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2010.05.25
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カテゴリ: カテゴリ未分類



従来は、脳のMRIなどの画像検査や、手のひらを結んで開いてをしてみたり、目を閉じて足踏みをして見たりの身体的検査などが主体だったのが、ここ数ヶ月、医師は突然方針を転換して、認知症のチェックに熱を入れるようになった。

とは言え、ほとんどが記憶力のチェックである。
例えば先週は、「これから言う言葉を復唱してください。あとでまた聞きますから、よく覚えておいてくださいね。サクラ。ねこ。電車」
早速、私は記憶に取りかかる。「桜並木を通っていると、野良猫がのらりくらりと歩いている。そこへチンチン電車が走ってきた」となんとなく物語風に記憶の引き出しに仕舞い、医師の指示を待つ。3題話のおかげで、これについては、いつも順調に答えている。

次なる質問は「 知っている野菜の名前を、できるだけ多く言ってください 」ときた。
まずは根菜からだ。「大根、ごぼう、サツマイモ、ジャガイモ、蓮根、人参」
次は葉野菜に行こう。「白菜、キャベツ、ほうれん草、レタス」
次は実の物だ。「トマト、なすび、きゅうり、エンドウ豆、そら豆・・・」


次に、医師はやおら小さなバッグを開いた。
そこには時計・鍵・鉛筆・硬貨・万年筆などが整然と納められている。
「良く憶えておいて下さい。あとで何が入っていたかをお聞きします」
と言いながら、パタンとバッグを閉めた。
3つぐらいの言葉ならなんとか物語が出来るのだが、5つとなるとそうも行かない。
とにかくバックの中身は、日ごろ身につけている物ばかりだから、大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせてはみたものの、憶え切ったかどうかは全く自信がない。
しばらくして答えを求められ、取りあえずは答えを口に出してみたが、医師の表情から見て、私が正解を言ったとは、とても思えなかった。

そして最後にいよいよ最大の難問がやって来る。
「これから言う数字を逆に言ってください。3-5-2-9」
これは毎回違った数字が出されるが、前から順番の数字を覚えるのすら苦労するのに、その逆を思い出せというのは、私にとってはまさに恐怖以外なにものでもない。
脳梗塞や動脈硬化の処方薬がなければ、サッサとこの病院ともお別れしたいと思うのだが、背に腹は替えられず、月に一回はこの難問たちとの逢瀬に苦しんでいるのである。


せめて僅かでも、論理的に考える、計画を立てる、問題解決する、抽象的に考える、考えを把握するなどの知的活動を表す「知能」の程度もチェックすべきではないかと思う。
でももしこれを言ったら、「あなたのそう云う抵抗的態度は素直ではない。それはすでに人格障害の兆しが現れている何よりの証拠です」と、悪いように診断されてしまう可能性がなきにしも非ずだから、これは面と向かっては絶対に口にださない様にしている。

ところで最近は「脳トレ」のつもりではないが、月刊文藝春秋に掲載されている「考えるパズル」2題に毎回挑戦している。
パズルのpart 1は「漢字シークワーズ」(seek words) 、part 2は「数独」である。
それぞれの問題の正解者10名に1万円の賞金が出ることになっているが、4月号の回答者はpart1で5,640通、part 2で4,302通で、その当選確率はなんと500人に1人という直ぐにでも手の届くような嬉しい率なのである。


それでも当選確率の数字の高さに惹かされて、まずは雑誌の記事を読むより、パズルの解答に取り組むことにしている。
そして私の解いた答は絶対に間違っているわけがないと自惚れ、今度こそ当選枠に入る筈だと信じて疑わず、早々に解答のハガキを投函するのである。
こんなことは過去の私にはあまり見られなかったことである。
とすれば、最近とみに昂じているこのような独善的な思いこみは、認知症の始まりを物語っているとでも言うのであろうか。くわばら、くわばら。





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Last updated  2010.05.25 11:50:16
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