行きかふ人も又

行きかふ人も又

PR

×

Free Space

ゆるい分室はじめました
dekunotato.exblog.jp

Archives

2026.08
2026.07
2026.06
2026.05
2026.04
2026.03
2026.02
2026.01
2025.12
2025.11

Calendar

Comments

ミリオン@ Re:【 恋人たちのアパルトマン (FANFAN)】 1992年 フランス映画(06/01) こんばんは。 フランス映画は面白いですね…
ミリオン@ Re:【 第三の男 (THE THIRD MAN)】 1949年 イギリス映画(05/30) こんばんは。 映画は面白いですね。見るの…
ミリオン@ Re:【 オペレッタ狸御殿 】 2005年 日本映画(05/29) こんばんは。 物語は楽しいですね。見るの…
ミリオン@ Re:【 BULLET BALLET バレット・バレエ  】 1999年 日本映画(05/26) こんばんは。 映画は面白いですね。見るの…

Favorite Blog

Kabu + Plus エースNo1さん
ある日どこかで リラ11さん
ベティ333のブログ ベティ333さん
でくの坊 雨にも … なんぜんたろうさん
My 映画 on TV 日記 タケ88フミさん
2008.05.24
XML
カテゴリ: 映画
東京で平凡に暮らすサラリーマンの平田(永瀬)は、客死した両親の供養のためアイスランドを訪れる。事故現場を目指して旅をしながら、荒涼たる大自然の厳しさと神秘的な出来事に戸惑い、次第に彼の心は変化していくのだった―――。


 『春にして君を想う』に続く、フリドリクソン監督作品です。
アイスランドという神秘的で雄大な大地は、私の心の原風景に似ています。だからか、とても心に染む。雪に閉ざされるからこそ、春になって土が顔を出した時には、真に 大地 を感じたりする、そういうささやかな感性が、シーンごとに伝わってきました。

冒頭、小さな画像で描かれる、変わり映えしない東京での生活。サラリーマンの平田は、冬の休暇、客死した両親の供養をするため、初めてアイスランドへと向かうのでした。
ここから、突如画面がぐんと広くなり、雄大な自然に釘付けとなります。
亡くなって数年間を経て、初めて両親の死を心底悲しみ、実感できるようになるまでを捉えたロードムービーです。
しかし、異国への旅は戸惑いと神秘的の連続。

平田は極寒の国アイスランドへ、なんとスーツで到着。背広には会社のバッチ。仕事熱心な日本人のイメージそのままが、突然異国へ来てしまった感じです。

ではアイスランド人はといえば・・・平田曰、 「Strange!」

スーツを脱ぐのは、ようやくラスト近くになってから。
ビジネスホテルで知り合った老人の助けを借り、あとは馬に跨って進むだけという段になってからです。ここまで来てようやく、彼はアイスランドや魂の存在を感じる異次元へと溶け込めたのでしょうか。
目的地の川に着いて、仏教の一連の供養儀式が、平田の手によって行われていきます。
なんとも言えない静謐さ。供養という儀式が魂を救う。そんな微妙なニュアンスが静かに確実に描きこまれていました。

平田が旅の途中で買わされる、真っ赤なポンコツ車が面白いですね~。
まるで生きているみたいに動き出したりして!
あちこち壊れてはいても、旅のお供として彼を目的地の近くまで運んでくれた真っ赤な車は、グレー一色の大地にもとても映えていました。

余談ですが、『 ユリイカ 』『 レイクサイド マーダーケース 』の青山真治監督が、本作に助監督という立場でかしら?携わっています。

41MS9P6KJKL._SL500_AA280_


製作  ジム・スターク  ジョージ・グント三世
脚本  ジム・スターク  フリドリック・トール・フリドリクソン
撮影  アリ・クリスティンソン
音楽  ヒルマル・オルン・ヒルマルソン
出演  永瀬正敏  リリ・テイラー  フィッシャー・スティーヴンス  ギスリ・ハルドルソン
  ローラ・ヒューズ  鈴木清順  ルーリク・ハラルドソン

(カラー/86分/アイスランド=アメリカ/COLD FEVER)









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2016.02.14 20:14:18
コメント(2) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


いきなり画面が広くなるのは  
racquo  さん
劇場で見たかったところです。

>仏教の一連の供養儀式が、平田の手によって

ここに確たる信仰心がないというか、
やっていることに本人も自信はない感じで、
だから、ここまでの旅をも含めて、
信仰心の誕生というか、
内なる信仰心のようなものに気付くというか、
そういうのが良かったです。

>真っ赤なポンコツ車

1995年の映画で、時代設定も同じだとすると、
シトロエンのDS(かID)だから、
かなりのプレミア物の車なんですが・・・、実は。

(2008.05.24 23:34:58)

racquoさん   
はる*37  さん
racquoさんの感想で知っていた、まずは小さな画面で、それでも突如ワイドになった時には驚きました。


>やっていることに本人も自信はない

それなのに、心静まり、真に弔うことができたという儀式の面白さを感じました。

>シトロエンのDS(かID)

あのポンコツはシトロエンでしたか~
味のある形だと思ったら!
フリーズしていたポンコツ車が、むくむくと生き返るように車体が持ち上がるシーンがかなりツボでした。(笑)
おすすめありがとうございます♪
(2008.05.25 09:50:43)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: