フィッシング対策協議会は3月3日、楽天カードをかたるフィッシングメールを確認したとして注意を呼び掛けた。ECサイト「楽天市場」が障害から復旧したなどと偽ってフィッシングサイトへ誘導し、クレジットカード番号や個人情報を窃取するという。
メールの件名は「【楽天市場】障害解消: 複数サービスダウン復旧のお知らせ」など。「楽天市場の複数サービスダウンが回復しました」「ログインして、アカウントが利用可能かどうかを確認してください」(原文ママ)などと書かれた本文で、偽サイトへ誘導する。
誘導先は楽天のログインページに酷似した偽サイトで、会員IDやパスワード、クレジットカード番号、セキュリティコードなどの入力を求められる。
偽サイトは3日午後5時時点で停止済み。ただし類似の偽サイトが公開される可能性もあるとして、確認した際はフィッシング対策協議会の窓口へ報告するよう呼び掛けている。
ネット通販で詐欺にあったかもしれない! そう考えて、このページをご覧になっているあなたは、まずどんな経緯で入金したのかを振り返り、そして詐欺犯の罠にかかっていないかを迅速に確認してください。
「銀行振込で代金を前払いした」「商品が届かない」という2つの条件に該当するようなら、詐欺が濃厚なのですぐに警察と銀行に相談してください。振り込め詐欺救済法に基づく手続きにより、詐欺犯の口座が凍結されればお金が戻ってくる可能性が生まれます。ここではとるべき行動と、その流れを解説します。逆に言えば、なにもしないかぎりお金が返ってくることは決してありません。泣き寝入りだけは避けてください。
そして今後は二度とネット通販で詐欺に遭わないためにも、その実態や疑わしいサイトの見抜き方などを覚えてしまいましょう。ネット通販が当たり前になったこの時代、詐欺犯の魔の手はいつどこにでもあるのですから、その対策を怠ってはなりません。
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