫だろうか・・・と余計な心配してました。チケットはソールドアウト!ぎっしり満員の客席で温かくべーやんを迎えてる感じが伝わった。(岐阜羽島を通過したことは何百回もあるけど下車したのは初めてだった)セットリスト1曲目「影法師」 1993年4月発売 25thシングル2曲目「都会の天使たち」 ソロバージョンは「影法師」のカップリング曲。3曲目「時代屋の恋」 2001年3月発売 38thシングル4曲目「カラスの女房」 1998年11月発売 35thシングル5曲目「東京発」 1995年4月発売 30thシングル6曲目「君のひとみは10000ボルト」 1978年8月発売 1stソロシングル7曲目「ジョニーの子守唄」 1978年6月発売 アリス13thシングル8曲目「チャンピオン」 1978年12月発売 アリス14thシングル9曲目「冬の稲妻」 1977年10月発売 アリス11thシングル10曲目「秋止符」 1979年12月発売 アリス17thシングル11曲目「遠くで汽笛を聞きながら」 1976年9月発売 アリス9thシングル12曲目「恋唄綴り」 1990年4月発売 20thシングル13曲目「ガキの頃のように」 1988年5月発売 15thシングル14曲目「竹とんぼ」 1998年3月発売 34thシングル15曲目「聖橋の夕陽」 2017年1月発売 54thシングル(「空蝉の家」カップリング)16曲目「空のほとりで逢えたなら」 2022年6月発売50周年アルバム収録曲17曲目「愛しき日々」 1986年10月発売 12thシングル18曲目「山河」 2001年4月発売22ndアルバム「Moon」収録ジョイントコンサートやビルボード大阪などのライブが最近、多かったためにフルサイズのソロコンサートはかなり久しぶりでべーやんの歌声を堪能できました。何よりベテランシンガーなのにチケット代も良心的。バンドもライティングも音響も舞台装置も良かった。今回のクオリティでこの値段でも出来るのが素晴らしい。当日会場でCD購入した人にサイン色紙と握手券がもらえ終演後にべーやんと握手できました。CDも売り切れ先着100名のサイン色紙も途中で終了してしまうほどの賑わい。サイン色紙が終了したあとはCDがなくなるまでは握手券を配布していました。みんなべーやんに伝えたい事や聞きたい事などを各々に話してもべーやんはずっと丁寧に全員に対応してくれていました。自分は初期の「言葉にならない贈り物」と「忘れかけていたラブソング」からの楽曲をいつかまた歌ってほしいと伝えました。「あいつが死んだ晩」の時の初めての1978年ソロコンサートツアーからずっと観て来ていますが、本当にべーやんって変わらない。音楽のジャンルが多少変わったとしてもステージの上では何も変わらない。1978年9月の神戸公演は最初は中ホールで発表されていたのに、当然というか大ホールでの開催に変更されました。アルバム「あいつが死んだ晩」からも4曲セットリストに入ってました。「飛び立てジェットプレーン」はあの頃の定番オープニング曲。アリスではセットリストから外れてた「紫陽花」も歌ってくれた。懐かしいファーストソロコンサートの事なんかが頭に浮かんで来てべーやんの歌声がこの2024年にでも生で聴けている幸せを感じていました。ちんぺいさんはいなくなってしまったけど、べーやんときんちゃんでアリスの匂いを残しながら何かやってくれたらうれしい。「空のほとりで逢えたなら」は生で聞くとCDで聴く何倍も胸に響く。メロディーも歌詞も心を震わせてくれる名曲です。今回、新曲の「青二才」が生で聴けるかもと期待してたけどまだ歌わなかった。次のビルボード大阪では聴けるだろうと期待して。一度だけヤンタンで流してくれたけど、カッコいい曲だった。ラストに歌った「山河」は五木ひろしさんのために書いた曲のセルフカバーですが、五木さんの「山河」とはまた違う景色が浮かぶべーやんだけの「山河」を感じられた。壮大だけど繊細な名曲です。終演後は岐阜羽島駅の真横にあるホテルにチェックインして居酒屋探してうろうろ。最初に行こうと思ってたイタリアン居酒屋風な所は待ち時間があって行くのをやめた。次に見つけた海鮮居酒屋は料理もなかなか当たりで選んで正解な店でした。ホテルの部屋から真横に新幹線のホーム!部屋が4階だったのでちょうどいい高さ!最終電車間近の夜の岐阜羽島駅。最終電車も出て真夜中1時過ぎの岐阜羽島駅。この駅に車庫代わりに朝まで泊まってる新幹線がありました。駅は明るいままだけど、真っ暗な新幹線はやや不気味。朝の岐阜羽島駅
2024年03月25日
1984年10月21日発売の北島三郎さんのシングル。この曲は1984年11月17日封切りの東映映画「修羅の群れ」の主題歌です。A面「神奈川水滸伝」作詞 星野哲郎さん 作曲 船村徹さん 編曲 丸山雅仁さん「修羅の群れ」を久しぶりに観ていて、このレコード買ってた事を思い出してシングル盤を詰め込んでる箱を探したら出てきた。そんなに回数、針を落としてなかったので良い音で聴けた。まずこの主題歌のタイトル!「神奈川水滸伝」!さすが星野哲郎さんだと思う。映画は凄すぎるキャスト陣!松方弘樹さん、鶴田浩二さん、北大路欣也さん、菅原文太さん、若山富三郎さん、丹波哲郎さんにしきのあきらさん、天知茂さん、清水健太郎さん、小林繁さん、張本勲さん、そして北島三郎さん。この映画での松方さんと鶴田さんのカッコ良さは異常です。北島三郎さんも壮絶なシーンで印象を強く残しています。2002年に3部作としてリメイク版をVシネマでリリース。これも重厚な内容になっていて、さらに深く掘り下げられた内容です。主演は同じく松方弘樹さんで青年時代を後藤光利さんが演じています。後藤さんの演じた青年時代も感動的で引き込まれる。映画の話ばかりになりましたが、この曲は編曲も豪華で素晴らしい演奏です。映画を観た人なら尚のこと、観た事がない人でも重厚な男の歌に感動すると思う。「♪光り輝く 表の顔を 裏で支える バカが居る」の歌詞で始まり映画観た人ならいきなり感動です。そして2番は「♪人を蹴落とし お山に登りゃ 次は自分が落ちる番」と歌っています。B面「修羅の橋」作詞 星野哲郎さん 作曲 船村徹さん 編曲 南郷達也さんこの曲も映画のイメージソングとして作られています。「神奈川水滸伝」ほど重くはなく、女性への想いも歌われています。
2024年03月23日
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(C.C.R)の1973年発売のシングル。A面「Cotton Fields」作詞・作曲 Huddie Ledbetterオリジナルは1940年ブルースミュージシャンのHuddie Ledbetterが曲を書いて芸名であるLead Bellyの名でレコードをリリース。大ヒットしました。他にも彼の書いた「Midnight Special」は大好きな曲です。この「Midnight Special」もC.C.Rはカバーしています。C.C.Rはこの曲をカバーして1969年発売の4枚目のアルバム「Willy and the Poor Boys」のA面3曲目に収録。同時期にThe Beach Boysもこの曲をカバーしています。シングルカットは日本のみで1970年にシングルカットされ、その時はB面にはアルバム2曲目に収録されてる「It Came Out Of The Sky」が収録されていました。そして1973年10月にカップリング曲を変えて再び「コットン・フィールズ」をシングルカット!それがこのEP盤です。オリジナルはギターのみの演奏で軽快に歌われています。C.C.Rはさらに軽快にノリよく8ビートを全面に出してドラムとベースの気持ち良さと4人でのハモりのコーラスの美しさが最高です。特に日本ではこの曲が人気あったようです。日本では「高石ともやとザ・ナターシャー・セブン」が「綿つみの歌」と邦題をつけてカバー。これがまた最高で、ともやさんが付けた日本語歌詞も素晴らしい!そしてハーモニーも凄い!坂庭しょうごさんの高音を聴いてると涙が出そうになる。この曲、ライブで何度も聴いたけど毎回鳥肌で聴いていました。アルバム「107 SONG BOOK Vol.08 お! スザンナ。アメリカの古い歌編」に収録されています。このアルバムは好きな曲だらけでよく聴くアルバムです。上に書いたHuddie Ledbetterが「Midnight Special」のカバーもここに入っています。「ミッドナイト・スペシャル」も素晴らしいアレンジと演奏と歌唱です。この曲もライブではよく歌われた。あと「腰まで泥まみれ」もライブでよく聴いて大好きな曲。そして何よりこのアルバムで一番好きで泣けるは「疲れた靴」です。C.C.Rの「コットン・フィールズ」にかなり影響を受けていると思うのが中島みゆきさんの「流浪の詩」です。2ndアルバム「みんな去ってしまった」に収録。C.C.Rにかなり影響されてると思う曲がいくつかあります。特に「流浪の詩」のサビのメロディは影響が大きいように思う。Elvis PresleyやElton Johnなど多くのアーティストがこの曲をカバーしています。日本のキャンディーズもアルバムでカバー。B面「I Heard It Through The Grapevine」(邦題「悲しいうわさ」)この曲は1970年発売の5枚目のアルバム「Cosmo's Factory」に収録されてる曲。11分を超える長い曲ですが、シングルのために4分に編集されています。大胆な編集ですが、自分はこの4分のバージョンも凄く気に入っています。長く渋くてカッコいいGソロを大幅にカットしてシングルバージョンにしています。オリジナルは古くて1966年ですが、1967年にマーヴィン・ゲイのカバーで大ヒット。C.C.Rは11分にも及ぶロングバージョンをレコーディング。
2024年03月22日
1965年に発売された4曲入りコンパクト盤。1950年代に発売されたモノラル録音の4曲ですが、1962年にセルフカバーでアレンジ変えてステレオ録音されたバージョンでの4曲です。A面1曲目「有楽町で逢いましょう」1962年バージョン作詞 佐伯孝夫さん 作曲 吉田正さん 編曲 佐野雅美さんオリジナルは1957年7月に発売され大ヒットを記録。11月にはこのタイトルで小説の連載が開始され、翌年1958年1月封切りで映画も製作された。この映画は京マチ子さん主演で浪花千栄子さん、北林谷栄さんも出演してる作品です!5年前に初DVD化されたのでもちろん購入した。この映画はフランク永井さんがこの歌を歌う場面から始まる。タイトルも何も出る前にいきなり歌から始まります。フルコーラス流れますが、フランク永井さんが画面に出ているのは1コーラス目のみ。この事を後にフランク永井さんは面白おかしく話しています。帽子を目深にかぶりサングラス、マスクをしてコートの襟を立ててこっそりと映画館に観に行ったそうです。その頃、テレビはビデオテープがなく生放送のみだったために自分が動いて歌ってる姿をこの映画で初めて観たそうです。(映画「有楽町で逢いましょう」の冒頭で主題歌を歌っている場面)そのMCの後で「有楽町で逢いましょう」を歌います。アレンジはオリジナルアレンジでイントロはギターです。ライブバージョンで特に気に入ってるのは1963年11月3日新宿厚生年金会館のライブ盤。この時はライブの1曲目が「有楽町で逢いましょう」でした。この曲や他のヒット曲をいろんな形でアレンジされたオーバーチュアがあり、一旦ブレイクするとオリジナルのアレンジそのまま忠実なイントロの演奏が始まると鳥肌です。何種類かこの曲のライブバージョンを持っていますが、この1963年11月ライブバージョンが自分は最高だと思う。このコンパクト盤に収録されてるのは1962年セルフカバーステレオバージョンです。オリジナルはギターのソロフレーズから始まります。ステレオバージョンはトランペットとアルトサックスのイントロなのですぐに聞き分けがつく。何よりこの時のフランク永井さんの歌い回しが新しく歌を取るので意識しすぎたのか、「♪ゆうらくちょうで あいましょう〜〜」の部分が気になる。「♪ちょうで」の部分が鼻に抜かせ過ぎなのと「♪あいましょう」が食い気味すぎるのが・・・。ライブではどのライブでもオリジナルの歌い方をしてるって事は、この歌い方は本人も後に好きじゃなくなったのだと思う。2曲目「夜霧の第二国道」作詞 宮川哲夫さん 作曲 吉田正さん 編曲 寺岡真三さんこの曲も1962年ステレオバージョンで収録。オリジナルは1957年10月発売。豪華なストリングを大胆に使ったアレンジにしているのですが、これもオリジナルで感じられた風情がほとんど消えてしまってる。ベスト盤なのでもオリジナルで収録されてるものも多い。どちらが当たるかは買って聞かないとわからない・・・。「フランク永井 〈TWIN BEST〉」は、ほとんどオリジナル音源で聴けます。5枚組BOXは1962年再録音バージョンです。B面1曲目「俺は淋しいんだ」 オリジナルは1968年10月発売作詞 佐伯孝夫さん 作曲・編曲 渡久地政信さんステレオバージョンの編曲もオリジナルと同じ渡久地政信さんですが、この曲が特に大胆に編曲を変えています。オリジナルも編曲した本人なので出来た事か。後のライブでもオリジナルに近いアレンジで演奏されてるものがほとんどです。この曲はシングルのB面「ふるさとの風」も人気曲で、ライブでもセットリストに入ったりします。2曲目「夜霧に消えたチャコ」 オリジナルは1959年4月発売作詞 宮川哲夫さん 作曲・編曲 渡久地政信さんこの曲に関してはオリジナルの編曲は個性的すぎるので、1962年ステレオバージョンの方がいいかも知れない。ライブでもステレオレコーディングバージョンのアレンジで演奏されてる。オリジナルはガメラの映画で流れてきそうな音。これはこれで個性が凄いのですが、イントロはバイラス星人の宇宙船の中で流れてる音そのものです。(この映画は1958年の有楽町駅界隈と大阪の下町の風景が堪能できます。 東京と大阪で展開していく物語です。 昔から日本の女優では京マチ子さんが飛び抜けて一番好きです。 京マチ子さん以上に好きな女優さんが出てくる事はない。海外ではダントツにカトリーヌ・ドヌーヴ)(よみうりホールの建物。この頃はそごう。今はビックカメラ)(もう1曲の挿入歌「夢見る乙女」は道頓堀のクラブでの藤本二三代さんの歌唱場面あり)この時も北林谷栄さんの芝居に引き込まれる。浪花千栄子さんは大阪での場面を担当。京マチ子さんは映画デビューして約15年の頃。日本の女優さんでダントツに一番好きです。京マチ子さん出演映画のDVDがどんどん発売されるので嬉しい限りです。全て買ってます。映画の内容は当たり外れありますが、京マチ子さんの芝居はどの作品でも最高レベルの芝居を見せてくれます。この場面、買ってる猫が北林谷栄さんの手にじゃれて噛み付いたりしてるのにまったく動じる事なく芝居を続けているのは凄い。
2024年03月21日
UNICORNの3rdアルバム「服部」からのシングル。「服部」に収録されてるバージョンはUNICORNのみで、坂上二郎さんはこのシングルだけの企画です。 (このMVがまた素晴らしくて…。役者としても歌手としても一流な所を見せてくれる)1曲目「デーゲーム」 坂上二郎さんとユニコーン作詞・作曲 手島いさむさん 編曲 UNICORN・笹路正徳さんユニコーンをよく聴くようになったのは、2ndアルバム「PANIC ATTACK」を初めて聴いた時から。それまでは1stアルバム「BOOM」の中の「Maybe Blue」だけ知ってたけど、アルバムは持ってなかった。レコード店に行った時に2ndアルバム「PANIC ATTACK」がちょうど発売された時で平置きにされてたのを見て何気に買ってみて聴いてみたら速攻ハマってしまった。「Maybe Blue」はたしか友人にいろいろ入ってるテープをもらって持ってた。たしかそこにはJUN SKY WALKER(S)やLÄ-PPISCHなんかも入ってて、それきっかけでそのテープに収録されてたバンドを聴き始めたように思う。40年近く前の事で記憶が定かじゃないけど、その頃Rockはメタルしか聴いてなかった自分にその友人はガレージパンクやスカとかハードコアなどいろいろ聴かせてくれてどのジャンルも気に入ってしまいRockは何でも聴くようになった。日本のRock自体をまったく聴いてなかったので、それきっかけで洋楽以外のRockも聴き始めた。フォーク系やニューミュージック系や歌謡曲は幅広く日本のアーティストを聴いてたけど、Rockだけはなぜか中学生の頃から洋楽に固執して和物Rockは敬遠してた。ユニコーンは本当に良いバンドだと1988年当初からずっと変わらず思えてる。楽曲の自由さと緩さの中に凄い感動があったりするので泣ける曲もかなり多い。この「デーゲーム」もその中の1曲。最初にユニコーンだけの「服部」バージョンを聴いた時に凄くのめり込んでいった曲。アルバム「服部」の中で「デーゲーム」が一番好きな曲かも知れない。「パパは金持ち」「おかしな2人」「大迷惑」「服部」の順で好きかな。「服部」を聴きこんで、しばらくしてシングルカットされると知った。それも坂上二郎さんのボーカルで!まだまだ若手バンドのユニコーンの曲を坂上二郎さんが歌う事に驚いた。坂上二郎さんが確か55歳の時だったと思う。野球好きな二郎さんだったので、この歌の仕事を受けたのかも知れない。子供の頃からコント55号は好きで映画も何本も観た。二郎さんは歌が凄く上手い事も子供の頃から知ってた。岡晴夫さんの曲をよく歌っていた、「啼くな小鳩よ」「東京の花売娘」「憧れのハワイ航路」の3曲は素晴らしい歌唱力で歌っているのをはっきり覚えてる。他にも戦後、戦前の歌をいろいろと歌っていたと記憶してる。で、その坂上二郎さんがデーゲーム!この曲、手島さんの作った曲だけど、奥田民生さんが歌うために作られてるような曲であの声じゃないと合わないとまで思える曲なんだけど、坂上二郎さんの歌う「デーゲーム」は鳥肌が立つほど感動した。アレンジも「服部」バージョンとはかなり変えていて、イントロも1コーラス目もリズム隊を抜いていてアコギとキーボードのみで二郎さんの歌を前に出しています。1コーラス目終わりの間奏からリズム隊が入ってくる構成も鳥肌です。何より二郎さんのボーカルが素晴らしすぎて泣けそうになる。この曲のノリ、昭和一桁台の人が歌うには難しいと思う。譜割りもメロディーも戦前戦後にないようなものだし・・・。この坂上二郎さんが歌う「デーゲーム」は美しく丁寧に二郎さんらしい歌唱で完璧に歌い上げてる。岡晴夫さんの難しい楽曲を朗々と歌い上げる事ができる歌唱力だから出来た事だと思う。同じ昭和9年生まれの人にこのメロディーと譜割りを何人の人が歌えるのだろうかと思う。二郎さんのレコードは「学校の先生」と「鉄道員」しか持ってなかったけど10年ほど前にシングル曲をほとんど収録したベスト盤CDが発売されたので、これまで聴けなかった二郎さんの曲も全て聴けるようになっています。「学校の先生」は天地真理さんがライブでカバーして歌ったのが凄く良かった。女性が歌う事でまた違った光景が見えて感動した。セリフ部分を女性教師バージョンに少し変えていました。カバー曲だけどフルコーラス歌った。6分超えのロングバージョンに構成されていました。あれはライブレコーディングしてほしかった。1975年春のツアーのみで歌われました。1975年3月に神戸国際会館と大阪厚生年金会館で聴きました。「学校の先生」を歌い終えると間髪いれずに「ちいさな恋」のイントロが始まる構成も鳥肌。そこから「恋と海とTシャツと」に繋がる構成も最高だった。天地真理さんの1975年春のツアーのセットリストはベスト3に入るセットリストでした。森進一さんの「湯けむりの町」のカバーも意外だった。フォーク調の曲なので元々、ギター弾き語りのフォークシンガーだった天地真理さんにとっては珍しくもなかったのかも知れない。・・・天地真理さんの話になると終わらないので・・・。2曲目「デーゲーム(服部仕様)」作詞・作曲 手島いさむさん 編曲 UNICORN・笹路正徳さん改めてこの曲を今日じっくりと聴いたけど本当に良い曲。奥田民生さんのボーカルにまったくエフェクトがかかってない、ノーリバーブ状態の歌が凄く胸に響く。この曲にはボーカルにエフェクトはいらない。奥田民生さんの生の声で十分。でも、ボーカルには演出されてて左右どちらかのスピーカーしか歌は聞こえてこない。右からだけ聞こえてた奥田民生さんの声が長い間奏の後から急に左からだけになるのでドキッとする演出。80年代でも普通はあまりしない左右の振り分けかも知れないけど、このボーカルの振り分け演出に初めて聴いた時から感動したのを覚えてる。「デーゲーム」を聴いてると「ライジングボール」を思い出すし。「ライジングボール」」を聴いてると「デーゲーム」を聴きたくなる。アンサーソング的なイメージもある。この2曲はユニコーンの全曲の中でもベスト10に入るほど好きな曲。(坂上二郎とユニコーン『デーゲーム』のMVにはユニコーンも登場します。 一人でせっせとグラウンド整備する坂上二郎さんをスタンドから見つめているユニコーンのメンバー)
2024年03月19日
1946年1月、戦後の焼け野原の日本の各地で流れて人々の心を癒し力を与えた曲。この曲は終戦後第一弾の日本映画「そよかぜ」の主題歌として発表された。映画は1945年10月封切り。その日本中に戦後の復興と元気を与えた楽曲を1995年1月17日の阪神淡路大震災で落ち込み混乱している、被災者に届けに並木路子さんが歌いに来てくれた。その時もやはり戦争を経験した年代の人たちの胸には特に響いたようで、二度も地獄を経験した人に元気を与えた。そして急遽、1995年4月1日に並木路子さんが歌うバージョンと新たにアレンジされたバージョンのカップリングで発売されたシングルCDです。 1曲目「リンゴの歌 ニューバージョン」(山野智子さん)作詞 サトウハチローさん 作曲 万丈目正さん 編曲 石田勝範さん当時、神戸の被災地でこの曲を聴いた時はちょっと違う感に被災地とそうじゃない場所ではここまで温度差があるのかと思ったのを思い出す。派手にラップを入れたり打ち込みとホーンセクションで賑やかにアレンジされ、ボーカルはアイドルチックな歌い回しで明るく歌っています。4月1日発売なのでレコーディングはきっと2月〜3月だったと思われるけど、2月〜3月に被災地の真ん中を体感すれば、こんなアレンジは思いつかないように感じた。自分の家も全壊で友人や知り合いも多く亡くなって空元気で生きてる時に、このアレンジは悲しく思えたのを思い出す。今、聴いてみるとそこまで拒絶反応するほどでもないのですが。あの時、このアレンジを聴いて複雑な心境になった人も少なからずいたと思う。本当に心が壊れかけてる時は、逆効果にも思えた。2曲目「リンゴの歌」(並木路子さん)作詞 サトウハチローさん 作曲 万丈目正さん 編曲 松尾健司さんこのバージョンもオリジナルではなく、1971年のセルフカバーバージョンです。オリジナルは1946年1月発売の霧島昇さんとデュエットバージョンです。1971年のステレオ録音のこのバージョンはアレンジもオリジナルを忠実に新たにアレンジした感じですんなりと心に入ってくる。この曲を聴いてると自分の祖父、祖母、父、母が想像も出来ない神戸大空襲(1945年3月と6月)の写真で見た限りでは悲惨としか言えない焼け野原の神戸の市街地の中でこの曲をどんな気持ちで聴いていたのかと想像してしまう。神戸大空襲の事はいろいろと聞いていたけど、子供には話せないようなもっと残酷な場面もきっとあったのだと思う。阪神淡路大震災の時に目の当たりにした光景は誰にも話せないような場面をいくつも見た。それを思うと戦争での悲惨さはもっと凄かったのが簡単に想像できる。一つ、子供の頃に教えてもらった話があって、小学生の時に父と姉と3人で「ジョーズ」を神戸で最大級の映画館だった「聚楽館」に観に行った時に普段は戦争の話はほとんどしなかった父親からここの映画館(「聚楽館」)は神戸大空襲の時に町中に転がってた黒焦げになった遺体を詰め込むように運び込んでた場所だったと聞かされた。その光景を祖母が毎日のように見ていたそうです。それからしばらくは「聚楽館」の前を夜に通るのが怖かった。(その当時の建物とは建て替えられて違う建物になっていましたが)大空襲から半年、この「リンゴの唄」が神戸の焼けた街に流れてるのを想像すると、やっと復興する力が人々の中に湧き出て来た頃なんだろうと思える。1946年4月(昭和21年)の元町商店街。奥の方に新開地にあった神戸タワーが見えている。そんなに高いタワーではなかったのに、他のビルや建物が全て焼けたので元町からでも見えている。ちょうどこの時のこの焼け野原に「リンゴの唄」が流れていたのだと思うと胸が苦しくなる。1946年(昭和21年)5月の神戸市街地
2024年03月18日
UNICORNのトリビュートアルバム。2枚組で参加アーティストも豪華です!これまでにUNICORNの事は何度も書いたけど、カバーアルバム系は書いてなかった。2007年10月発売のこの「ユニコーン・トリビュート」と2013年3月発売の「ユニコーン・カバーズ」の2種類が現在発売になっています。自分の好みは2013年の「ユニコーン・カバーズ」で、そっちばかり聴いているので、久しぶりに「ユニコーン・トリビュート」を聴いてた。Disc 11曲目「I'M A LOSER」 東京スカパラダイスオーケストラ2曲目「大迷惑」 MONGOL8003曲目「ヒゲとボイン」 TRICERATOPS4曲目「ニッポンへ行くの巻」 GRAPEVINE5曲目「エレジー」 真心ブラザーズ6曲目「ターボ意味無し」 DOPING PANDA7曲目「自転車泥棒」 CHEMISTRY8曲目「珍しく寝覚めの良い木曜日」 PUSHIM9曲目「ミルク」 つじあやのさんDisc 21曲目「与える男」 吉井和哉さん2曲目「開店休業」 フジファブリック3曲目「Sugar Boy」 星グランマニエと東京シュガー・ボーイズ (from 氣志團)4曲目「ペケペケ」 キャプテンストライダム5曲目「おかしな2人」 シュノーケル6曲目「ケダモノの嵐」 SPARKS GO GO7曲目「働く男」 PUFFY8曲目「すばらしい日々」 宮沢和史 in GANGA ZUMBA楽曲でいうとこの中なら「ペケペケ」「ケダモノの嵐」「エレジー」「I'M A LOSER」の5曲が特に好きな曲。キャプテンストライダムがカバーした「ペケペケ」はオリジナルからそんなに離れていない原曲の良さを残してブラッシュアップした印象。でも、この曲は本当にカッコいい!アルバム「PANIC ATTACK」は発売されてすぐに気に入って聴きまくったアルバム。その中でも「ペケペケ」はめちゃくちゃ好きな曲。「PANIC ATTACK」の中から「I'M A LOSER」「抱けないあの娘」「FINALLY」「SHE SAID」「SUGAR BOY」と「ペケペケ」が特に好きな曲。もうほとんどの曲が最高です。「ケダモノの嵐」はSPARKS GO GOがカバー!このカバー最高にカッコいい!奥田民生さんがリードボーカル取ってる曲ってカバーする人、みんな似てきてしまうのもおもしろい。MONGOL800の「大迷惑」も一瞬、奥田民生さんが歌ってるのかと初めて聴いた時に思った。「エレジー」はアルバム「ケダモノの嵐」の中に収録されてる曲。このアルバムもほとんどの曲が大好きな曲。その中でも「エレジー」の世界観っていうか色合いとか凄く好きで当時よく聴いてた。真心ブラザーズのカバーも原曲の雰囲気を残したままカッコいいアレンジになっててかなり気に入ってる。「I'M A LOSER」は東京スカパラダイスオーケストラがカバーしています。インストゥルメンタルですが、聴き入ってしまう!1988年にこの曲を初めて聴いた時は、まずライブで聴きたい!と思ってツアーが決まると即、大阪厚生年金会館のチケットを取った。客席についてまず思ったのが、観客が95%が女性でアイドルのライブに紛れ込んでしまったかのようで肩身狭く友人と二人で開演を待った。始まってしまえば、もう最高のROCKショーだったので周りの黄色い悲鳴も気にならなかった。翌年もまた大阪厚生年金会館のチケットを取って「服部」のツアーも観た。そしてまたその次の年も大阪厚生年金会館でユニコーンのライブを観た。それ以降は一度も行けてないのは残念。初大阪城ホール公演とか行きたかったけどチケットが取れなかったような気がする。「Sugar Boy」をカバーした星グランマニエと東京シュガー・ボーイズ (from 氣志團)のアレンジと演奏も原曲の雰囲気をかなり消してるようで意外とオリジナルを感じる。吉井和哉さんがカバーしたのは「与える男」です。奥田民生さんに寄せた歌唱も良いし、ノリも原曲を感じると思えばドラムは奥田民生さんが叩いてる。みんなモノマネしてるわけではないと思うけど・・・。「すばらしい日々」のカバーバージョンも最高です!宮沢和史 in GANGA ZUMBAがカバー。この曲は奥田民生さんの歌声に寄せていない方だけど、だんだん似てるように聞こえてくるのが不思議。GRAPEVINEがカバーした「ニッポンへ行くの巻」もカッコいいアレンジ。この曲もオリジナルを大きく崩してはいないアレンジです。歌唱は少し奥田民生さんに寄せてきてるように思ってしまうのは、そう思い込んでるからかなぁ…。ユニコーンはいい曲が多いし、カバーするのも楽しそう。もっと崩してしまうのも良いかも知れないってこのアルバムが出た当時は思ってた。
2024年03月16日
美空ひばりさんの1968年10月発売のシングル。1967年6月発売の「真赤な太陽」の大ヒットからグループ・サウンズやポップ系の曲を積極的にリリースしていました。そんな中、この曲はかなり重く悲しい曲。A面「熱祷 -いのりー」作詞 川内康範さん 作曲 小野透さん 編曲 佐伯亮さん週刊「女性セブン」連載小説「熱祷」のテーマ曲イントロ聴いただけで「悲しい酒」の二匹目のドジョウ的な印象な曲。ひばりさんの歌唱は凄く良いのですが、ヒットしなかった。石本美由起さんと古賀政男さんのコンビが作った「悲しい酒」の足元にも及ばないけど編曲は「悲しい酒」と同じ佐伯亮さんが担当してるので、それなりの雰囲気になっています。途中でセリフが入る所まで同じ構成なので、さらに差を感じさせられる。石本美由起さんの歌詞は芸術です。古賀政男さんは言うまでもなく天才です。この年の紅白歌合戦でこの「熱祷」を歌った。1968年ならもっと良い曲が山ほどリリースしてたのに。1月に「真っ赤な太陽」よりもカッコ良いと思えるGS曲「むらさきの夜明け」をリリース!3月に「男の腕」をリリース。これは普通な演歌曲でした。3月にもう一枚、臨発で「銀座音頭」をリリース。この曲は企画モノ。5月に「少しの間サヨウナラ」をリリース。この曲は凄く好きです。ムード歌謡なアレンジがカッコいい。6月には「太陽と私」をリリース。この曲も軽快なポップナンバーでひばりさんの新しい面を楽しめる。8月に「唇に花シャッポに雨」をリリース!この曲は洋楽ポップなアレンジが最高な曲。そして10月に「熱祷」をリリース。この年、発売したシングルの中で「熱祷」が一番好きじゃなかった。紅白で「唇に花シャッポに雨」や「むらさきの夜明け」を大トリで歌ったらきっと盛り上がったのに。「太陽と私」でも、いつもと違ったひばりさんの一面を多くの視聴者に観てもらえた。「熱祷」を歌うぐらいならもう一度「悲しい酒」を歌えばよかったのに。「柔」は2回歌ってる。1968年は良い曲を多くリリースした年だったのにもったいない。B面「夜明けまで」作詞 川内康範さん 作曲 小野透さん 編曲 神津善行さん歌メロと編曲は好きな曲。編曲は良いけど、レコーディングが悪いのかオケの音やバランスが好きじゃない。音域の広い歌メロをいとも簡単に歌いこなしています。B面曲なら「唇に花シャッポに雨」のB面「愛のボサ・ノバ」がめちゃくちゃカッコいい!「愛のボサ・ノバ」はA面にしたらヒットしたと思う。「唇に花シャッポに雨」の次のシングルを「愛のボサノバ」にすれば良かったのに。「太陽と私」のB面「星空の微笑み」もビッグバンドジャズのようなスタンダード曲のような大きな曲。この曲こそ紅白歌合戦の大トリで歌えば最高なのに。歌詞もおしゃれで良い。
2024年03月15日
「ゴジラ-1.0」を観に行ってきた。5回目の鑑賞。「第96回アカデミー賞 視覚効果賞」を受賞したお祝いで、今回は初めてのDolbyCinemaで鑑賞!これまでIMAX2回、通常1回、「ゴジラ-1.0/C」1回の4回観て今回5回目なのに、感動がまったく色褪せない。「ゴジラ-1.0」最高です!おまけにDolby Cinemaでの鑑賞、物凄く良かった!音響も映像も迫力が半端なかった。自分が一番お気に入りの映画館は109シネマズ大阪エキスポシティのIMAX。ここのIMAX以外ではあまり観たくないと思うほどに気に入ってる映画館です。T・ジョイ梅田のDolby Cinemaは、それと並ぶほど気に入った!次のゴジラ映画もエキスポシティのIMAXとT・ジョイ梅田のDolby Cinemaで必ず観ようと思う。「ゴジラxコング」はDolby Cinemaではやらないみたい。次の日本のゴジラでは上映するかな。子供の頃からスクリーンのサイズにずっとこだわってて、少しでも大きなスクリーンで観たいといろんな映画館を回ったりしてた。子供の頃(今でも)の最大のお気に入り映画館は神戸の「新聞会館大劇場」です。ここは震災以降閉館してしまった。あの映画館以上の映画館はこれから先も存在しないと思う。1280人の客席でスクリーンが凄く大きかった。梅田のOS劇場に負けないサイズだった。その次は新開地にあった「聚楽館」です。ここは東京の帝国劇場をモデルに作られた西の帝劇と言われるほど大きな劇場でここも1200人以上の客席だった。ここのスクリーンも最大級だった。70mmの映画も最大に活かしきれる映画館でした。「タワーリング・インフェルノ」も「ポセイドン・アドベンチャー」も「エクソシスト」も「ジョーズ」も「遠すぎた橋」も「聚楽館」で観た。「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジバゴ」「十戒」などのリバイバル上映も「聚楽館」で観た。ゴジラ映画を観るのはいつも「神戸東宝」でした。ここも872席と大きな映画館。スクリーンもTOHOシネマズ梅田などの一番大きいスクリーン(733席)よりも大きかった。客席の広さも150席近く多かった。最近どの映画館に行っても狭いし小さいスクリーンとしか思わない。なので映画館で映画観る回数がどんどん減ってる。100席〜150席の映画館なんて3本立ての映画を観る2番館、3番館としか思えないし、そこで観るぐらいならBlu-rayで家で観る。2本立て、3本立てを観るなら元映、ビッグ映劇、新劇会館、湊川温泉劇場で観ることが多かった。大阪だと大毎地下にもよく行ってた。で、「ゴジラ-1.0」!「アカデミー賞 視覚効果賞」ってハリウッド映画以外では絶対に取れない賞だとずっと思ってた。ましてや邦画で「アカデミー賞 視覚効果賞」なんてありえないと思ってた。邦画だと「作品賞」なら「視覚効果賞」よりも可能性はまだあると思うほどに「視覚効果賞」の方が難しいだろうと…。なので「作品賞」受賞よりもうれしいかも知れない。特撮映画では最高の勲章。それも幼稚園の頃からずーーーーと愛して止まなかった「ゴジラ映画」が受賞!80年代〜90年代・・・どんどん特撮の技術の差がハリウッド映画とあいていく。それでも「ゴジラ」に冷めることは一切なかった。ちゃっちいCGや特撮でも「ゴジラ映画」であるのなら愛せた。それが今や、世界で一番になるとは。「ゴジラ2000」でゴジラ予知ネットの親子の車と遠くに歩くゴジラが並走してる場面とかでもこのレベルで満足!って思ってたし、メガヌロンからメガニューラになった小さいメガギラスの大群がゴジラにたかってエネルギーを吸い上げる場面でも「特撮がんばってる!」って満足してたし。古い作品なら倉田浜干拓地から突如、ゴジラが登場する「モスラ対ゴジラ」の場面も子供の時、最高に興奮してた。浜風ホテルの窓から遠くに迫ってくるゴジラも今だに感動する。今日、5回目鑑賞なのにこれまでで一番泣けた。「アカデミー賞 視覚効果賞」の事もあるとは思うけど、ドラマ部分も構成も素晴らしいし、『何よりゴジラが怖くてカッコいい!』←コレ、本当に大事!Blu-rayのBOXも予約したし、家で「ゴジラ-1.0」を観るまでにあと2回は映画館で観たいと思ってる。(Dolby Cinemaの客席に向かう廊下にはゴジラの映像が映し出されてる)(東宝と怪獣レモンの会社のコラボでゴジラ紙幣がもらえるキャンペーンがあった。 本物の紙幣の紙質です。尾道にある「怪獣レモン」の会社の商品を5000円分買えば この紙幣がもらえる。5000円でセットになっているものを購入。 怪獣レモン、たまねぎドレッシングが凄くおいしかった。 レタスでもグリーンアスパラでもブロッコリーでもキャベツでもどれにかけても美味しかった!)(またここで映画観たい)
2024年03月14日
昭和の超名曲カップリングのシングル。1960年代〜1970年代にステレオで再録音されたものなのでオリジナル音源ではないのですが、これはこれでセルフカヴァーとしては良いと思う。A面「青い山脈」作詞 西條八十さん 作曲 服部良一さん 編曲 永作幸男さんこのバージョンはホルンの音から始まります。オリジナルはいきなりあの誰でも知ってるイントロから始まるので違いはわかりやすい。映画「青い山脈」の主題歌として作られた楽曲で、今では映画よりもこの曲の方が有名になった。映画は何度もリメイクされて上映されましたが主題歌ほどメジャーではなくなってきてる印象。この曲は服部良一さんが大阪から京都へ向かう国鉄の中から見えた六甲山脈を観てメロディーが浮かんできたそうです。その頃は国鉄の車窓に六甲山系がくっきりと見えたようです。映画「青い山脈」は六甲の話ではないのですが。オリジナルは1949年4月(昭和24年)に発売され大ヒットしました。昭和を代表する名曲の人気投票などで「リンゴの唄」を抑えて第一位として選ばれる事も多い。でも、やはり奈良光枝さんとのデュエットのオリジナル音源が一番良い!演奏もそうだし、テンポ感も戦後のやっと少しずつ明るさが戻ってきた空気みたいなものを感じられる。リレコーディングヴァージョンだと3番の歌詞に違和感感じる。オリジナルの音だと説得力がすごくあって胸にぐっとくる。「♪雨に濡れてる焼け跡の 名もない花もふり仰ぐ」は1995年の震災の後の家の近くの光景が同時に蘇ってきたりする。B面「丘を越えて」作詞 島田芳文さん 作曲 古賀政男さん 編曲 甲斐靖文さん演奏 明治大学マンドリン倶楽部ステレオで再録音されたこのヴァージョンは豪華なシンフォニックなアレンジです。鐘の音から始まり静かにホルンとマンドリンのイントロダクションが始まります。オリジナルとはまったく違った印象になるアレンジです。オリジナルはマンドリンオーケストラにアコーディオンを加えたシンプルな楽器構成。やっぱりオリジナルの空気感で聴きたい曲です。演奏は雑な部分もありますが1931年(昭和6年)という空気を感じられるのが一番。(知らない人は驚くから一度、聴いてみてほしい。今が2024年だという感覚が狂ってしまう。 オリジナルの「龍馬維新の志」も通常の演歌とは一味違う、三波春夫さんの世界に近い)現在の若手歌手の石原まさしさんがアコーディオン弾き語りで歌ってるのが不思議とオリジナルに近い空気感を感じられる。すごく不思議な若手(19歳)歌手で昭和初期の曲を多くカヴァーしています。19歳で戦前の歌を歌っても何の違和感も感じさせないのが凄い。抜群に歌が上手いと思う若手歌手です。(演歌歌手って感じではなくて流行歌手って感じかな)カップリング曲「丘を越えて」のレコーディングヴァージョンは昭和6年のオリジナル同様に明治大学マンドリン倶楽部OGの演奏も加えてのオケです。ライブではそこに石原まさしさんが弾くアコーディオンが加わっています。戦前、戦後の名曲を歌い継いで行くために生まれてきたかのように思える歌手です。声質も発声も昭和の歌唱なのが不思議すぎる。「誰か故郷を想はざる」や「東京ラプソディー」をここまで完全に昭和を再現出来る歌手はいないと思う。もうすぐ2ndアルバムが出るらしいので凄く楽しみです。次はNHKラジオ歌謡で構成されるアルバムらしい!藤山一郎さんなら「武蔵野」「赤き実」「みどりの歌」なんかが石原まさしさんに似合いそう。「武蔵野」はめちゃくちゃ難しい曲だけどどんな風に歌うのか聴いてみたい。
2024年03月13日
ジューダス・プリーストの新譜が発売された!デビュー50周年のアルバム!昨年の10月にこのアルバムの1曲目に収録されている「Panic Attack」が先行で発表され、すぐに公式HPからyoutubeで聴いた。第一印象はかなり良かった!早くこの曲が収録されたフルアルバムを聴きたいと思った。2018年3月発売の前作「FIREPOWER」から6年!前作のパワーを引き継ぐ前作以上の熱を感じるアルバムを聴けて最高です。1曲目「Panic Attack」2曲目「The Serpent And The King」3曲目「Invincible Shield」4曲目「Devil In Disguise」5曲目「Gates Of Hell」6曲目「Crown Of Horns」7曲目「As God Is My Witness」8曲目「Trial By Fire」9曲目「Escape From Reality」10曲目「Sons Of Thunder」11曲目「Giants In The Sky」12曲目「Fight Of Your Life」13曲目「Vicious Circle」14曲目「The Lodger」1曲目「Panic Attack」昨年、この曲を聴いた時の印象は大好きな「Turbo Lover」のテイストを少し感じるアレンジがあって、それだけでも興奮した。2曲目「The Serpent And The King」はJudas Priest王道の一つのタイプの曲。1984年に「Keep Of The Faith」の強いメッセージを届けたあの時のままのジューダスの有言実行を確信できる姿に感動している。変わって行くカッコ良さもあるけど、変わらないカッコ良さも当然ある。3曲目「Invincible Shield」この曲も往年のジューダスファンには胸が踊るような楽曲です。「Defenders Of The Faith」〜「Turbo」〜「Ram It Down」〜「Painkiller」の流れが特にたまらなく好きなんだけど、その間にこのアルバムが入ってたとしても同様の興奮で聴いてたと思う。この4枚は今でもよく聴くアルバム。一番好きな曲は「Hell Bent For Leather」に入ってる「Delivering The Goods」なんだけど。4曲目「Devil In Disguise」も80年代前半のジューダスを彷彿させるし、5曲目「Gates Of Hell」は80年代後半〜90年代のジューダスを感じる。6曲目「Crown Of Horns」この曲も先行でネットで聴いて知ってた曲。初めて聴いた時はあまりピンと来なかったけど、何度か聴くうちにどんどんハマってきた。7曲目「As God Is My Witness」はライブで観客は暴走しそうなファストナンバー。8曲目「Trial By Fire」もすでに聴いた事があった曲なのですが、この曲は今までにあまりなかったような印象で聴いた。9曲目「Escape From Reality」もやや珍しいタイプの曲で、1970年代の少しプログレっぽさもある曲を思い出させるように感じる。10曲目「Sons Of Thunder」もジューダスらしさを強く感じられる曲。11曲目「Giants In The Sky」アルバムラスト曲は歌メロとアコギのソロが印象的なミディアムナンバー。12曲目「Fight Of Your Life」13曲目「Vicious Circle」14曲目「The Lodger」の3曲はボーナストラック。2005年、2008年、2018年と2000年代以降の来日も出来る限り観に行ってる。2008年はあまり印象に残ってないけど、ロブが復活した2005年とアルバム「Firepower」のツアーは凄く良かった!70年代の2回目の来日からほとんど行ってるけど、次の来日がもしあればかなり楽しみに思える。凄くライブで聴きたい「Winter」とか絶対やってくれないだろうなぁ。「Delivering The Goods」はいつでも聴きたい曲。(メガジャケ付きの方を買ってしまう・・・。どこかに貼って飾るわけでもないのに)
2024年03月12日
谷村新司さんの2009年発売の28枚目のソロアルバム「マカリイ」に収録されてる曲。「メトロ」作詞 谷村新司さん 作曲・編曲 長谷川きよしさん谷村新司さんと長谷川きよしさん、それまであまり交わる事がなさそうなイメージだった。谷村新司さんは1968年9月にアリスの前のバンド「ロックキャンディーズ」でレコードデビュー。長谷川きよしさんもその1年後の9月にレコードデビュー。1970年代前半に多くのフォークアーティストが出演するフェスなどでは共演もした事があったのだろうけど、がっつりと共演という事はなかったと思う。2009年に突然、ちんぺいさんのアルバムに長谷川きよしさんが参加していると知って驚いた。その上、2009年春のちんぺいさんのライフワークだったコンサート「ココロの学校」で数カ所、特別ゲストとして出演すると知った。この「メトロ」という曲は繊細で静かな時間が流れる曲です。完全にちんぺいさんと長谷川きよしさん二人だけのレコーディングです。アコースティックギターとコーラスを長谷川きよしさん、その演奏のみでちんぺいさんが唄う。長谷川きよしさんとハモる部分も多く、これが驚くほどにバイブスがばっちり合ってて最高です!そして長谷川きよしさんのボサノバなギターにちんぺいさんの声が溶け込むように、長谷川さんの弾くギターの音色やピッキングの全てがちんぺいさんの声の響きに完全にマッチしてる。長谷川きよしさんのアルバムでは「ネオン輝く日々」が特に好きでよく聴いてた。浅川マキさんがプロデュースしたアルバムです。未発表だった荒井由実時代のユーミンの楽曲「美しい日々」もレコーディングしています。「波止場」「影に泣く」と「美しい日々」とその当時の浅川マキさんっぽさが感じられる、「グレー・ゾーン -Gray Zone-」「Like a Grass Window 不貞を働く女のように」の2曲も最高です!長谷川きよしさんの初期のアルバムも最近、また聴いてるので感じた事を書きたい。「マカリイ」のちんぺいさんの声は生々しくて、ついこの前のアルバムのように思えてしまうけど、もう15年も前の歌声なんだ。「風のメロディー」や「夢になりたい」を聴いてるとまだ胸が苦しくなる。ちんぺいさんが書き残してた歌詞がノートの中やPCの中にもしあれば、べーやんときんちゃんが曲をつけて全て作品化してほしいと願う。これからもアリスとしての新曲が聴ける事を祈って。
2024年03月11日
アメリカのロックバンド「Three Dog Night」の10枚目のアルバム「Cyan」からの第二弾シングルカット。最初にシングルカットされた曲は「Shambala」でした。「Shambala」はキャッチーなラテン色のあるロックナンバーでインパクトも大きかった。ビルボード3位まで上がり大ヒットしました。「Three Dog Night」の曲の事もかなり書いたような気がする。洋楽を聴き始めた最初の頃に聴いてたバンドなので思い入れも結構ある。リアルタイムじゃなく後追いで聴いてたけどBLACK SABBATH、Bruce Springsteen、QUEEN、The Moody Blues、CCR、Ten Years After、辺りのアーティストから洋楽にどっぷりハマり始めた。A面「Let Me Serenade You」(邦題「愛のセレナーデ」)アルバムの中ではやや地味な印象の曲ですが、ホンキートンク風なピアノから始まり、軽いノリで盛り上がって行く曲。アルバムではB面3曲目という何となく中途半端な位置に収録されています。この曲は時が進みバンドも大人になり落ち着いた頃のライブヴァージョンが最高です。後にメリッサ・マンチェスターがカヴァーしてソウルフルに歌い上げています。B面「Storybook Feeling」この曲は大好きなバラードです。Chuck Negronの美しいファルセットとキラキラしている演奏が胸に迫ってきて感動です。「Three Dog Night」のバラードはほぼハズレなしと言ってもいいほどです。良い曲の宝庫!再ブレイクする事はないだろうけど、もっと聴き継がれても良いと思うバンド。
2024年03月10日
子供の頃、春休み、夏休み、冬休みの楽しみは「東宝チャンピオンまつり」だった。(同時に子供の味方のガメラシリーズが観られるのも楽しみだった)家から歩いて15分ほどの場所に東宝の映画館があったので、小学校3年生くらいからは一人で映画館に通ってた。期間中、2〜3回は観に行ってた。この「ゴジラ電撃大作戦」は1972年12月17日封切りだった。家が商売してるのもあって年末で忙しく親に映画館に連れて行ってもらうより一人でも行けたので束のように毎回持ってた割引券を持って映画館に通った。小人350円、割引券で50円引きの300円握りしめ水筒にお茶を入れてパンかおにぎりをバックに入れて朝から夕方過ぎまで映画館に入り浸り。この時は3本立て。観たいのはゴジラだけ。1回目だけ3本観てあとはロビーで映画館のおばちゃんとしゃべったりプログラムを観て時間を潰してた。「ゴジラ電撃大作戦」は3回〜4回は観る事ができたように思う。「ダイゴロウ対ゴリアス」の尺が長かったけど、これは館内に入って何度か観てたような気がする。5本立てとかだとゴジラを2回しか観られない時もあった。何回か観るうちの何度かは一番前の座席で観るのが好きだった。見上げるように大スクリーンに映し出されるゴジラに興奮してた。(東宝チャンピオンまつり編集の映画だけを集めたLDボックスの中の1枚)いつも通ってた神戸東宝は客席が872席もあるかなり大きな映画館。スクリーンも東宝系の映画館で神戸では一番大きかったと思う。三宮にあった二分割される前の三劇や板宿東宝もそこそこ広かった記憶がある。それでも神戸東宝ほどの迫力のある大スクリーンではなかった。神戸東宝のビルには1階に神戸東宝と神戸シネマがあった。神戸シネマも569席ある大きな映画館。3階には神戸名画があった。ここは200円で2本立てが楽しめる3番館。それでも324席あった。今のシネコンのかなり大きめな方だと思う。324席でも狭いしスクリーンが小さいし・・・って子供の頃に思ってたぐらいなので、今のシネコンのスクリーンのほとんどが小さく感じる。神戸東宝は繁華街、飲み屋街の真ん中にあったのもあって、インターバルに流れる音楽はどんな映画の時もド演歌!それも爆音でかかっていた。戦前の歌謡曲などもよく流れてた。そこでいろんな戦前〜戦後の曲を覚えたように思う。小学生で「♪青い芽をふく 柳の辻に花を召しませ 召しませ花を〜」とか普通に覚えて歌ってた。映画の話を書こうと思ったら、あの頃の映画館での思い出や匂いや光景が浮かんで来て、忘れないうちに書いておきたくなった。(LDの裏ジャケ)(このポスターが銭湯に貼ってあるのを初めて観た時は興奮した^^;)「ゴジラ電撃大作戦」は1968年8月封切りの「怪獣総進撃」を再編集してタイトルを変えたもの。この映画のポスターを近くの銭湯で初めて見た時は新作なんだと思ってた。「怪獣総進撃」を映画館で観た記憶はほとんどなかったので、短縮版だけど再び大きなスクリーンで観る事ができてよかった。一度の10体も怪獣が出てくる事の豪華さはあるけど、内容的にはそこまで良いとは子供の頃から思ってなかった。キングギドラを寄ってたかってボコボコにするのも好きじゃなかった。何もしない怪獣もいるし設定が変な怪獣もいるし、何よりキラアク星人にゴジラが操られてるのが許せなかった。他でもよく操られてるんだけど…。この映画の中で子供ながらに、女性にひどい事するな…と思ったシーン。怪獣ランドの職員の中の女性、真鍋杏子はキラアク星人に操られる。その受信機がイヤリングに。主役の山辺はそのイヤリングを両耳から引きちぎる・・・凄い出血で絶対に物凄く痛い。(ラドンがモスクワを襲うシーンはもう少し長く観たいと思った)(ほんとは地底怪獣はバラゴンなのに、急遽ゴロザウルスが地底怪獣になったのは バラゴンの耳が邪魔になって地底から出て来れなかったかららしい。そのおかげで ゴロザウルスはメジャーになれた。それまでほとんど知られてなかったと思う。)(マンダが羽田のモノレールの線路に絡みつく場面はすごく良い!)(向こうでゴジラが暴れてる)(キングギドラを倒した後、怪獣ランドでゴジラ親子は再びおとなしく人間に拘束されてる)(他の怪獣はそれなりに良い感じなのに、ゴジラがおかしすぎる。 光線や放射熱戦に赤く色付けてるのは自分が書いた落書き)(ここもゴジラだけ明らかにおかしい。他の怪獣はそれなりに良いのに。 子供の頃にすでに写真にしてほしいといつも思ってた。朝日ソノラマのソノシートは 写真のもあったけど、ほとんどイラストだった。)(東宝チャンピオンまつりBOXの箱。49440円もしたのか。でも豪華な仕様で満足。 レーザーディスク8枚組。1992年8月に発売された。たしか予約して買ったと思う)
2024年03月09日
フランク永井さんのデビュー21年目に開催されたリサイタルのライブ盤。1976年11月3日 中野サンプラザCD化されたのでリマスターされ良い音で聴けます。セットリストも凄いボリューム感のある内容です。残念な点はオリジナル曲をフルコーラス歌わない曲がある事ぐらいで、原信夫とシャープス&フラッツの演奏が本当に素晴らしい!DISC 11曲目「君恋し」2曲目「夜霧に消えたチャコ」3曲目「夜霧の第二国道」4曲目「有楽町で逢いましょう」5曲目「霧子のタンゴ」6曲目「俺は淋しいんだ」7曲目「東京午前三時」8曲目 メドレー 「恋人よ我に帰れ〜バラの刺青〜16トン〜西銀座駅前〜東京カチート〜東京ナイトクラブ 〜好き好き好き〜パリの空の下〜ある愛の詩〜愛あればこそ〜花と蝶〜蝶々〜春一番〜 ビューティフル・サンデー〜シクラメンのかほり〜イエスタディ〜夜も昼も〜そっとおやすみ〜 モーツァルトの子守唄〜赤ちゃんは王様だ〜おさななじみ〜世界は二人のために〜二人でお酒を 〜Everybody Loves Somebody〜恋人よ我に帰れ(Lover, Come Back To Me)」9曲目「浮気川」10曲目「妻を恋うる唄」DISC 21曲目「大阪ぐらし」2曲目 大阪メドレー 「大阪野郎〜船場ごころ〜大阪流し〜大阪ろまん〜加茂川ブルース」3曲目「こいさんのラブ・コール」4曲目「ふるさとの風」5曲目「恋夜」6曲目「きっときっときっと」7曲目「中山晋平メドレー 船頭小唄、ゴンドラの唄、さすらいの唄」8曲目「Where The Blue Of The Night Meet The Gold Of The Day」9曲目「As Time Goes Bye」10曲目「枯葉」11曲目「All Of Me」12曲目「季節はずれの風鈴」13曲目「そっとしといてあげるから」14曲目「霧子のタンゴ パートII」15曲目「おまえに」フランク永井さんは1955年10月に1928年にアメリカで発表された「Lover, Come Back To Me」に邦題を付け「恋人よ我に帰れ」でデビュー。このリサイタルでもメドレーの頭と最後にこの曲を歌っていますが、ジャズを得意とするビッグバンドの素晴らしい演奏で聴く「Lover, Come Back To Me」は最高です!Disc1の8曲目のメドレーは23分近い壮大なメドレー。デビュー当時の「恋人よ我に帰れ(Lover, Come Back To Me)〜バラの刺青〜16トン」の洋楽JAZZカヴァーから往年のヒットオリジナル曲、1976年当時ヒットしてた曲も織り交ぜています。中でも宝塚歌劇「ベルサイユのばら」の主題歌「愛あればこそ」をフランク永井さんが歌っているのは圧巻です。歌の前に少し笑いを取る感じでアンドレ風のセリフを入れています。メドレー終盤「Everybody Loves Somebody」はフルで聴きたいと思ってしまうほどの素晴らしさ。「東京カチート」はメドレーじゃなく普通に聴きたかった。フランク永井さんは「東京午前三時」「有楽町で逢いましょう」「東京ナイトクラブ」「東京カチート」「東京無情」などのヒットのイメージで東京のオシャレな夜に似合うように思いがちですが、意外と大阪を歌った曲はほとんどがヒットしています。1958年の「こいさんのラブ・コール」を筆頭に1960年「大阪野郎」から「大阪ぐらし」「大阪ろまん」「船場ごころ」「堂島」「大阪流し」「大阪ジェニー」「こいさん物語」などヒット曲が多い。その大阪の曲を集めたコーナーも圧巻です。その中なら「大阪ろまん」がダントツに好きな曲。Disc2の1曲目、2曲目が大阪の曲です。3曲目「ふるさとの風」は「俺は淋しいんだ」のB面曲です!B面も人気曲になりリクエストが多い曲になったそうです。この日もファンの要望に応えてセットリストに入れたそうです。野坂昭如さん作詞の少しコミカルな「きっときっときっと」は「ラストダンスは私に」を彷彿させる軽快なラテンナンバーです。アルバムにのみ収録されてた曲でライブヴァージョンは貴重です。この日のリサイタルで確実にハイライトと言えるのは、ビング・クロスビーがカヴァーした事で大ヒットした8曲目「Where The Blue Of The Night (Meet The Gold Of The Day)」です。この曲、多くの人が歌ってるのを聴いたけど、ビング・クロスビーと並ぶほど良いと思ったのはこのフランク永井さんの歌唱です。原信夫とシャープス&フラッツの演奏も最高にカッコいい!「枯葉」はウッドベースの演奏のみでフランク永井さんが歌い始めるJAZZアレンジ最高です。この曲もビッグバンドの演奏も最高!フランク永井さんの歌うJAZZはハズレなしのカッコ良さです。続いての「All Of Me」も文句なしのカッコ良さ!あのフランク・シナトラが「日本で一番上手い歌手」と名指ししたほどです。「フランク永井」の「フランク」は「フランク・シナトラ」からです。その「フランク・シナトラ」に日本で一番上手い歌手と言われたらこれ以上の喜びはなかったのじゃないかと思う。フランク永井さんは歌謡曲も最高ですが、英語で歌うJAZZが驚くほどカッコいい!「霧子のタンゴ」は吉田正さん作詞・作曲、そして編曲も担当した「霧子のタンゴ パートII」は1962年に発売されたこの曲もそうですが、フランク永井さんの曲は自分もまだ生まれてなかった頃の日本のオシャレな部分や夜の世界を感じさせてくれる。
2024年03月08日
アメリカを代表するシンガーの一人「ニール・ダイアモンド」の大ヒットシングル。このシングルは大ヒット曲をカップリングして日本で発売されたものです。A面「Sweet Caroline」(スィート・キャロライン)ふとした時にこの曲の一部分が頭に浮かぶ事がよくある。それがイントロ部分だったりあの有名なサビ部分だったり、サビへ行く前の盛り上がって行く部分だったり…。特に今の季節、3月〜5月頃に歩いてる時にも急に口をついて出てくる。イントロのフレーズや音色からフェードアウトまで全てが好きな曲。アメリカではサッカー、ベースボール、アメリカンフットボールなどのスタジアムで大合唱になる場面も何度も観た。イギリスでも大合唱されてる。10代〜80代までみんな歌えてしまうんじゃないかと思うほどにアメリカでは超ポピュラーな名曲。楽曲として完璧に出来上がってるとしか思えない。何百回聴いたかわからないほど聴いてるように思う。ライブヴァージョンもいろいろ聴いたけど、Aメロをかなり崩しながらの歌唱にも惹かれる。B面「Kentucky Woman」(ケンタッキー・ウーマン)この曲はDeep Purpleがカヴァーした事でも有名です。自分は10代の頃はDeep Purpleのヴァージョンしか知らなかったので、疾走感のあるロックヴァージョンの印象が強かった。このニール・ダイアモンドのオリジナルを聴いた時は逆に衝撃だった。めちゃくちゃカッコいいフォーキーなアレンジ。1967年10月に発売されました。パープルのも好きだけど、やはりオリジナルのカッコ良さは強烈。ニール・ダイアモンドの曲の事って一度も書いていなかったかも知れない。書き出したら山のように好きな曲があるから…。好きなシンガーやバンド、アーティストが多すぎて死ぬまでに全て聴き直していけるのか不安になる^^;
2024年03月06日
アメリカのハードコア/メタルコア「The Dillinger Escape Plan」の1998年発売のEPこのEPと1stフルアルバム「カルキュレイティング・インフィニティー」を初めて聴いた時は衝撃でした。2000年前後からデスコアやブルデス、ブラックメタルにどっぷりハマり始めて、その中に「The Dillinger Escape Plan」もあった。2008年に来日した時はライブにも行った。もう16年も前・・・こわっ。BLACK METALの大御所「MAYHEM」と「The Dillinger Escape Plan」とあと一つ何かバンド出てたと思うけど、3バンドが出演するライブだった。あの頃、この系統のバンドのライブによく行ってたので記憶がごっちゃになってる。なんばハッチだったような気がする。バンド構成Adam Doll – BassDimitri Minakakis – VocalsChris Pennie – DrumsBen Weinman – Lead guitarJohn Fulton – Rhythm guitar久々に「Miss Machine The DVD」を観てたらこのEPと1stが聴きたくなった。1曲目「The Mullet Burden」2曲目「Sandbox Magician」3曲目「Abe The Cop」「The Mullet Burden」の破壊力は強力。最近、エグいほど激しい音楽を聴く事が減ったけどこの曲は今でもカッコよく思えて引き込まれる。「Sandbox Magician」は改めてテクニックの凄さに鳥肌です。1998年のエクストリーム系にしたら音はかなり良い方だと思える。「Abe The Cop」はライブヴァージョンが最高にカッコいい!このEPのReissue版が出てるようで、ボーナストラックにライブ1本が収録されてるとか。何で買ってなかったのだろ。あとで探して買うつもり。バンド自体は2017年に解散してたけど最近、再結成されてライブ活動始めてるとか。The Dillinger Escape Plan、Sikth、Suffocationなど、テクニカルなエクストリームメタルに一時期ハマりまくってた。
2024年03月05日
アメリカのロックバンド「Three Dog Night(スリー・ドッグ・ナイト)」の1971年発売シングル。Cory Wells – Lead vocalsMichael Allsup – GuitarJimmy Greenspoon – keyboardsJoe Schermie – BassFloyd Sneed – DrumsDanny Hutton – Background vocalsChuck Negron – Background vocalsA面「Never Been To Spain」7枚目のアルバム「Harmony」から第二弾シングルカット曲。この曲はアメリカのシンガーソングライター「ホイト・アクストン」がオリジナルでそのカヴァー曲です。アルバムではA面の1曲目を飾る名曲です。このアルバム「Harmony」自体が本当に名盤で名曲の宝庫です。第一弾シングル「An Old Fashioned Love Song」は名曲中の名曲。売り上げはビルボード4位まで上がって大ヒット!この曲もビルボードチャート5位まで上昇して大ヒットしました。B面「Intro Poem: Mistakes And Illusions / Peace Of Mind」「間違いと幻想」の詩の朗読から始まりピアノ1本での歌唱が大部分を占める「Peace Of Mind」につながります。美しいメロディーのバラードです。アルバム「Harmony」のB面ラストに収録されています。このアルバムからのシングルカットは第三弾「The Family Of Man」が特に好きです。「The Family Of Man」の事はかなり前に書いたように思います。
2024年03月04日
1978年4月5日に発売された6枚目のアリスのアルバム「ALICE VI」に収録されている曲。「ある日の午後」作詞・作曲 矢沢透さん 編曲 大浜和史さんこの曲のボーカルは堀内孝雄さん(べーやん)です。アリスの曲だと言わずに人に聞かせたら、アリスのヒット曲の数々を知ってる人でもべーやんが歌ってるなんてきっと思わないだろうと思う。この曲を初めて聴いた中学生の時、べーやんのファルセットのような美しい声に感動した。この前のヤングタウンの放送内でべーやんはファルセットが使えないって言ってたけど、これが地声なのだったら逆に凄すぎる。この発声で歌った曲はアリスの楽曲にも何曲かありますが、ここまでべーやんの個性を完全に消したような歌唱はこの1曲だけのように思う。「ALICE IV」収録の「太陽に背を向けて」のAメロ部分もかなり近い発声のように思う。「ALICE Ⅶ」の中の「緑をかすめて」も「ある日の午後」と近い歌唱ですが、「緑をかすめて」はべーやんが歌っているとすぐにわかる曲。ソロ曲なら「故郷には帰りたくない」もファルセットに近い歌唱ですが、べーやんだと1発でわかるのは作曲がべーやんだからかな。編曲の大浜和史さんはアリスの編曲をこの曲と、同じアルバムに収録されてる「センチメンタル・ブルース」の2曲のみだった。どちらのきんちゃんの作曲の楽曲。大浜和史さんと言えばピンク・レディーファンにはおなじみの名前です。ライブの音楽監督、楽曲の編曲、ライブでの編曲、演奏などピンク・レディーの洋楽志向なライブには欠かせない人でした。(1978年5月〜7月末まで2人のアリスのツアーで全国を回った)「ある日の午後」はセットリストに入ったコンサートツアーは一度だけです。それも1978年5月に体調を崩して入院したちんぺいさんが休養してた期間の二人のアリスのツアーの時のみ。コンサートの5曲目でこの曲は歌われました。コンサートでは矢沢透さん(きんちゃん)本人が歌いました。この曲を歌う前のMCできんちゃんは、本当はレコーディングする時まで自分が歌う予定だったけど歌ってみたら難しすぎて声が出なかったとか。ギター弾き語りで歌ったのですが、この曲のコード進行を見たらわかると思うけど、非常に複雑なコード進行で普段はライブでギターを弾いていないきんちゃんは大変そうでしたが、歌は本当に良かった。Cmaj7 C6 Dm7 Dm6 E♭maj7 Em7 F Edim A7 Dm D♯dim E7 Am Am/G Am/F♯ Am/F古びた〜 本棚の すみに落ちていた写真 ま〜だ君が若かった頃の 少しだけ 大人びて最初のAメロの途中までだけでこんなに複雑。その上、このあと転調が2回もあるし…。こんなに複雑でも曲になって聴くとメロディーも滑らかでドラマチックになっています。「ある日の午後」が収録されてる「ALICE VI」の8トラック版では「ある日の午後」が一番ラストに収録されています。レコードとは曲順が見事にバラバラです。さらに「さらば青春の時」まで2曲目に入っています。カセットテープ版はLPとまったく同じ曲順で収録されています。(この曲順で聴いてみたらアリスファンならかなり違和感あると思う。 8トラは意外と音が良かった記憶がある。もう聴くプレイヤーがないけど)2月22日と2月29日、2週連続できんちゃんのお店に行っていろいろ話してきました。きんちゃんと元シグナルの住出勝則さんと滝ともはるさんの3人で活動してたHUKUROHですが、バンド名も変えてブラッシュアップさせて活動開始するようです。6月23日(日)16時 SHIBUYA PLEASURE PLEASUREから始動。(道玄坂のユニクロの6F)昨日、ヤンタンできんちゃんも発表しました。チケット発売などはヤンタンでまた発表してくれると思います。ちんぺいさんがいなくなってしまった後、べーやんときんちゃんの活動をもちろん今まで通り、応援していきます。アリスとしての追悼のイベントなども予定されているようです。
2024年03月03日
昨日は東京に松任谷由実さんと平原綾香さんのコンサートを観てきました。先週の木曜日の中島みゆきさんのコンサートと2週連続の東京でした。今週はユーミンのコンサート!(バックにスクリーンのみのシンプルなステージ。 このシンプルな舞台がライティングや映像やレーザー光線でゴージャスなステージに変わる。 音も迫力があり大満足な音響でした。)キャパ800人のホール。チケット取れた事は本当の奇跡!ユーミンはこの前まで10000人規模のアリーナを54本完売にして12月28日に終了させた所。そして2月にはまったくセットリストも違うコンサートを開催。毎年恒例の苗場でのコンサート。2月5日から19日まで公演して、そして28日にはまたまったくセットリストの違うこのコンサート。28日と29日の2days限定。2日間で1600人・・・。多分、これまでのどのコンサートよりも当選確率が低く競争率の高いプラチナチケットだったのかも知れない。最近、異常にユーミンの音楽を求めてる自分に神様が当ててくれたのかも。ユーミンは2023年最も観客動員の多いソロアーティストだった。57万人を軽く動員。あの内容なら納得。デビュー50周年の大御所アーティストとは思えない動員力。ユーミンのパフォーマンスも最高だったし、演出もライティングもパフォーマー達の演技も。今回、観たコンサートは映像と語りと歌で構成されてるコンサート。雪資源を守るためにウィンタースポーツに関わった人々が立ち上げたプロジェクト。「SAVE THE SNOW PROJECTS」上村愛子さんが描いた絵本を元に広がった世界。総合演出は松任谷正隆さん!素晴らしい!の一言の演出でした。松任谷正隆さんがこのコンサートのために新たに書き下ろしたストーリー。そこに二人の語りと歌が紡がれていきます。(この1500円の絵本もチケット料金に含まれています。パンフレット代り。 そして協賛の会社からのお土産も付いていました!)平原綾香さんは谷村新司さんが書き下ろした名曲「朱音」で知った。2009年発売。「朱音」はちんぺいさんと二人でデュエットしているヴァージョンもあってこれがまた最高です!ちんぺいさんのアルバム「NINE」に収録されています。平原さんは「谷村さんと出会って、ちゃんと知ったのは一緒に中国に行かせてもらった時が 一番思い出に残っています。 その時、歌うことに悩んだり、細かい事にとらわれすぎて考え込んでしまうことが あったのですが、谷村さんと中国に一緒に行ってステージで歌った時に そういう素晴らしい場所で歌えたこと、言葉は通じなくても心から歌うことの 楽しさを感じることが出来て、それから人生が変わったような気がしたんです。 谷村さんのおかげで広がっていく自分がいました。」と2010年に語っていました。ちんぺいさんと一緒に出演してるライブやテレビも多かった。とにかくユーミン最高だった!今では大好きなアルバム「Frozen Roses」から「Spinning Wheel」が聴けたのが最高!この曲の歌詞とアレンジがたまらない。生でこの曲を聴けただけでも東京まで行った価値があった!それ以上に!!「ダンスのように抱き寄せたい」を歌ってくれた。イントロが聞こえただけで泣けた。この曲はとんでもない名曲です!2011年発売の超名盤「Road Show」に収録されています。プラチナチケット、そしてこの2曲が聴けたのは奇跡のように感じる。セットリスト(ユーミン)1曲目「守ってあげたい」2曲目「Spinning Wheel」3曲目「雪だより」4曲目「ハルジョオン・ヒメジョオン」5曲目「ダンスのように抱き寄せたい」6曲目「やさしさに包まれたなら」7曲目「春よ、来い」8曲目「卒業写真」行けて良かった・・・の一言です。「Road Show」と「POP CLASSICO」と「宇宙図書館」と「そしてもう一度夢見るだろう」と「深海の街」の5枚のアルバムは全曲めちゃくちゃ好きでずっと聴ける。ユーミンファンになった頃の「悲しいほどお天気」や「時のないホテル」〜「PEARL PIERCE」「NO SIDE」などももちろん今でもずっと聴いてるけど最近5枚のアルバムが強力すぎて昔のアルバムが霞むほどです。とにかく今のユーミンがカッコいい!平原綾香さんの歌は「朱音」しか知らないけど、昨日聴いた曲、どれも感動でした。圧倒的な歌唱力!現在の日本のポップス界では確実に一番歌が上手いように思う。今、パソコンから「悲しいほどお天気」が流れてる。この曲のアウトロのアコギのGソロを必死にコピーして練習した事があったけど簡単そうでまったく雰囲気も出せないし、今だにアウトロ聴くとゾクゾクする。そういえば平原綾香さんの曲で浜崎賢太さんがフレットレス5弦ベースでソロを弾いてたのが鳥肌がやばかった。ベースソロと言えば同じ「悲しいほどお天気」のアルバムに収録されてる「水平線にグレナディン」のベースソロがたまらなく好きです。そうそう「SAVE THE SNOW CONCERT」のバンドはユーミンのおなじみの凄腕メンバー!武部聡志さん Key、Piano 遠山哲朗さん Guitar浜崎賢太さん Bass原 治武さん Drums今井マサキさん Chorus A Guitar5人だけなのに物凄くゴージャスな音にアレンジされてるのも松任谷正隆さんが天才すぎるから。ユーミンはこのあと、レコーディング、そしてツアー!そして45回目の苗場。新作が楽しみです。次はホールツアーなのだろうか。アリーナツアーでもどちらでも十分に楽しませてくれるので拘らない。ネット配信で観たこの前の苗場のセットリストが超羨ましかった。自分の好きな曲のオンパレードで2009年以降の楽曲が中心にセットリスト組まれてて最高だった!3公演分をネット配信で観る事ができたので満足です。そりゃ生で聴きたかったけど。「星になった二人」「I Love You」「月までひとっ飛び」「Smile for me」「ピカデリー・サーカス」「Babies are popstars」「Mysterious Flower」「宇宙図書館」が大好きな最近の名曲。そして最強「July」と「砂の惑星」強烈に好きな曲ばかりだった。2022年のユーミン
2024年03月02日
藤山一郎さんと古関裕而さんがタッグを組んで大ヒットした曲をカップリングしたシングル盤。1977年5月1日発売。このコンパクト盤に収録されてる2曲ともオリジナル音源ではなく1960年代に再録音したものです。A面「長崎の鐘」作詞 サトウ・ハチローさん 作曲 古関裕而さん 編曲 村山芳男さんオリジナルは1949年7月1日発売で編曲も古関裕而さんが担当しています。1959年9月発売のLP盤「藤山一郎なつかしの歌声」があり、冨田勲さんの編曲のクラシカルなイメージのヴァージョンもあります。このシングルは村山芳男さん編曲ヴァージョン。多分1960年代後半にレコーディングされた物だと思う。コロムビア女性合唱団を使って鎮魂歌色を強く出したヴァージョン。このヴァージョンを聴くといつも1954年「ゴジラ」1作目の中で少女たちが合唱する「平和の祈り」の場面を思い出す。セルフカヴァーの2ヴァージョンも素晴らしいのですが、やはりオリジナルが一番です。ベスト盤などを買ってもそのヴァージョンが当たるのか書いていないのでわからない。編曲者が裏ジャケなどに掲載されてたら編曲者でどのヴァージョンかわかる。B面「ニコライの鐘」作詞 門戸ゆたかさん 作曲 古関裕而さん 編曲 佐伯亮さんこのヴァージョンもイントロから女性コーラスを使い感動的に仕上げてる1960年代に再録したヴァージョンです。オリジナルはこのシングルヴァージョンよりもやや重く始まります。この古関裕而さんとのコラボの2曲はコーラスはなく、声は藤山一郎さんだけの声の方が感動できる。オリジナルは1951年12月10日発売でした。(昭和26年)古関裕而さんが提供した楽曲なら、この2曲が特に有名で名曲なのですが、自分は1953年発売の「みどりの雨」が特に好きです。昭和28年の楽曲とすれば歌詞もアレンジもおしゃれで1950年代のユーミンのような。「♪ゴルフ帰りの セダンが走る 乙女峠に ホロホロと」が何となくユーミンの「♪緑のクウペが止まる 雲を映し Sure love my True love 昔より遊んでるみたい」を思い出させる。「みどりの雨」の作詞家は丘 灯至夫さんです。当時にすればかなり若者向きな曲やオシャレな曲が多いように思う。「高原列車は行く」「東京のバスガール」「あこがれの郵便馬車」「白いランプの灯る道」や有名な「高校三年生」もそうです。70年代になるとテレビ漫画の主題歌も多く書いています。「ハクション大魔王」「みなしごハッチ」「キカイダー」など…古関裕而さんが藤山一郎さんに書いた名曲はまだまだあります。CDでは結構持ってるので、また少しずつ聴いていきたい。
2024年02月29日
イギリスのプログレッシブ・ロック『The Moody Blues』が1970年に発売した日本盤シングル。この曲は1969年11月発売の5枚目のアルバム「To Our Children's Children's Children」に収録されています。この日本でのシングルカットは次のアルバム6th「A Question Of Balance」発売後でした。A面「Candle Of Life』(キャンドル・オブ・ライフ)メンバー構成Justin Hayward – Vocals, Acoustic guitarJohn Lodge – Vocals, BassMike Pinder – Mellotron, Piano, Backing vocalsRay Thomas – Backing vocalsGraeme Edge – Drums,Percussionアルバム「To Our Children's Children's Children」の中で、単体でよくこの曲だけ聴いてた。美しいアレンジ、イントロなんて何百回も聞いてるのに今だに鳥肌になる。イントロのフレーズは間奏にも何度か登場しますが、このフレーズがこの曲を人の印象に残す要因の一つだと思う。歌メロも美しいのは当然ですが、このイントロのフレーズがアウトロで展開するのもたまらない。アルバムでは次の曲「Sun Is Still Shining」に繋がっていきます。不思議な世界に一気に引き込むインド民族音楽風なメロトロンとシタールとAギターの響き。この2曲の流れは最近、特にお気に入りです。B面「Question」メンバー構成Justin Hayward –Vocals,12-string acoustic guitarJohn Lodge - BassMike Pinder – Mellotron, Backing vocalsRay Thomas – Tambourine, Backing vocalsGraeme Edge – Drums, Percussionアメリカ、イギリスではこのシングルはA面、B面が逆で「Question」がA面です。まあ、それで普通だと思う。ニューアルバムからのシングルカット第一弾なのに日本は前のアルバムからのB面曲をメイン曲にしている。イントロから曲の前半は激しく16ビートで12弦ギターをかき鳴らしまくりのフォークロックなめちゃくちゃカッコ良いパートです。The Moody Bluesはプログレバンドですが、他のプログレバンドよりも音楽の幅が特に広いように最近感じるようになった。異常だとも思えるほどに美しい曲は数え切れないほどあるし、飽きる事なく聴ける曲が多い。日本では一般的に浸透しなかったのが残念。海外ではかなり売れてたけど。
2024年02月28日
毎年、庭のさざんかが満開になったら写真撮ってブログに載せてるけど、今年はかなり早いうちに咲き始め毎年のように一気に咲く感じではなかったので写真撮らなかった。その代わりに梅の木に毎年、メジロやウグイスが来てるのでそれを何とか撮りたいと狙ってた。梅の木は3階のベランダを超えるほどにかなり大きく育っています。昨年、植木屋さんに剪定してもらわなかったから、いつも以上に梅の木がやばい事になってた。毎年、今の時季が来ると毎朝、梅の木でいろんな鳥の鳴き声が聞こえる。一番目立つのはウグイス。次はチキチキバッタのような鳴き声のもず。メジロはキーが高く長く鳴き続ける。もずがいる時はメジロもウグイスもいないような気がする。メジロとウグイスは同時に鳴いてるのをよく聴いてるけど。ベランダの扉をそーっと開けるけど、一瞬でみんな翔び去ってしまう。ガラス越しにも人の気配を感じると木の奥側にいってしまって写真が撮れない。この前、仏壇に供えようと梅の枝を切っていたら逃げないメジロが1羽いた。スマホを取り出し何とか撮れた。他のメジロは4羽ほど飛び去っていったのに、この1羽だけ枝に残ってさえずっていた。(二階のベランダから撮った写真)椿の木も3本植えてあるけど、これもかなり大きくなってて自分の背の高さを超えるほどに育っている。ここにも野鳥はいろいろ来ている。昨年の秋、椿専用の良い肥料を紹介してもらって巻いた所、今年は葉っぱの色艶がまったく違って、蕾も多くいつも以上に花も咲いた。そういえばHB-101の顆粒が発売されてるようで、これは買おうと思う。液体の時はうすめる作業が面倒臭くてすぐにやめてしまったけど、顆粒なら楽そう。HB-101はかなり前にディスカスをたくさん育てていた頃に水に入れると良いと聞いたので、入れてた時があった。悪くはなかったと思うけど、特に良かったとも思わなかったなぁ。産卵が多くなるとか、つがいの雄雌がストレスなく仲良くしてたとも特に思わなかった。ディスカスは水質命なのでいろいろな事を試してみてた。ほぼ純水にしてみたり(純水を作る浄水器を買ってた)、ワイルド種の時はピートをたくさん入れたり…。また、ディスカスの産卵、ブリーダーに挑戦したいけど時間と手間が凄くかかる。熱帯魚屋さんでいろんなディスカス見てると欲しくなる。また、ディスカスは顔が可愛くてたまらない。HB-101の話から水槽の話になってしまった。(毎年、梅の実もいっぱい出来るけど、収穫した事は一度もなかったと思う。 青梅が大きくなった時に一度収穫して梅酒でも漬けたいと思う。 梅の木の奥は白樫の木。これもぐんぐん伸びるので植木屋さんに毎年剪定してもらわないと ダメなんだけど…ついつい忘れてしまってる)
2024年02月27日
オジー・オズボーンのソロの原点、ソロデビュー曲「Crazy Train」は1980年8月29日にイギリスで発売された。1stアルバム「Blizzard Of Ozz」は1980年9月12日発売。シングル「Crazy Train」2週間早く先行発売された。レコーディング期間は1980年3月22日〜4月19日(ジャケットあり7インチは今では手に入れるのはかなり難しいようです。ジャケなし7インチも ネットや中古レコード屋で見かける事もあまりなくなった。すごい値段で売ってるのも見た事あるけど 最近の相場は5000円〜8000円程度だと思う)A面「Crazy Train」この7インチシングルヴァージョンはアルバムよりも40秒短い4分15秒。イントロのGリフは4小節短く、展開部分のブリッジの後の「♪I know that things are going wrong for me You gotta listen to my words Yeah Yeah Yeah」が削られていていきなりGソロに突入するかなり強引な構成に。そして3コーラス目前のGリフも4小節削っています。シングル向きにすっきりさせたとは思えない物足りなさしか感じない編集です。フェードアウト部分は2度目の警笛の辺りで音は消えかけていてその後も警笛が激しく左右で鳴り、音が完全に消える。アルバムでは早回しした笑い声と「Ha ha ha ha ha ha ha Crazy ????……」のセリフが入っていますが、シングルヴァージョンではいっさい聞こえない。初めからBLACK SABBATHのOZZYが好きだった自分は最初聴いたときに何か軽く聴こえて好きになれなかったけど、ライブヴァージョンなどブートで聴いたりして次第にすきになっていった。高校生の時だったので周りのROCKファンは1stアルバムを絶賛してる人が凄く多かった。それはそれでかなり嬉しかったけど、それでも自分はサバスのオジーばかり聴いてたように思う。今ではオジーは何を歌っても好きだし、メタルやロックじゃなくてもどんなジャンル歌ってもオジーが歌ってるだけでうれしい。B面「You Looking At Me, Looking At You」この曲も発売当時は好きではなかった。でも「Technical Ecstasy」や「Never Say Die!」にはPOPな曲もあったし、それ以前にも「Am I Going Insane」「Looking For Today」「St. Vitus' Dance」「After Forever」など明るめな印象を持つ曲は結構あった。そんな明るめな曲も大好きな曲だらけだったので重く暗いからサバスが好きってわけでもなかったのかも知れない。「You Looking At Me, Looking At You」のライブヴァージョンは1980年9月〜10月のブートで4種類のライブ音源持ってるけど、9月20日 ハマースミスオデオンの時よりも10月17日のライブの方が演奏も熟れて9/20のとは比べ物にならないほど良くなっています。オジーもバックバンドも初々しくて1980年のブートを聴くと笑顔で聴いてしまう。(7インチのこの裏ジャケが今でも凄く気に入ってる。ゴジラマイナスカラーじゃないけど、 モノクロのカッコ良さ!バックのスモークも不気味さが増す)(ジャケありよりも先に手に入れたジャケ無しシングル。 曲タイトルの下にクレジットが印刷されてる。そこがジャケありとジャケ無しの違いなのかも。 ジャケなしが「BLIZZARD OF OZZ」でジャケありが「BLIZZARD OF OZ」で 最後のZが一つ少ない)(B面も、もちろん曲タイトルの下にクレジットありとクレジット無し。 Max Normanの名前はジャケ無しにのみ掲載。 こちらも「BLIZZARD OF OZZ」と「BLIZZARD OF OZ」でZの数が一つ違う)
2024年02月26日
1967年11月発売の藤山一郎さんのコンパクト盤。1967年の時点でコロムビア音源とテイチク音源を同じ盤に収録出来てるのは少し不思議。時代もかなり離れてる楽曲で構成されてるのもおもしろい。A面1曲目「東京ラプソディー」 作詞 門田ゆたかさん 作曲 古賀政男さん 編曲 佐伯亮さん2曲目「青い月の夜は」 作詞 野村敏夫さん 作曲 竹岡信幸さん 編曲 大西修さんB面1曲目「青い背広で」 作詞 佐藤惣之助さん 作曲 古賀政男さん 編曲 佐伯亮さん2曲目「鳩笛を吹く女の唄」 作詞 佐藤惣之助さん 作曲 古賀政男さん 編曲 佐伯亮さん 「東京ラプソディー」 1936年6月発売このコンパクト盤に収録される「東京ラプソディー」は1960年代にセルフカヴァーでステレオレコーディングされたもの。どんな曲もだけど、いくら音を厚くして美しい録音してもオリジナルを越せる事はできないと思う。テンポもゆったりと聴きやすくしていますが、あの少し忙しない前につんのめるようなテンポ感の「東京ラプソフディー」の方が絶対に良い!藤山一郎さんの歌唱もクルーナー唱法の美しさをオリジナルの方が実感できる。コロムビアでもステレオでリレコーディングされていますが、まだそちらの方がアレンジもマシだと思う。「青い月の夜は」 1948年7月発売いきなり戦後に飛んでの選曲。カスタネットも入りスパニッシュな色を加えた曲。「セニョリータ」って何度も出てくる。不思議なサビのメロディが印象的でした。「♪踊れ よ〜 歌え よ〜」は頭に残る。「青い背広で」 1937年3月このコンパクト盤に収録される「青い背広で」は「東京ラプソディー」同様に1960年代にセルフカヴァーでステレオレコーディングされたもの。この曲は特にオリジナルの良さを全て壊してるように思えてしまうアレンジ。バイオリンとアコーディオンのイントロをいきなりミュートしたEギターに変えてしまって情緒がなくなってしまってる。テンポもかなり遅くしてるのも違う曲になってしまってる印象。オリジナルのアレンジと演奏の凄さがよりわかってしまう。「鳩笛を吹く女の唄」 1932年4月この曲も1960年代にセルフカヴァーしたニューヴァージョンです。かなりオリジナルより豪華な編成での演奏になっていますが、オリジナルを超える事はできない。戦後の飲み屋街で聞こえてきそうな演歌的なアレンジ。オリジナルは昭和歌謡そのもののアレンジと演奏。映画「鳩笛を吹く女」の主題歌として作られた曲で、この曲では藤山一郎の名前を使わずに井上静雄の名前で発売しています。声を聞けば1発でわかってしまうのに。この曲ももう1ヴァージョン違うレコーディングヴァージョンがあるようですが、ベスト盤のLPなんかに収録されてるのだろうか。このコンパクト盤の4曲は戦前の戦争を思わせない3曲と戦後の明るく生きようとしはじめた時の1曲。この時期で特に好きな藤山一郎さんの楽曲は「夢淡き東京」です。渡辺はま子さんとのデュエットの「東京の夜」も不思議に当時の中国を歌ったようなメロディーで東京を歌ってるのが印象的。
2024年02月24日
中島みゆきさんのコンサートに行ってきた。(ネタバレ含みます)前に観たのは4年前の大阪フェスティバルホールだった。4年間もライブ活動してなかった事はこれまでなかったと思う。1979年からほとんどのツアー(夜会も)は観てるけど、思い出されるのは1987年に出産活動宣言して1988年は表舞台には出てこなかった事くらい。あの時、もっと創作活動に専念するのかと思いきや1989年には全国ツアー再開。その冬からは「夜会」を開始。1989「野ウサギのように ツアー」はかなりの本数観に行ったように思う。1987「Suppin Vol.1ツアー」も10公演近く観に行った。今から思えば、全てのコンサートツアーの中で「Suppin Vol.1」が一番好きだったかも知れない。次は「五番目の季節」かな。「野ウサギのように」「1990Night Wings」「カーニヴァル1992」「LOVE OR NOTHING TOUR」意外と不評な意見が多かった気がする「パラダイスカフェツアー」も自分は大好きだった。ツアータイトルがなくなった「1998 Concert Tour」が一番回数多く観たツアーだったと思う。単発物だと「歌暦page'85」も「1986年 歌暦-恋唄-」も最高だった!「1986年 歌暦-恋唄-」はライブ盤として出てるけど、カットした曲が多過ぎて満足はしていない。ノーカットヴァージョンをいつか発売してくれたらいいのに。「1984年 月光の宴」も思い出すだけでゾクゾクする。最後の歌詞とメロディーを付け足した「断崖」には度肝抜かれた。あの時の「あわせ鏡」も最高だった。「生まれた時から」〜「ピエロ」〜「波の上」〜「エレーン」の流れも強烈だった。「1982年 浮汰姫ツアー 」は初めてレコーディングヴァージョン通りの編成で全楽曲を再現したコンサートだった。それまではバックバンドもいたけど少人数だった。「1982年 寂しき友へ ll 」は好きな曲のオンパレードだった。「霧に走る」が聴けた事が一番だった。「1985年 のうさんきゅう」はバンドアレンジも構成も急激にカッコ良くなってきたと感じた。昔のコンサートツアーの事なら細かい事もどこで、どんな席で観たとか思い出せるのにこの15年ほどのコンサートの事は細かくはあまり思い出せない。年をとれば昔のことは覚えてて昨日ことは忘れるとかよく言うから・・・4年前に最後に大阪で観たコンサートも正直ほとんど印象に残っていない。1曲目「はじめまして」2曲目「歌うことが許されなければ」3曲目「倶に」4曲目「病院童」5曲目「銀の龍の背に乗って」6曲目「店の名はライフ」7曲目「LADY JANE」8曲目「愛だけを残せ」休憩9曲目「ミラージュ・ホテル」10曲目「百九番目の除夜の鐘」11曲目「紅い河」12曲目「命のリレー」13曲目「リトル・トーキョー」14曲目「慕情」15曲目「体温」16曲目「ひまわり-SUNWARD-」17曲目「心音」18曲目「野ウサギのように」19曲目「地上の星」「ひまわり-SUNWARD-」が再び聴けただけで良かった。「ひまわり-SUNWARD-」といえば「1995年 LOVE OR NOTHING TOUR」の本編ラストに歌われた。(香港公演ではこの曲がラスト曲だった)ホールツアーの時のパフォーマンスも良かったけど、ツアーラストのアリーナ公演4本での演出が凄かった。この曲の2コーラス目のサビから舞台全体が突然客席ギリギリまでせり出してきて感動が倍増した。みゆきさんの歌唱も凄かった!鳥肌立ちっぱなしだった。「はじめまして」はセルフカヴァーヴァージョンなのが残念すぎる。やはり「Night Wings 」のオープニングのカッコ良さを思い出してしまう。 2020年 ラストツアー「結果オーライ」のラスト曲が「はじめまして」だったけどあの時もオリジナルアレンジじゃなかった。オリジナルよりカッコいいと思えたのは「Suppin Vol.1」の時の「白鳥の歌が聴こえる」のアレンジは最高だった。斎藤ノブさんのコンガの音がたまらなかった。アンコールラスト曲と言うものあって大阪フェスの2日目では周りの人もみんな歌ってた。もちろん総立ちだった。あの時のバンドも凄かった。「体温」はCDではそんなに好きではなかったけどライブで聴くと本当に感動した。新しいアルバムからだと「心月」も聴きたかった。「医療関係の3曲」の中に強引に動物病院として「小さき負傷者たちの為に」を入れたらうれしかった。2階席だったからなのかずっと話してる人やレモンサワーのロング缶を飲みながら観てる人やいびきが聞こえてきたり…。音がかなり小さかったから話してしまうのかも知れないけど。みゆきさんのコンサートって音が意外と大きかったイメージだったけどかなり小さく思えた。
2024年02月24日
1994年にKSDのイメージソングとして作られ一般発売はなく企業用のCDこの曲の事は、もう何度か書いてるかも知れませんが、この時季になると毎年、自然と頭の中に浮かんでくる曲です。「♪春の嵐が過ぎた後に 芽吹く緑はねこやなぎ」力強い民俗音楽的なイントロも印象的で頭に残っている。 1曲目「沙羅双樹」(さらそうじゅ)作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 住友紀人さんちんぺいさんと住友紀人さんが組んで作った曲に「アゲインスト」と「メシアふたたび」がある。この曲も含めどの曲も1994年〜1995年の作品です。「アゲインスト」も「沙羅双樹」のイントロ同様に住友さんの個性でもあるイントロの打楽器の変則的なリズム。「メシアふたたび」もイントロのリズムは個性的です。「メシアふたたび」のカップリング曲「印象派の街」の編曲も美しく個性が光っています。ちんぺいさんの歌声、楽曲にまだ、まっすぐ向き合えない人も自分の周りにはいます。その曲を聴くとその時の自分とその時のちんぺいさんが重なって思い出されて辛いのかも知れない。今日も春が近づいた感触を風に感じて「沙羅双樹」を口ずさんだ。でも、今年はどんな宝箱を開けてくれるのだろうと想像しながら口ずさめない。「沙羅双樹」の木は仏教には欠かせない木です。仏教では聖木とされ、花が咲く事はほとんどないそうです。ちんぺいさんは「♪人はみな 沙羅双樹の風の中」と歌う。聖木の風にまかれていく…と「流星」の歌詞にも通じるように思えてしまう。この曲は年を重ねるごとに感じ方が変わってきた曲。自分に「死」というものが、まったく無関係だと思えてた若い頃は遠い世界のように感じて聴いてた。今では「♪人の命は尽きるけれど 人の想いは消せないから」の歌詞に生きてきた重さを感じて胸が熱くなる。「流星」を聴いてると、この曲が頭に浮かんでくることがよくあった。この曲もコンサートでじっくり聴いてみたかった。「♪僕はまだ 生き急ぐ 僕はまだ 立ち止まらない 僕はまだ 風の中 僕はまだ 沙羅双樹の風の中」1994年のちんぺいさんは、まさにこの歌詞の真っ只中。「♪100年過ぎて残る想いを 伝えるすべはないものか 巡る季節に 負けないように 花の命に 負けないように 人の命は 短くとも 花より熱く 美しく 」春がやってくると国立劇場の桜の木を愛でながら劇場の中へ入っていく・・・毎年の当たり前の事だと思ってたのは贅沢だったのだと。そして、「♪空一面のこの花吹雪 あなたの目にも見えていますか 今は逢えないあなたの背中で 共に見ていた昭和の春を」この「桜は桜」が自然と頭の中を流れる。「♪時は流れて 人は老いても 変わらぬものがあるようです 川の流れに棹さす男が 一人くらいはいるものです」ちんぺいさんがいなくなり、こんな曲が胸に沁みるようになった。
2024年02月21日
小畑実さんの大ヒット曲をカップリングしたEP盤。1950年代〜60年代の名曲をカップリングして発売したシリーズ。1970年発売。「高原列車は行く」と間違いやすい曲^^;「高原の駅よ、さようなら」は結ばれない二人の別れを歌ってるに反して「高原列車は行く」はどこまでもひたすら明るい希望に満ち溢れてる曲。A面「高原の駅よ、さようなら」作詞 佐伯孝夫さん 作曲 佐々木俊一さん 編曲 松井八郎さんこの曲は1951年10月公開の新東宝映画「高原の駅よ、さようなら」の主題歌。映画はDVD化もされているし、ケーブルテレビでも放映があったりしたので観てる人も多いかも。小畑実さん本人も特別出演されています。植物学者役の水島道太郎さんと高原療養所で働く看護婦役の香川京子さんの悲恋物語。香川京子さんが銀幕デビューしてまだ2年目の20才。この10年後にはベテラン美人女優の風格で、あの名作!「モスラ」でヒロインをしています。「モスラ」単体の映画ですが、「空の大怪獣ラドン」と並ぶゴジラが出ていない名作怪獣映画。(「大怪獣バラン」も地味ですが自分は超名作だと思っています)この曲の歌詞だけだとシチュエーションはわかるけど、どうして別れないといけないのかはよくわからない。映画を観ると曲の情景がわかります。曲から受けたイメージだけで情景を想像する方が自分は好きだったりします。イントロと間奏の管楽器が蒸気機関車の汽笛のようにアレンジされてるのもゾクゾクする。後にセルフカヴァーでステレオ録音したヴァージョンは音質もアレンジも派手で良いのですが、何となく味気なく感じるのは、蒸気機関車が動き始めるようなイメージが浮かんだあのイントロが通勤快速でも走り始めるような軽快なアレンジになっています。このアンコールシリーズはオリジナルモノラルヴァージョンで収録。B面「山の端に月の出る頃」作詞 哥川欣也さん 作曲・編曲 利根一郎さんこの曲は物凄い個性のある曲で大好きな曲です。有名なA面よりもこっちの方が好きです。小畑実さんの伸びやかな高音も心地よい。アレンジはいろんな音楽をごちゃまぜにしたようなバラエティさ。ハワイアン風、カントリーウエスタン風、ジャズ風とおもしろいアレンジです。この曲もステレオでリレコーディングしたヴァージョンもあります。新ヴァージョンもなかなかおもしろい編曲で気に入っています。「♪ホ〜〜」部分にリバーブが深めにかかるのはちょっと笑いそうになるけど。この曲も「高原の駅よ、さようなら」と同じ1951年に発表された作品です。何年か前に三波春夫さんの曲とDVD映像ばかり観てた頃から久しぶりにまた最近1950年代頃のアーティストをいろいろ聴いてる。戦前の曲もいろいろBOXなどで買ってたけど、あまり聴いてなかった物も多くあるのでじっくり聴いていこうかと。それと戦前のアメリカの曲は何年か前からハマって聴いています。フランク・シナトラ、ナット・キング・コールのシングル盤は多く書いてきたように思う。昭和レトロな曲は絶えず頭の中に残って流れてるようです。
2024年02月20日
2023年6月発売の石原まさしさんの1stアルバム。石原まさしさんは2020年3月に「田原 城山 草枕」でデビュー。沖縄出身。昨日の藤山一郎さんの事を書いた中にも石原まさしさんの事を書いたのですが、10代とは信じられない歌唱で初めて聴いた時は本当に驚いた。演歌系の若手歌手は民謡からの高音の伸びが気持ち良く感動させる歌手と1970年代以降の演歌から影響を受けた歌手など歌唱力のある人は多くデビューしています。でも、その中でも確実に異質な1930年代(昭和一桁代、戦前)から1960年代の歌手を彷彿させるのが石原まさしさん。唱歌のような歌唱法から昭和演歌の正統派な歌唱まで自在に使いこなせるのが凄い。松田聖子さんや多くの歌手を見つけ出してきた音楽プロデューサー「若松宗雄さん」の目に留まり、その若松宗雄さんが代表取締役をしている「エスプロレコード」からデビューしました。自分が石原まさしさんを知ったのはyoutubeをいろいろ観てた時に、まだ子供のような若い子が藤山一郎さんの歌を歌ってる動画が上がってて、それを観て聴いてびっくり!でした。また16才(その映像が上がってる年齢の時)なのに、話し方は30代ぐらいの若手演歌歌手の丁寧な話口調。ちょっとそこには笑ってしまったんだけど昭和20年代の16才が現代にワープしてきたかのように思えた。初めて観たyoutubeが小畑実さんの「高原の駅よさようなら」でした。この曲のチョイスも渋すぎるし難しい曲を完璧に近い形で歌い上げてる動画に鳥肌でした。小畑実さんの繊細のやや細めの美しい高音とは違って、高音も太い声で歌っていました。小畑実さんの高音はファルセットっぽい部分もありました。これ動画を観てからどんどん遡ってほとんどの歌唱動画は観ましたが、特に感動したのは霧島昇さんの「誰か故郷を想はざる」(1940年)、青木光一さんの「柿の木坂の家」(1957年)、三橋美智也さんの「リンゴ村から」(1956年)など、まだ16才の時の動画でした。その頃でも上手いのですが、今の方が遥かに歌唱も安定して昭和歌謡にバッチリはまる声質になっています。曲のチョイスがどれも渋くて聴きたい!と思わせる曲ばかりなのも凄いと思う。そして今ではアコーディオンを弾きながら藤山一郎さんの楽曲を歌っていて驚きです。アコーディオンも見る度に上手くなっていて感動させられる。この1stアルバム「石原まさし昭和歌謡を唄う」は、これまでの2枚のシングル曲と昭和歌謡のカヴァーで構成されています。このアルバム用の新曲も1曲収録。1曲目「プロローグ」(蛇味線(三線)演奏 石原まさしさん)2曲目「田原 城山 草枕」(2020年3月10日発売 デビュー曲)3曲目「函館の女」(1965年 北島三郎さんのカヴァー)4曲目「ギター仁義」(1963年 北島三郎さんのカヴァー)5曲目「柿の木坂の家」(1957年 青木光一さんのカヴァー)6曲目「高原列車は行く」(1954年 岡本敦郎さんのカヴァー)7曲目「丘を越えて」(1931年 藤山一郎さんのカヴァー 2022年2ndシングルのカップリング曲)8曲目「青春サイクリング」(1957年 小坂一也さんのカヴァー)9曲目「十代の恋よさようなら」(1958年 神戸一郎さんカヴァー)10曲目「高校三年生」(1963年 舟木一夫さんのカヴァー)11曲目「白い花の咲く頃」(1950年 岡本敦郎さんのカヴァー)12曲目「東京ラプソディー」(1936年 藤山一郎さんのカヴァー)13曲目「誰か故郷を想はざる」(1940年 霧島昇さんのカヴァー)14曲目「龍馬維新の志」(2022年11月22日発売 2ndシングル)15曲目「希望は叶う」(2020年デビューシングルのカップリング曲)16曲目「男の山河」(2023年6月18日アルバム用の新曲)17曲目「エピローグ」(蛇味線(三線)演奏 石原まさしさん)2曲目「田原 城山 草枕」まだ16才が唄うには曲も歌詞も難しいすぎるように思うけど、何の違和感もなく歌ってるのに驚く。昭和30年代に三波春夫さんが歌っていそうな曲です。16才って言われなければ絶対に30代以上の演歌歌手が歌っているように思うはず。売れ線ではない楽曲だけど、この曲がデビュー曲って事だけで箔が付く。浪曲っぽさもあり歌詞も歌うのも難しそうな楽曲です。3曲目「函館の女」4曲目「ギター仁義」は比較的、最近に思える曲。北島三郎さんの事も尊敬しているそうなので、この2曲のチョイスだったのだと思う。5曲目「柿の木坂の家」は青木光一さんヴァージョンも島倉千代子さんヴァージョンもiPodに入っててよく聴く曲。かなり前にも書いたけど「♪思い出すなァ〜」と「♪ 懐かしいなァ〜」の独特な歌い回しは島倉千代子さんも同じように歌っています。石原さんもその部分はオリジナル歌唱を生かして歌っています。オリジナルはもっと語尾がセリフのようになるのですが、そのまま歌うとモノマネになってしまうからちょうどいい感じかな。6曲目「高原列車は行く」は歌い回しや発音、声質も聴き間違えるほどに似てる。現代の10代の若者が歌っているとは信じられないクオリティーで歌っています。もっと売れたらオケもビッグバンドをバックにレコーディングできれば良いのにと思ってしまう。ここまで歌えるのなら打ち込みなしのビッグバンドでレコーディングさせてあげてほしい。7曲目「丘を越えて」この曲はオリジナルと同じく明治大学マンドリン倶楽部OBがレコーディングに参加しています。半端ないクオリティの歌唱です。最近のyoutubeでライブで歌っている動画を観たのですが、このレコーディング時よりもさらに歌唱も素晴らしくなってて驚きでした。8曲目「青春サイクリング」と9曲目「十代の恋よさようなら」もなかなか渋めのチョイス。10曲目「高校三年生」も青春歌謡の王道。この曲もクオリティ高い。青春歌謡なら美樹克彦さんのカヴァーとかも良さそう。美樹克彦さんをカヴァーする人って少ないと思うし。「行こうぜ東京」「恋の台風第一号」「俺の涙は俺がふく」「花はおそかった」「赤いヘルメット」など、凄いキャッチーな曲だし「花はおそかった」以外はほとんどカヴァーされていないと思う。11曲目「白い花の咲く頃」このアルバムのカヴァーの中で一番渋い選曲。現在は一番知られていない曲かも知れない。岡本敦郎さんの事も知らない人が多いように思う。藤山一郎さん、青木一郎さん、神戸一郎さん、霧島昇さんは比較的今でも知られてるように思う。12曲目「東京ラプソディー」このカヴァーもとんでもなく高いクオリティで歌われています。フルバンドをバックに歌った方が石原まさしさんの歌唱は映えると思う。ビッグバンドもどんどん減ってきているので、難しいのかも知れないけど。アロージャズオーケストラと昭和歌謡で共演とか盛り上がりそう。梅田にアロージャズオーケストラ専用のライブハウスもあるし。13曲目「誰か故郷を想はざる」この曲も名曲中の名曲。10代の若者がカヴァーするとは思えない曲です。改めて良い曲だと思わせてくれたカヴァーでした。14曲目「龍馬維新の志」2ndシングルも10代の若い演歌歌手が歌うには曲も歌詞も難しい曲です。デビュー曲の「田原 城山 草枕」に続き日本が大きく動いた歴史を歌っています。15曲目「希望は叶う」デビュー曲のカップリング曲。人生の応援歌です。昭和40年代の水前寺清子さんを彷彿させるような楽曲。昭和歌謡を歌う時とはまた違うド演歌な歌唱です。このド演歌な歌唱も凄く良いと思う。こぶしがまた凄く良い!16曲目「男の山河」3rdシングルのカップリング曲にも収録されています。メイン曲でもじゅうぶんなクオリティの楽曲です。これからどうなって行くのか楽しみな歌手の一人です。まだまだ試行錯誤しながら歌手・石原まさしの形を作って行くのだろうと思う。歌の上手い若手演歌歌手は多くいるけど、上手いだけじゃなく個性の点でずば抜けてるのは強い。
2024年02月19日
藤山一郎さんの数え切れない代表曲の一部を収録したコンパクト盤。藤山一郎さんと言えば独特な唱法で歌っているイメージです。このコンパクト盤の1曲目「酒は涙か溜息か」は日本で初めてクルーナー唱法を用いた歌手としても有名。クルーナー唱法はビング・クロスビー、フランク・シナトラ、ナット・キング・コール、ディーン・マーティン、ペリー・コモなど錚々たる歌の神様たちが使っていた唱法です。もちろん藤山一郎さんも歌の神様の一人である事は当然です。戦前の歌謡曲は昔から好きでいろいろ集めて聴いていました。ディックミネさんや田端義夫さん、淡谷のり子さん、東海林太郎さんの事ぐらいしか書いていなかったかも知れないけど、藤山一郎さんの楽曲も買ったレコードやCDを250曲ほどiPodに入れているのでこれから好きな曲をいろいろ書いていこうかと。藤山一郎さんの事を初めて書くので、書きたい事が多過ぎてかなり長くあるかも。A面1曲目「酒は涙か溜息か」作詞 高橋掬太郎さん 作曲 古賀政男さん 編曲 佐伯亮さんこのコンパクト盤に収録されてるのは昭和40年代のセルフカバーヴァージョン。ギターに古賀政男さんとアントニオ古賀さん二人の音が収録されています。これをオリジナルと思ってる人も多いのかも知れない。1960年代なのでもちろんステレオ録音でスクラッチノイズもないので、ラジオなどでもこのヴァージョンが流れる事も多かった。1931年(昭和6年)ヴァージョンは、リレコーディングよりも若干テンポも速く、古賀政男さんのギターとヴァイオリンのみの演奏で物悲しさがより感じられる。このオリジナルはノイズも少ないかなり良い状態のものが残っています。後にノイズ処理してリマスターしたのかも知れませんが。オリジナルは1931年10月発売で、この一つ前のシングルが「須川小唄」ですが、この曲も良い状態で残されています。「酒は涙か溜息か」の次のシングルが「別れのワルツ」ですが、この曲はノイズがけっこう酷いものしかないようです。この「別れのワルツ」はMGMミュージカル「ゴルフ狂時代」の主題歌の日本語ヴァージョン。楽曲もアレンジも完全なアメリカの世界でビッグバンドの演奏も素晴らしく、藤山さんの歌は洋楽に何の違和感もなく混ざり合って素晴らしいの一言です。「酒は涙か溜息か」のような曲ももちろん良いのですが、アメリカの曲を歌っても最高です。2曲目「丘を超えて」作詞 島田芳文さん 作曲 古賀政男さん 編曲 甲斐靖文さん演奏 明治大学マンドリン倶楽部この曲も1931年(昭和6年)作品。この曲は元々、古賀政男さんが明治大学マンドリン倶楽部のために書いた「ピクニック」題されたインスト曲でした。そこに歌詞をつけて藤山一郎さんが歌いました。この曲を聴いて「イントロ長っ!!! 歌がいつ始まるの?」って思った人が多いと思う。そして間奏もかなり長いのはマンドリン合奏曲として作られてたため。マンドリンとアコーディオンとチューバのみの演奏っぽい。インスト部分の多さも含めこの曲は本当に良く出来ててワクワクしてしまう曲です。少し話が逸れるのですが、この曲をカヴァーしてるまだ10代の演歌歌手の人がいます。「石原まさし」さんと言って、最近かなり石原まさしさんの歌をアルバムもシングルも買って、よく聴いています。これがまた素晴らしい歌唱で藤山一郎さんの生まれ変わりなんじゃないかと思うほどの気持ち良いほどに真っ直ぐな歌唱で初めて聴いた時は全身鳥肌でした。「これ、本当に18歳が歌ってるのか??」って真剣に思ってしまった。石原まさしさん戦前、戦後の歌謡曲を本気で愛してる少し変わってる青年^^;本気で好きじゃないとあんな風には絶対歌えない!最近の10代のアーティストではこの前、すごい熱量で書いてしまった「d4vd(デイヴィッド)」と石原まさしさんの二人がずば抜けて気に入っています。そう言えば石原まさしさんの事も一度も書いていなかった。昭和歌謡を愛してる人は、石原さんの「丘を超えて」や「東京ラプソディー」を聴いてほしい。その上、石原まさしさんはアコーディオンの弾き語りで歌います!これも藤山一郎さんそのもの!B面1曲目「キャンプ小唄」作詞 島田芳文さん 作曲 古賀政男さん 編曲 甲斐靖文さん1931年(昭和6年)7月発売。この曲が古賀政男さんと組んだ初めての曲です。「丘を超えて」もこの曲があったからあんな形で完成されたと思う。ヘッドフォンで大きめな音で聴いたら気づくのですが、かなり後ろで鳴ってるフルートがスケールアウトしてるように聞こえて気になるんだけど、あの音が正しいのなら斬新。2曲目「なつかしの歌声」作詞 西條八十さん 作曲 古賀政男さん 編曲 佐伯亮さんこの曲は「酒は涙か溜息か」同様に1960年代に録音されたセルフカバーヴァージョンです。オリジナルは1940年(昭和15年)で二葉あき子さんとのデュエット曲でした。1番を藤山一郎さん、2番を二葉あき子さん、3番を二人ユニゾンという歌唱構成。このコンパクト盤に収録されてるヴァージョンは藤山一郎さん一人なのでキーもあげて歌っています。映画「春よいずこ」の主題歌でした。映画タイトル曲の「春よいずこ」もこの次のシングルとしてリリース。昭和15年で「春よいずこ」ってタイトルだけで胸が苦しく感じる。このシングルの前のシングルが「南洋行進曲」です。この時代の歴史はわかってるけど、想像はまったくできない。「南洋行進曲」は勇ましい曲ですが、やはり悲しくなるのはその頃幼かった両親から聞かされてたその頃の話と交差するのもある。(東宝映画「春よいずこ」のシーン。藤山一郎さんと霧立のぼるさん)
2024年02月18日
昨夜はカナダのバンド「The Guess Who」の事を書いたのでカナダ繋がりで「Mashmakhan」の事を。このバンドは1969年〜1971年の期間しか活動していなかったバンドですが、日本ではシングルもヒットしたので有名になった。1stアルバム「Mashmakhan」からの第一弾シングル「霧の中の二人(As The Years Go By)」が大ヒットして一気に有名になりました。バンド構成Guitar, Vocals – Rayburn BlakeBass, Vocals – Brian EdwardsDrums, Vocals – Jerry MercerOrgan, Piano, Flute, Soprano、Saxophone – Pierre Senecal A面「Gladwin」(邦題「水色の世界」)この7インチシングルはかなり短縮されて2分47秒になってしまっています。アルバムヴァージョンは4分26秒あるので、かなり美味しい部分もカットされてしまっています。ベースとフルートがユニゾンでソロを取る間奏などはかなりJAZZっぽくてカッコいい!そのあとはフルートのみのソロになり、再びベースとユニゾン演奏。この曲のイントロを聴くといつも思い出すのが金井克子さんの「他人の関係」のイントロ。こっちの方が先なので、編曲の川口真さんはひょっとしてMashmakhanが好きだったのかも。ロックバンドでフルートと言えば「Jethro Tull」ですが、Mashmakhanのフルートアレンジも負けていないほどカッコいい。B面「Nature's Love Song」アルバムB面4曲目に収録されてる曲。前半は爽やかなラブソング風に始まりますが、次第にJAZZアレンジに変わっていきプログレな世界になっていくのがめちゃくちゃイイ!マッシュマッカーンなんて、知ってる人はどんどん少なくなっていくんだろうな。イイ曲が多いバンドだけどアルバム2枚しか出していないし…仕方ない。
2024年02月16日
カナダのロックバンド「 The Guess Who」の1972年発売の日本番シングル。1972年8発発売の初のライブ盤からのシングルカット!バンド構成Burton Cummings - Lead vocals, Guitar, Keyboards, Harmonica, FluteKurt Winter - Lead Guitar, Backing vocalsDonnie McDougall - Guitar, Acoustic guitar, Backing vocalsJim Kale - BassGarry Peterson - DrumsA面「American Woman」(LIVE)1972年5月22日パラマウント・スタジアム(シアトル)でのライブがレコーディングされてゲス・フー初のライブ盤として発売。その中からのシングルカット。このシングルカットは確か日本のみだったと思う。ライブ盤ではこの曲は16分52秒もある長尺。フリーソロなどが入ってかなり白熱のライブ。その前後をカットして5分45秒に編集。この曲は本来、静かにブルージーにアコギ1本の演奏で始まり歌い始めてからハードな演奏のパートに突入していくのですが、ライブヴァージョンは最初からハードなギターリフから始まる。このライブでのソウルフルな熱唱は最高です!(オリジナル・ヴァージョンのシングル盤ジャケ)B面「Runnin' Back To Saskatoon」(邦題「サスカトゥーンに帰ろう」)(LIVE)この曲もライブ盤からのシングルカット。ライブ盤「Live at the Paramount」のために演奏されてライブレコーディングされた曲です。日本以外ではこの曲をA面としてシングルカットしています。キャッチーでポップなロックナンバーです。「The Guess Who」の事も何度も書いたけど、まだまだ書いてない曲もアルバムもある。このライブシングルの次に出したシングル「Follow Your Daughter Home」の軽いラテンのノリが凄く好きでよく聴いてた。コンガとボンゴの音が最高に心地よい曲です。
2024年02月15日
柚香光さんの退団公演「アルカンシェル」を観て来た。フランスがナチスドイツに占領される少し前から、撤退していくまでのパリにある劇場「アルカンシェル・ド・パリ」に関係する人々の話。この時代のフランスといえば、1966年公開の映画「パリは燃えているか」をまず思い出す。オールスターキャストで制作された大作。ドキュメンタリーを観てるかのようなリアルな印象の映画。中学生になった頃に三宮のビッグ映劇で2本立てで観た事を覚えてる。3時間の映画なので2本立てで観ると5時間ほど映画館にいることになる。でも朝から夜まで映画館にいる事は平気だったので5時間ぐらいは問題なかった。新劇会館で3本立てとかなら。3本とも観ると6時間以上になる事もよくあった。映画館に入り浸ってた中学生時代。特にフランス映画とアメリカン・ニューシネマが好きだったので神戸の二番館はそんな映画ばかりかかってたので天国だった。特に元町商店街の中にあった「元映」はフランス映画2本立てが多くここでドヌーヴの映画の多くを観ることができた。映画「パリは燃えているか」は、キャストが超豪華、そしてスタッフも凄い人達が集結してる。ジャン=ポール・ベルモンドアラン・ドロンカーク・ダグラスグレン・フォードイヴ・モンタンオーソン・ウェルズシモーヌ・シニョレゲルト・フレーベジョージ・チャキリスetc確かに凄い映画なんだけど大味な印象でDVDも買ったものの、まだ一度も観ていない。3時間確保しないといけないのもある。でも、今日宝塚歌劇でこの時代の作品を観ながら映画DVDも観たくなってきた。(このクリアファイル凄くイイ!)トップスター柚香光さんの退団公演なのでダンス場面が通常の芝居よりも多かったのも良かった。この作品は1本ものなので「柚香光さんの退団公演はショーと2本物じゃないとダメでしょ!」って思ってたけど、フィナーレも含めダンス場面は多く満足。今回は楽曲も良く耳に残った。初舞台生でロケットやってる時からインパクトのあった柚香光さん。「薔薇に降る雨/Amour それは・・・」は20回近く劇場で観たのでロケットと挨拶で95期生をかなり把握していた。あれだけ劇場に通うと自然に95期生を覚えてしまってた。あの時の柚香光さんがトップスターになり、そして退団して行く…。感慨深く柚香さんを観た。あの初舞台の時から一番印象に残ったしすでに華があった。オープニングから「Never Say Goodbye」を思い出させるような演出。その時代の「アルカンシェル・ド・パリ」に関わってた人物の子孫として現在の人物が自分の祖父なその父の事を話しながら物語が進む構成。その役を聖乃あすかさんが演じた。ナチスの総司令官役の羽立光来さんの存在感もすごかった。ソロ曲もあり久しぶりにたっぷりと豊かな歌唱を楽しめた。時期トップスターの永久輝せあさんはもう既にトップスターの華を感じた。舞台装置、照明も素晴らしかった。楽曲も久しぶりに良曲が多く思えてナンバーでも楽しむことができた。とにかく柚香光さんの退団公演なので男役としての最後を見納めできて感動でした。
2024年02月14日
アメリカのR&B、ソウル、ディスコのコーラスグループ「ポインター・シスターズ」が1978年10月に全米で発売して大ヒットしたシングル。Anita Pointer – Lead & backing vocalsRuth Pointer – backing vocalsJune Pointer – backing vocalsDavey Johnstone – GuitarGerald Johnson – BassRick Jaeger – DrumsLenny Castro – TambourineDavid Paich – OrganJai Winding – PianoA面「ファイア」作詞・作曲 Bruce SpringsteenPointer sisters、5枚目のアルバム「Energy」からの先行シングル。この曲はBruce Springsteenファンなら誰もが知ってる名曲。Bruce Springsteenは1977年に作った曲。Pointer sistersがこの曲を発表した時点では、まだ未発表曲状態だった曲ですが、ライブではよくセットリストに入っていました。ソウル、R&BよりもRock寄りなアレンジでレコーディングされています。Pointer sistersのヴァージョンは発売同時に大ヒット!この曲がPointer sistersをスターダムに押し上げたと言っても過言じゃないと思う。初のゴールドディスク獲得、そしてこのシングルヒットのおかげでアルバムもゴールドディスクを獲得した。この曲が全米で大ヒット中Bruce Springsteenは、Darkness On The Edge Of Townのツアーでアメリカをツアーしていた。1978年12月、80年代ブートの名盤として有名だったWinterland2daysでももちろんこの曲が演奏されています。Pointer sistersが大ヒット中なのもあり観客の盛り上がりは強烈です。Bruce Springsteen初のオフィシャルライブ盤「Live 1975-1985」にも収録されました。Pointer sistersのヴァージョンを久しぶりに聴いたけど、これもめちゃくちゃカッコイイ!B面「Love Is Like A Rolling Stone」この曲はアルバム未収録でシングルのB面のみで聴けた曲。2009年発売のリマスターCDにボーナストラックとして収録。ソウルなダンスナンバーです!シンプルな演奏がより気持ち良いノリになってて最高です!
2024年02月12日
アメリカのBlues/Soul/Rock「 The Electric Flag」の1stアルバム。少し前にイギリスのサイケバンド「Pesky Gee!」の事を書いた時に名前が出て来たので久々、聴きたくなって改めてゆっくり聴いていた。最近、リマスターされ同じボーナストラックで紙ジャケで日本盤で出たとか。まったく知らなかった。自分が持ってるのは1988年CD化されボーナストラック4曲追加されたアメリカ盤CD。この時から2回のリマスターがあるとか。メンバー構成Mike Bloomfield – Lead guitar, VocalsBuddy Miles – Drums, VocalsBarry Goldberg – KeyboardsHarvey Brooks – BassNick Gravenites – GuitarHerb Rich – Organ, Vocals, Baritone sax, GuitarMichael Fonfara – KeyboardsMarcus Doubleday – TrumpetPeter Strazza – Tenor saxStemsy Hunter – Alto sax「Paul Butterfield Blues Band」を脱退したMike Bloomfieldが作ったバンドです。「Paul Butterfield Blues Band」は20代前半にハマってからずっと好きで聴き続けてるバンド。その流れもあってこのバンドも聴くようになった。このアルバムはシタールとパーカッションでRichie Havensも参加しています!1曲目「Killing Floor」2曲目「Groovin' Is Easy」3曲目「Over-Lovin' You」4曲目「She Should Have Just」5曲目「Wine」6曲目「Texas」7曲目「Sittin' In Circles」8曲目「You Don't Realize」9曲目「Another Country」10曲目「Easy Rider」ボーナストラック11曲目「Sunny」12曲目「Mystery」13曲目「Look Into My Eyes」14曲目「Going Down Slow」この前、「Pesky Gee!」の事を書いた時に出て来たのは9曲目「Another Country」です。The Electric Flagがオリジナルのこの曲を「Pesky Gee!」と「Demon Fuzz」がカヴァーした。この前は「Demon Fuzz」がダントツにカッコ良くて好きって書いたけど撤回。やっぱりオリジナルもめちゃくちゃカッコイイ!これは3バンドともそれも凄くイイ!曲が良いからそうなるのだと思う。1曲目「Killing Floor」この曲は有名な曲。1964年にHowlin' Wolfがヒットさせたのがオリジナル。Jimi HendrixもLed Zeppelinもカヴァーしています。Led Zeppelinは「The Lemon Song」の根本がこの「Killing Floor」です。「Led Zeppelin II」の初回プレス盤は「Killing Floor」とクレジットされていたとか。2曲目「Groovin' Is Easy」はミディアムアップで気持ち良いテンポでのソウルナンバーです。このアルバムの中で一番好きかも。この曲は第一弾シングル曲です。売れたのかどうかわからないけど、シングル向きなカッコイイ曲です。3曲目「Over-Lovin' You」も一度聴くとしばらく耳に残るキャッチーな曲です。明るくアップテンポで派手なアレンジ。6曲目「Texas」はLPではB面1曲目。「Paul Butterfield Blues Band」の流れを汲むようなHeavyスローブルース。目を閉じて聴いてるとグイグイと引き込まれるのがわかる曲。シングルカットもされています。7曲目「Sittin' In Circles」雷鳴が鳴り続けて不穏なイントロから雨音と明るい曲調に。この曲は20年ぶり以上に聴いたけど、展開やSEとか覚えてるもんだなあ。8曲目「You Don't Realize」はかなりジャニス・ジョプリンを彷彿させるような曲調。ボーナストラックは誰でも知ってる11曲目「Sunny」のカヴァー。この曲は誰がカヴァーしてもカッコ悪くさせる方が難しい曲。The Electric Flagのヴァージョンも当然めちゃカッコイイ!シングルとして発売され日本盤も出ています。12曲目「Mystery」2nd「An American Music Band」に収録されてる曲。14曲目「Going Down Slow」はスローブルースナンバー。
2024年02月11日
アメリカのR&B/soul ボーカルグループ「The Stylistics」が1975年に発売したシングル。5枚目のアルバム「HEAVY」からの第二弾シングル。A面「Star On A TV Show」(邦題「君がテレビ・スターなら」)Russell Thompkins, Jr.の美しい高音が印象的な名曲です。まだ小学生だった自分は海外の男性ボーカルのファルセットの高音は女性が歌ってると思い込んでるものが多かった。テレビではスリーディグリーズが大人気で聴く機会がかなり多かった事もあって、女性のボーカルだと思い込んでる男性ボーカルもあった。この曲なんて「When Will I See You Again」と何となく雰囲気も似てるし。Bee Geesのバリー・ギブのファルセットも子供の頃は女性が歌ってるように思ってた。「You Should Be Dancing」辺りからディスコサウンドに傾向していってハイトーンボイスで歌うようになってきてた、Bee Geesもスリーディグリーズも大好きで何度も書いてる。この「Star On A TV Show」はゆったりとした美しいバラードです。凄く久しぶりに聴いたけど、やはり名曲です。B面「Hey Girl Come And Get It」この曲も5thアルバム「Heavy」に収録されてる曲。この曲はラテンっぽいリズムとパーカッションが最高です。「♪ウンバァ〜ウンバァ〜ウンバァ〜ウンバァー」のインパクトはセルジオ・メンデスの「Mais Que Nada」の「♪オバ〜オバ〜オバ〜」を思い出させる感じ。「Mais Que Nada」と言えば宝塚歌劇雪組公演「RIO DE BRAVO!! 」の中で「♪あ〜泳ぎだぜ オバ〜オバ〜オバ〜 ・・・・ピラニア ピラピラピララピラニア ピラ〜 ピラ〜ピラ〜ピララピラニア〜」って歌詞で歌ってたwあの頃の宝塚歌劇は雰囲気も良くて作品も良かった。もう15年前か・・・。まったく関係ない話でした。最近、思い出したようにいろいろと聴いてるけど、The Stylisticsは改めていい曲が多いって感じる。
2024年02月09日
島倉千代子さんの1963年4月発売の10インチアルバム。A面1曲目「さよならとさよなら」 作詞 西沢爽さん 作曲 市川昭介さん2曲目「おぼこ水車」 作詞 星野哲郎さん 作曲 浜口庫之助さん3曲目「大阪のお母さん」 作詞 星野哲郎さん 作曲 船村徹さん4曲目「女ごころの片瀬波」 作詞 高木順子さん 補作詞 石本美由起さん 作曲 船村徹さんB面1曲目「あの橋の畔で」 作詞 菊田一夫さん 作曲 古関裕而さん2曲目「初恋灯り」 作詞 星野哲郎さん 作曲 浜口庫之助さん 3曲目「海を遥かな」 作詞 菊田一夫さん 作曲 古関裕而さん4曲目「愛の悲しさ」 作詞 道下きく絵さん 補作詞 石本美由起さん 作曲 船村徹さん A面1曲目「さよならとさよなら」この10インチのタイトル曲「さよならとさよなら」はシングル「別れるときは死ぬときよ」のB面曲です。1962年10月1日発売で。1962年の紅白歌合戦ではこのB面の「さよならとさよなら」を歌っています。A面のタイトルか歌詞に問題があったのだろうか。曲調は陽気なお座敷系の曲なのに。この年、島倉さんはお父様を亡くしています。2曲目「おぼこ水車」 この時代のシングルでは4分27秒はかなり長い方だと思う。「♪ギィートン ギィートン ギィートントントン 水車が廻るよ ギィートン 涙がおちるよ ポートン」この曲はインパクトもあるし妙に心の奥に残る曲です。シングル向きではないような気もするけど。Wikipediaのシングル盤の欄にはなぜか掲載されていません。3曲目「大阪のお母さん」この曲は前に書いたと思う。浪花千栄子さんとの共演してる曲です。イントロでは浪花千栄子さんのセリフ、島倉さんと浪花千栄子さんの掛け合いセリフ。その次のセリフは再び浪花千栄子さんのセリフ。歌詞の中に「かごの小鳥もスピッツも おかえりなさいと泣いている唄ってる」とちょうどスピッツを飼うのがブームのようになってきてた時なんだと思う。子供の頃、近所のスピッツは凄く吠えるのが多くて見た目は可愛いけどちょっと怖かった。現在のスピッツは改良されたのか吠えなくなって気性も穏やかになってるとか。スピッツは真っ白でめちゃくちゃ可愛いから飼いたいと思った事もあった。4曲目「女ごころの片瀬波」 この曲は週刊誌の「女性自身」で歌詞を応募する企画で作られた曲。船村徹さんらしいメロディーが耳に残る。A面は「愛の悲しさ」で、そのB面曲。B面1曲目「あの橋の畔で」この曲も大好きな曲で、前にも書いています。映画「あの橋の畔で」の主題歌。凄い二人が作った作品なので名曲になるのは当然。2曲目「初恋灯り」 この曲もWikipediaに掲載されていない曲。「おぼこ水車」のB面曲です。こっちをA面にした方がいいと思う。3曲目「海を遥かな」シングル「あの橋の畔で」のB面曲。この曲も主題歌として使われています。カンボジアを舞台にした歌詞です。4曲目「愛の悲しさ」この曲も週刊誌の「女性自身」で歌詞を応募する企画で入選した曲。1962年10月発売のシングルでした。
2024年02月08日
ユーミンがいろんなコラボしてきた中のひとつ。ボーカル 松任谷由実さんギター エリック・クラプトン・藤原ヒロシさん1曲目「Cappuccino」作詞 松任谷由実さん 作曲 Eric Clapton/藤原ヒロシさん 編曲 大沢伸一さん無機質な打ち込みに重なってくるボサノバギター。そして唯一無二のユーミンの声が重なる。ユーミンはこの曲に参加した事、覚えてるだろうか。休む間も無く51年間走ってるので全てを覚えてるなんて無理だと思うし。2024年現在も次へ次へと走っています。2023年12月28日に50周年記念の「ジャーニーツアー」を54公演、約58万人を動員。そして約1ヶ月半後の2月5日には次のコンサートが始まっています。1ヶ月半前のツアーとはまったく違うセットリストです!リクエストコーナー含め25曲のうち、ジャーニーツアーと重なった曲は1曲のみ!あとは全曲、この苗場のコンサート用のセットリスト。自分はチケット取れずに行けないのですが、強烈なセットリストです。大好きな「宇宙図書館」から4曲も歌ってるし、比較的最近の曲が多く聴きたい曲ばかりで構成されてる!でも、ネット配信の番組で3公演は観ることができるので、今年もそれで我慢。その代わりに2月末にある、これまた違う内容のコンサートのチケットが取れた。凄く狭いホールでのライブなので楽しみです。この「Cappuccino」はボサノバの軽くおしゃれな世界にユーミンしか出せない世界の歌詞が乗り、心地良い大人の世界になっています。ユーミンが参加してるのは1曲目のみですが、2〜4曲も2曲目「Cappuccino Lite (Samba de froresta Remix)」3曲目「MIME (K.U.D.O Remix) 」4曲目「MIME」軽いスキャットが気持ち良い2曲目もいい感じです。2曲目はピアノ、ベース、ドラムも入っての演奏。4曲目「MIME」はクラプトンのギターがより堪能できます。
2024年02月07日
アメリカのロックバンド「クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(C.C.R)」が1970年4月に発売したシングル。この曲は5枚目のアルバム「Cosmo's Factory」からの第二弾シングルカット曲。バンド構成John Fogerty – Lead guitar, Lead vocals, Piano, Saxophone, HarmonicaTom Fogerty – Rhythm guitar, Backing vocalsStu Cook – Bass, ∫acking vocalsDoug Clifford – DrumsA面「Up Around The Bend」多くの国がこの「Up Around The Bend」はB面で「Run Through The Jungle」をA面にしています。日本では「Run Through The Jungle」の重くダークな感じよりも「Up Around The Bend」の突き抜けたような明るい曲の方が好まれると思ったのだろうか。「Up Around The Bend」は大好きな曲だけど、自分は「Run Through The Jungle」の方がやはり好きです。アルバム「Cosmo's Factory」の40周年記念で発売されたCDにはボーナストラックでこの曲のライブヴァージョンが収録されています。荒削りな印象の演奏だけど、このライブヴァージョンが凄くカッコいい!B面「Run Through The Jungle」イントロから不穏な印象で始まり重くダークな雰囲気や効果音はベトナム戦争を歌ったものだと言われています。そしてゴジラファンやモンスターバースシリーズファンなら、「コング 髑髏島の巨神」の中で流れた事で知っている。「コング 髑髏島の巨神」はアメリカ軍のベトナム撤退の直後の話でBLACK SABBATHの「パラノイド」も爆音で流れる!その時代を代表する曲が多く流れます。映画の中「Run Through The Jungle」が流れ出すと何となく空気が変わるように思う。イギリスやスウェーデン、デンマークなどでは日本と同じく「Run Through The Jungle」はB面です。
2024年02月07日
イギリスのロックバンド「Pesky Gee!」の1stアルバム。(「Black Widow」の前身のバンド)少し前に書いた1stシングル「Where is my mind」はヴァニラファッジのカヴァー曲でしたが、このアルバムもほとんどがカヴァー曲で構成されています。バンド構成Vocal ・・・Kay Garret & Basil FrancisGuitar ・・・Jimmy GannonOrgan ・・・Jess TaylorBass ・・・・Bob BondDrums ・・・Clive BoxSax,Flute ・・・Clive JonesBrass ・・・・Alan Hornsby1曲目「Another Country」2曲目「Pigs Foots」3曲目「Season Of The Witch」4曲目「A Place Of Heartbreak」5曲目「Where Is My Mind」6曲目「Piece Of My Heart」7曲目「Dharma For One」8曲目「Peace Of Mind」9曲目「Born To Be Wild」1曲目「Another Country」この曲はアメリカのブルース/ソウルバンド「The Electric Flag」がオリジナルです。1968年発売の「A Long Time Comin'」に収録されています。その曲をイギリスのジャズロックバンド「Demon Fuzz」のカヴァーがしました。「Demon Fuzz」はアルバムは2枚だけしか出していませんが、大好きな音です。この「Another Country」は1970年発売「Afreaka!」に収録されています。1969年には「Demon Fuzz」は「Another Country」を演奏していたようなので、Pesky Gee!とほぼ同時期のカヴァー。でも、とにかく「Demon Fuzz」ヴァージョンがダントツに好きですが、「The Electric Flag」「Pesky Gee!」のヴァージョンもめちゃくちゃカッコいい!このアルバムは「Another Country」を聴くと満足してしまうのですが、久しぶりに今日は全曲通して聴いた。2曲目「Pigs Foots」即興演奏、ジャムセッションです。アップテンポで明るいインスト。3曲目「Season Of The Witch」「Donovan」のカバーです。前に「Donovan」の事を書いた時にもこの曲の事を書いたと思うけど、サイケでダークで大好きな曲です。「Pesky Gee!」では女性ボーカルがリードボーカルなので、「Donovan」とは印象が大きく変わる。少しJAZZっぽさを出してるのでこのアレンジもおもしろくて好きです。5曲目「Where Is My Mind」先行シングル曲。Vanilla Fudgeのカヴァーです。ほぼオリジナルのまま演奏してる印象。「Pesky Gee!」はかなり音を歪ませてハードになっています。6曲目「Piece Of My Heart」日本ではこの曲は Janis Joplinが歌った事で有名ですが、オリジナルはErma Franklinです。アーマ・フランクリンはアレサ・フランクリンの姉です。このカヴァーはイマイチかな。7曲目「Dharma For One」「Jethro Tull」のカヴァーです。「Jethro Tull」の事は何度も書いてるほど好きなバンドです。この曲は「Jethro Tull」の1stアルバム「This Was」のB面1曲目に収録されてるインスト。なんでこの曲にしたんだろ。「My Sunday Feeling」のカヴァーが聴きたかった。やっぱりフルートがないと寂しく感じてしまう。8曲目「Peace Of Mind」この曲はイギリスのロックバンド「family」のカヴァー。アルバム「Music in a Doll’s House」に収録されている曲。このカヴァーは凄く好きです。曲自体も好きなのもある。(このアルバムのカヴァー曲は全て好きな曲ばかりですが)9曲目「Born To Be Wild」ワイルドさはオリジナルより弱くなっていますが、おしゃれなアレンジになっててこれはこれで好きです。
2024年02月05日
アメリカのシンガー・ソングライター「d4vd(デイビッド)」の1st「Petals To Thorns」本当に好きなアーティストで今日まで書いてなかったのは、どう書いていいのか説明できないような感覚とスピリチュアルな部分で好きになったのもあった。d4vdの歌声と楽曲の素晴らしさをもっと知ってもらたくなって書く事にした。昨年の春過ぎぐらいだったか、適当に地方のコミュニティFMを流してた時に出会った音楽。何年ぶりの衝撃だっただろう・・・最近はいろんな新しい音楽を聴いても、それなりに感動するアーティストは多くいるけど、自分が20代の頃にいろんな音楽に衝撃を受けた時に似た衝撃があった。流れてた曲はこのCDの9曲目に入ってる「The Bridge」自分の知らないインディーロック系の大物か何かの楽曲だと思って、さっそく調べてみると18歳のシンガーソングライター!20代後半〜30代の出来上がった声だと思い込んでたので凄く驚いた。声も歌い回しもメロディもアレンジも楽曲そのものが最高だった。この曲。1曲だけ聴いた印象ならインディーロックのアーティストだと思ったんだけど、他の曲をいろいろ聴くとインディーロックってカテゴリにも属さない完全なオリジナルのように思えた。インディーロックって意味自体が何にも属さない独立したものって意味だけど、今ではインディーロックってジャンルが出来上がったように思えて、それともまた違うように感じた。(初回盤の直筆サインカード付き)昨年の夏の間はd4vdのCDを何度も流してた。哀しすぎて真夏の熱も冷ますような凍える感じに浸ってた。最近ネットでd4vdのフルライブ映像を見つけて観ていた。再び、d4vdのCDを聴きまくってる。話は少し変わるけど、youtubeで「Momoka Japan」ってチャンネルをよく観ててその配信は日本に旅行や仕事でやってきた外国人に本物の日本料理を紹介して食べてもらうって番組。その「Momoka Japan」を観ると、おすすめ動画で「日本食冒険記Tokyo Food Adventures」がよく出てくる。そこから「日本食冒険記Tokyo Food Adventures」も観るようになった。昨年の夏過ぎに観た「日本食冒険記」に、何か観たことある黒人の若者。「フジロックに出演するために日本に来た」と。友人と12歳の弟と3人で出演。MVも何本も観てたし、すぐにうわ!ってd4vdだとわかった。d4vdは日本の文化に感化されて音楽を始めたようで、日本のアニメや食にも凄くハマってた。d4vdと弟は箸の使い方も完璧で感動した。普通に日本語がポンポン出てくる事にも驚いた。(左から友人、デイビッド、弟。この弟が12歳とは思えない頭の良さ。凄くしっかりと物事を考えてる)(日本食冒険記Tokyo Food Adventuresも毎回、個性的な外国人がこれまでに食べた事のないような 日本食に感動する姿を見て、こちらまで感動してしまう動画です)動画では3人とも人柄の良さに溢れてて、d4vdの音楽はもちろんハマり込んでたけど、その人柄も好きになりそこからCDを聴く回数も増えたし、ネットでライブ画像をいろいろ探して観たり、CDに未収録の楽曲をダウンロードしたりして最近、どっぷりハマってる。1曲目「Sleep Well」2曲目「Here With Me」3曲目「This Is How It Feels (With Laufey)」4曲目「Don't Forget About Me」5曲目「Worthless」6曲目「Backstreet Girl」7曲目「You And I」8曲目「Romantic Homicide」9曲目「The Bridge」(ボーナストラック)10曲目「Placebo Effect」11曲目「Backstreet Girls (Live)」1曲目「Sleep Well」こんな静かで寂しい曲が1曲目。曲の良さも凄いんだけど歌唱の素晴らしさに鳥肌です。何十回も聴いてる曲だけど作業の手を止めて目を閉じて聴き入ってしまう。何か不安になるようなピッチのギターのアルペジオがこの曲にバッチリはまってて最高。イイ曲だ。2曲目「Here With Me」この曲も哀しい歌詞に優しく淡いメロディ。18歳の歌唱とは思えない哀愁がすごい。素晴らしいとしか言いようのない楽曲です。全米でダブル・プラチナ獲得。3曲目「This Is How It Feels (With Laufey)」ホンキートンク風のシンセの音も物悲しくデイビッドの声も胸にしみる。まさかディーン・マーチンをリスペクトしたわけじゃないと思うけど、「Everybody Loves Somebody」を彷彿させる歌い出し。この曲はLaufeyとのデュエット。ドラマチックな曲。4曲目「Don't Forget About Me」ドラムがしっかり入ってる少し激しい感情の曲。「僕のことを忘れたなんて言わないで」と何度も繰り返す。この曲もボーカルの素晴らしさに引き込まれる。5曲目「Worthless」リズムも強く刻まれて少し80年代のニューウェイブ系のような雰囲気も感じられて凄くイイ!d4vdの音楽は大好きなDepeche Modeのカオスな世界にも通じるような気もする。「When The Body Speaks」や「Enjoy The Silence」なんかが頭に浮かんでくることがある。6曲目「Backstreet Girl」この曲も初めて聴いた時から引き込まれた曲。歌の凄さにいつも鳥肌です。7曲目「You And I」この曲はライブ映像で観てから、より更に好きになった。珍しくアップテンポな曲です。8曲目「Romantic Homicide」この曲から大きく動き出したようです。ダブル・プラチナを獲得してからもyoutubeで1億回を超える視聴がありもう世界中に広がってる曲。MVもついつい何度もリピートして観てしまう。多くのMVで白い包帯で目隠し、血が染みた白いシャツのキャラクターが登場します。目隠しは呪術廻戦の五条悟というキャラクターを意識してるそうです。そのキャラの名前をItamiと名付けている。日本文化にどっぷりと浸かっているのがわかる。9曲目「The Bridge」最初に知った曲というのもあって、やっぱり一番好きな曲です。深い孤独や暗闇や不安に押し潰されそうなギリギリの所に生きているようで胸が痛くなる曲。ホントにこの曲がFMで流れて聴いた瞬間に鳥肌になった。何十年かぶりの感覚で聴いた瞬間に身体が固まったような気がした。10曲目「Placebo Effect」大人の渋い低音を普通に出して歌ってしまう。この曲は日本のみのボートラ。配信では聴けてた曲です。11曲目「Backstreet Girls (Live)」ヒューストンでのノーカットライブ映像でもこの曲のライブはめちゃくちゃカッコよかった。12月に二回目の来日した時に行きたかった。次の来日は関西でもあれば生でこの声を聴きに行きたい。思ってた通り、めちゃくちゃ長いブログになってしまった。まだまだ書き足りない事もあるけど、d4vdは昨年から今年にかけて聴きまくってるアーティスト。新しいライブ映像や音源が上がってないか検索もかなりしてしまう。
2024年02月04日
アメリカのfunk/soul 「コモドアーズ」の1981年1月発売のシングル。ライオネル・リッチーが「コモドアーズ」に在籍した最後のアルバム「In the Pocket」に収録されていた曲です。何年か前にやたらと70年代、80年代ディスコの曲が懐かしくなり聴きまくってた時期があって、その時に「コモドアーズ」の曲もLPやEPを引っ張り出してきてよく聴いてた。最近またファンクやソウルを聴きたくなっていろいろ聴いてた。「コモドアーズ」のヒットしたアルバムはほとんどCDでも持ってると思ってたら、9枚目のアルバム「In the Pocket」は持っていなかった。LPなら持っていますが。Amazonで買おうとしたら廃盤。なんで?売られてた中古盤もなぜか凄い高価。他のアルバムも一部を除いて廃盤になってるものが多くてびっくり。ベスト盤には入らない名曲が山ほどあるんだけどもったいない。この時のメンバーLionel Richie – Vocals, Pianos, Keyboards, SaxophonesMilan Williams – Keyboards, vocalsThomas McClary – Vocals, GuitarsRonald LaPread – Bass, VocalsWalter Orange – Drums, VocalsWilliam King –TrumpetA面「Lady (You Bring Me Up)」作詞・作曲 Harold HudsonWilliam KingShirley Hanna-King世界的に大ヒットした曲です。フルで通して聴くのはかなり久しぶりに思えた。この曲のMVはコモドアーズチームとセクシーな女性のチームでなぜかサッカーやってるビデオ。ライオネル・リッチーがキーパーでゴールの前で歌っています^^;いろいろとシュールすぎて笑ってしまうMVだけど、曲は間違いなしに最高にカッコいい!B面「Gettin' It」作詞・作曲 David Cochrane, Walter Orangeこの曲は2つ前のアルバム「Midnight Magic」の1曲目に収録されています。1979年の曲なので「Lady」の2年前になります。シングルカットされてたと思ってた。アルバム「Midnight Magic」からシングルカットされたのは「Sail On」と「Still」でした。この2曲はブログに書いた記憶がある。特に「Still」は大好きな曲です。「Still」は美しく壮大なバラードです。この「Gettin' It」はなぜシングルカットしなかったのだろ。シングルカットしてたら第一弾シングルの「Sail On」を上回るヒットになってたように思う。ディスコではかなり流れてた印象がある。
2024年02月03日
フランク・シナトラと娘のナンシー・シナトラがデュエットして大ヒットした曲。1967年1月に発売されると多くの国でチャートの1位を獲得。当時、この親子の不仲説がテレビは雑誌、新聞によって広まっていましたが、そんな噂を一蹴するように二人のデュエットが楽しめます。A面「Somethin' Stupid」(邦題「恋のひとこと」軽いラテンのリズムに乗って二人が歌う。ナンシーは下のパートを歌ってる。この時はすでにナンシーもヒット曲を連発していた時期で二人のデュエットは大きな話題になった。アレンジも美しくて聞き飽きない音創りです。かなり大ヒットしたのでラジオなどで知らず知らずに耳にしてる可能性も高い曲。自分はこの曲は20歳ぐらいの頃にラジオで初めて聴いたのをおぼえてる。大ヒット曲だったので中古屋さんで比較的簡単に見つける事ができた。B面「Winchester Cathedral」B面はフランク・シナトラ一人で歌っています。このシングルは日本盤のみのカップリングです。1966年発売のアルバム「That's Life」からのシングルカット。この曲のオリジナルはコミカルな演出の「The New Vaudeville Band」が歌ったもの。自分はこの曲の関してはオリジナルの「The New Vaudeville Band」ヴァージョンの方が数段好きです。フランク・シナトラのヴァージョンも良いのですが、リズムをかなり変えてしまってテンポもゆったりとビッグバンドジャズのアレンジになっています。渋くてカッコいいのはフランク・シナトラですが、純粋に楽しめるのはThe New Vaudeville Bandかな。
2024年02月02日
人気投票で収録曲が選曲された最新ベスト盤。2024年1月31日発売QUEENのベスト盤はうんざりするほど出ていますが、このベスト盤は初のライブ音源のみで編集。それもクイーンのサイトで人気投票形式でライブからの曲を決めるのは初めて。自分ももちろん投票した。13曲目に収録された「ステイング・パワー」に。1982年6月5日Milton Keynesでのライブ音源です。1曲目「Somebody To Love」2曲目「'39」3曲目「Don't Stop Me Now」4曲目「Bohemian Rhapsody」5曲目「Spread Your Wings」6曲目「Radio Ga Ga」7曲目「We Will Rock You」8曲目「We Are The Champions」9曲目「Killer Queen」10曲目「One Vision」11曲目「Love Of My Life」12曲目「Hammer To Fall」13曲目「Staying Power」14曲目「A Kind Of Magic」15曲目「Friends Will Be Friends」16曲目「Save Me」選ばれた曲を見て、意外と言うかこれが世界的には妥当な感じなんだけど、日本なのでもっと初期の曲が多く入ってくるかと思った。この中から1〜3曲は入ると思ってた「Ogre Battle」「Liar」「The March Of The Black Queen」「White Queen (As It Began)」「The March of the Black Queen」「Now I'm Here」「Stone Cold Crazy」「Father To Son」「In The Lap Of The Gods...Revisited」「Flick Of The Wrist」などの初期のライブでの大人気曲が1曲も入っていないのは寂しすぎる。自分は「Hot Space」が一番好きなアルバムだけど次は「QUEEN II」と「Sheer Heart Attack」の2枚。「Flick Of The Wrist」のライブヴァージョンなんて最高にカッコいいのに。「オデオン座の夜~ハマースミス1975」と「ライヴ・アット・ザ・レインボー '74」からは1曲も選曲されなかった。1曲目「Somebody To Love」は1982年「オン・ファイアー/クイーン1982」からの音で1982年「Hot Space Tour」の時の「Somebody To Love」は特に良かったと思う。27公演分のブート音源持ってるけど、ほとんど最高のパフォーマンスです。冒頭のヴァース部分だけでも聴き比べて感動しています。1982年6/1と6/2のスコットランド2daysの「Somebody To Love」はいつ聴いても感動です。7月以降のUSツアーでは「Somebody To Love」がセットリストから外れてるが何日かありますがほとんどの公演でセットリスト入りしています。10月24日西宮球場での「Somebody To Love」も鳥肌もんの感動でした。日本公演は「Somebody To Love」の代わりに「Play the Game」が演奏される日が多かった。3曲目「Don't Stop Me Now」は「Live Killers」から。この日だけヴァース部分を歌っているのが珍しい。ほとんどの日はヴァース部分はピアノとギターの演奏のみで最後の「♪Don't Stop Me」だけ歌って「♪I'm a shooting star leaping through the sky〜」と歌い始める事が多かった。1回のツアーでしか歌っていない曲なので、良い音源はあまり残ってないのが残念。5曲目「Spread Your Wings」もめちゃくちゃ好きな曲。これも「Live Killers」からの音です。この日の「Spread Your Wings」も最高ですが、イントロのピアノ演奏を長めに演奏した1979年12月26日 Hammersmith Odeonのヴァージョンが好きすぎてあのライブの音ばかり聴いてる。1978年11月14日 Providenceでのメロディ崩しまくりのヴァージョンもかなり良いと思う。9曲目「Killer Queen」はいつもメドレーに組み込まれているので、この曲を選んでも、オリジナルスタジオヴァージョンが3分、どれだけ長い時でもライブでは2分10秒ほど。フルヴァージョンがスタジオヴァージョン以外ないのは不思議。BBCでライブヴァージョン録音してたら良かったのに。ヒットシングルだけどBBCでは歌ってない。でもBBCでは「Nevermore」のライブヴァージョンを残してくれただけで…それだけで満足。「Spread Your Wings」にしてもBBCのライブヴァージョン最高です。「Tenement Funster」もライブでほとんどやってないのにフルヴァージョンでBBCで残っててうれしい。13曲目「Staying Power」は本当にいつ聴いてもカッコいい!スタジオヴァージョンとライブヴァージョンの違いがかなりハッキリする曲。落ち着いたスタジオヴァージョンも何百回聴いても飽きないし、このテンポめちゃ速のハードファンクヴァージョンも最高すぎる。この曲は日本のみでシングルカットされた。この曲もファンの投票で次のシングルを決める企画で投票数1位になってシングルカットされました。あの時も自分は「Staying Power」に投票した。16曲目「Save Me」も「Hot Space Tour 」からの音源で正解。1981年に武道館で聴いた時よりも演奏も歌唱も熟れて1982年ヴァージョンは物凄く良くなってた。「Save Me」も大好きな曲でいろんなライブヴァージョンを集めて聴いてる。1976年9月18日「Hyde Park」の野外ライブと1977年6月7日 の「Earls Court 」でのライブは映像も音もリマスターしてBOXで出さないのだろうか。1974年レインボー、1975年ハマースミスオデオンと続けてBOX発売されたからまだかまだかと待ってるんだけど。2月になってすぐに来日公演があるけど、行かない事にした。以前、ポール・ロジャースがボーカルとして来日した時に観に行って、やたらと寂しく感じてフレディが本当にいないって実感してしまって重い気分で最後までずっとライブ楽しめなかった。今回もきっと同じ感じになりそうなので最初は行くつもりだったけどやめた。せめてジョンがいるのなら…。昔の音源と映像だけでQUEENは満足してる。
2024年02月01日
日本のHIP HOP/MCの「SoulJa」と「Misslim」のコラボシングル。最初はMisslimの正体は誰?とか言われてたらしいけど…。声聞けば1発でわかると思うし楽曲は「ANNIVERSARY」をサンプリングしてるし。1曲目「記念日」 SoulJa x Misslim作詞 呉田軽穂さん・SoulJa 作曲 呉田軽穂さん 編曲 佐藤博さん・SoulJaもう15年以上前だったか。このCD買った時は2.3度聴いてどこかにしまいこんだまま、どこにいったかわからなくて、年末に急にまたCD欲しくなって買い直した。正直、当時はふーん程度であまり聴き込まなかった。今、聴くとめちゃくちゃ良い!人ってその時々で胸に入ってくるのか、刺さるのか、何も感じないのか状況や年齢で大きく違うと最近強く感じるようになった。ユーミンの「きみなき世界」「コインの裏側」「夜明けの雲」「Laughter」「Flying Messenger」「Lost Highway」「巻き戻して思い出を」など発売当時は何とも感じなかった曲だったのに今ではドハマリしてずっと聴いてる。当時は「ANNIVERSARY」をいじっただけの曲のように思ってた。それ以上にその頃は「ANNIVERSARY」って曲もあまり好きじゃなかった。今ではユーミンの曲、1stアルバムから全て聴き直す度にいろんな事に気づいて感涙の毎日。今のユーミンが一番カッコよくて好きだから昔の曲を素直に聴き直せる。いろんなジャンルの楽曲を聴きすぎて、ずっと近くにあった大切な音楽を深く聴いてなかった。2曲目「home」 SoulJa x Misslim作詞・作曲 呉田軽穂さん・SoulJa 編曲:佐藤博この曲、久しぶりに聴いて感動で泣けた。今剛さんのGソロも最高だし、二人の歌が最高です。二人で作り上げた歌詞とメロディー、感動的です。ユーミンはこれまでに様々なアーティストとコラボしてきてて、そのほとんど持ってるけどそう言えばコラボ物のCDってあまり聴かない事が多い。いろいろあるのを引っ張り出して来て聴き返してみようと思う。今回の「記念日」のようにハマるかも知れない。CDとDVDの2枚組シングルでDVDには「記念日」のMVが収録されています。高校の卒業式での思いをドラマチックに作ってる。この最初の場面は「最後の春休み」を思い出させるような映像。MVにユーミンは登場しません。でもこんな場面が。20代になったばかりのユーミンの写真が登場。
2024年01月30日
堀内孝雄さんのアナログ盤でのベスト盤。名匠と呼ばれる現在の最高峰のカッティング技師「武沢茂さん」による入魂のカッティングサウンド!このアナログ盤シリーズはアリス、谷村新司さんも発売されています。さらに盤は180g 重量盤で安定したサウンドを楽しめます。ただ、選曲はマニアックなアリスファンには物足りないかも知れない。ベスト盤なので仕方ないのですが、最高の音質で聴ける事が重要。ベスト盤にしないで、アルバム単位で最高のカッティングをしてほしいと思ってしまう。堀内孝雄さんなら繊細にレコーディングされている名盤「忘れかけていたラブソング」や「ブラウン」「デイ・ブレイク」「デラシネ」「ソング・フォーエヴァー」などをリマスターも含め、この企画で再発してほしい。谷村新司さんのアナログベストは3種類発売されていますが、やはりちんぺいさんのアルバムも音にこだわり切ったアルバムが多く、特に「引き潮」は現在のテクノロジーで蘇らせてほしい。「引き潮」の歌詞カードには当時のディレクターからこのLPを聴くための注意が書いてあります。「このレコードは出来る限り高音質のアルバムを作りたいというアーティストの 強い要望により、76センチ/秒のテープ速度でレコーディングしました。 従ってかなりレベルの高いカッティングされていますので、 カートリッジの針圧を重めにして聞いて下さい」続くアルバム「黒い鷲」も凄く繊細なレコーディングが行われています。アリスなら「ALICE VI」にも同じような針圧についての注意が書かれています。アリスなら「ALICE II」「ALICE IV」「ALICE V」「ALICE VI」ちんぺいさんなら「海猫」「引き潮」「黒い鷲」「海を渡る蝶」「JADE-翡翠-」「獅子と薔薇」アナログ盤で再発してほしいアルバムは山ほどあります。少し前にレコード針を交換したので、べーやんのこの最新アナログ盤を聴いた。A面1曲目「影法師」2曲目「河」3曲目「ガキの頃のように」4曲目「カラスの女房」(ニュー・バージョン)5曲目「冗談じゃねえ」B面1曲目「恋唄綴り」2曲目「東京発」3曲目「遠くで汽笛を聞きながら」(ゴスペル・バージョン)4曲目「恋文」5曲目「灯(ともしび)」この中でアナログ盤で発売されたのは、3曲目「ガキの頃のように」と5曲目「冗談じゃねえ」の2曲のみで後は全てCD時代の楽曲。1曲目「影法師」は、2024年1月号の堀内孝雄さんのファンクラブのDVD会報の中で最新スタジオライブとして歌われています。今回は全曲カラオケで歌っていました。これまでギター1本で弾き語りで歌ってくれてる事が多く、できれば弾き語りで歌ってほしいと思ってしまいますが・・・。その中でべーやんも言ってましたが、この曲がソロ曲の中で一番カラオケで歌われている曲だそうです。「愛しき日々」や「恋唄綴り」を凌ぐカラオケ人気なのは驚いた。この最新カッティングバージョンで聴くと、物凄く心地良いサウンドになっていて聴き入ってしまう。1993年25枚目のシングル。2曲目「河」は、今回のこのアナログ盤で一番感動した音です。この曲自体も好きなのですが、このアナログ盤でじっくり聴くとより一層、この曲の良さが伝わってきます。2003年41枚目のシングル。3曲目「ガキの頃のように」もCDやアナログ盤シングルで聴くのとはまた印象が違って感動した。この曲も人気曲でソロコンサートでもよくセットリストに入る曲です。最新カッティングでよりボーカルが気持ちよく聞こえる。1988年15枚目のシングル。4曲目「カラスの女房」(ニュー・バージョン)元のシングルバージョンよりも少し落ちついたイントロとアレンジで演歌色を少し強くしたのがニューバージョン。べーやんの歌い方もかなり違っています。ニューバージョンは2004年42枚目のシングル。オリジナルは1998年35枚目のシングル。5曲目「冗談じゃねえ」はギリギリでアナログ盤シングル発売された曲。どんどんCDに移行してきてた時に発売されたシングル。EP盤、カセット、8cmCDと3種類発売された。1989年16枚目のシングル。B面1曲目「恋唄綴り」は100万枚売り上げ大ヒット曲。第32回日本レコード大賞、第21回日本歌謡大賞、全日本有線放送大賞グランプリ、と多くの賞を受賞した楽曲。何度も再発されました。1990年20枚目のシングル。2曲目「東京発」も2024年1月号の堀内孝雄さんのファンクラブのDVD会報の中で最新スタジオライブとして歌われています。このアナログ盤は本当に気持ち良い音になっています。1995年30枚目のシングル。3曲目「遠くで汽笛を聞きながら」(ゴスペル・バージョン)宮川彬良さんが編曲したゴスペルバージョンは発表当初はあまり好きではなかった。最初はシングル「不忍の恋」のカップリング曲として収録されました。その後にベスト盤「Thank You ~愛すべき男たち~」に収録。「不忍の恋」は大正演歌風なイントロから始まる「和」のイメージの強い曲でした。その流れで聴くので違和感があったのかも知れない。「Thank You ~愛すべき男たち~」の収録曲の流れで聴いてからよく聴くようになった。2006年46枚目のシングル、カップリング4曲目「恋文」はあまりベスト盤などでチョイスされなかったやや地味な印象の曲ですが、50周年記念のアルバムには選曲されました。日本テレビ系年末ドラマ『源義経』の主題歌だった曲です。このアナログ盤で聴くとよりべーやんの迫力あるボーカルが楽しめるように思う。1991年23枚目シングル。5曲目「灯(ともしび)」この曲も好きな曲ですが、アルバムラストがこの曲なのはちょっと・・・。ここは「遥かな轍」か「坂道」「山河」「愛しき日々」がいい。そりゃ「Day Break」や「忘れな詩」「愛と涙とやさしさと微笑」「懐かしい友のうたう歌」「道程(みち)」「俳優」「サークル・ゲーム」「Don't Stop My Love」「トラベリング・マン」「少年時代」「故郷には帰りたくない」「少年達よ」「涙を捨てる街」「限りないあこがれの中へ」などがラスト曲なら最高ですが、他の曲との流れでは合わないから・・・。自分がアナログ盤ベスト作るならA面1曲目「Change Your Mind」2曲目「バスを待ちながら」3曲目「あなたのすべてを」4曲目「ロンリー・ロンサム・ナイト」5曲目「目をとじて」6曲目「懐かしい友のうたう歌」B面1曲目「飛び立てジェット・プレーン」2曲目「限りないあこがれの中へ」3曲目「真赤なアカシア」4曲目「俳優」5曲目「愛と涙とやさしさと微笑」6曲目「Day Break」こんな最新リマスター、最新カッティングのアナログベスト盤出ないかな・・・。
2024年01月29日
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