片眼鏡

片眼鏡

2023.04.19
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
開化派を表すものとしてのハイカラという語は、毎日新聞記者の石川安次郎が明治31年(1898)頃から紙上で使い始めた。

明治27年に松本に居た石川の元にフルベッキ(宣教師・教師)と稲垣信(日基牧師)が訪れ、
フルベッキが幕末の日本に行くのをオランダで友人に止められ、日本人は頭上に一種のピストルを戴いているから危険だと言われたのに、自分は覚悟があり、できるなら自分がそのピストルを下ろさせるし、殺されても悔いはないからと押し切って来日し、間もなく維新が起こって攘夷の危険もなくなったという逸話を話した。

石川はその話から着想を得て、攘夷保守主義をピストルと名付け、これに対して開国進歩主義を表すのにコスメチック(髪油・ポマードの類)、ハイカラ(High Collar=高襟・立て襟、前折襟あるいは背の高い総折のシャツ)、ネクタイ等の語を並べて、山縣有朋や谷干城をはじめとする保守派をピストル党、大隈重信や伊藤博文などの開化派をハイカラ党と呼ぶことにした。

何度も使ううちに批判的論評の中で揶揄的に使うこともあった。

明治33年の夏に、築地のメトロポール・ホテルで行われた、衆議院議員の竹越與三郎の欧州視察旅行の送別会に、14・5人のハイカラ党というべき人たちが集まった。

その席で、外交官の小松緑が米国に関する演説の中で、ハイカラは高尚な理想を表現し、コスメチックは芳香馥郁な頭脳を意味するのに、世の中には自分たちをハイカラ党、コスメチック党と呼んで冷評を加える者がいると、石川のことを煽った。
石川は、会に出席するにあたりハイカラ党の集会と見越して、頭にはコスメチックをコテコテと塗り、清国のドイツ人経営の店で買った襟高3寸もあるかというダブルカラーのシャツを着ていた。

その時の小松の演説を、二六(にろく)新報の福田和五郎が記事にしたことで世間に広まり、西園寺公望や中江兆民がハイカラ論を出すにつれ、各新聞でも社会批評に用いられ、自由主義・外国風・新しくカッコいいといった意味合いで人物・事物の特徴を表す言葉として流行した。



[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

総特集 大和和紀 デビュー55周年記念 (文藝別冊) [ 大和 和紀 ]
価格:1,782円(税込、送料無料) (2023/4/19時点)








[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

花王|Kao スタイルケア 服のミスト 本体(200ml)【rb_pcp】
価格:312円(税込、送料別) (2023/4/19時点)







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2023.04.19 10:20:09
コメント(0) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: