片眼鏡

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2023.06.05
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◆6月5日は環境の日
環境の日は、1972年の国連人間環境会議(The United Nations Conference on the Human Environment)で日本とセネガルが提案し、
会議初日の6月5日を記念して毎年その日に各国で活動を行うことを決議した。
1974年にテーマ('Only one Earth')付きで行われたのを1回目とすると、今年は節目の50回目になる。
日本でも環境基本法の第10条に基づいて、毎年環境省(2000年までは環境庁)主唱でなにがしらかの行事が各地で行われているらしい。
環境の日および 環境月間
・環境基本法

(環境の日)

第十条 事業者及び国民の間に広く環境の保全についての関心と理解を深めるとともに、積極的に環境の保全に関する活動を行う意欲を高めるため、環境の日を設ける。

2 環境の日は、六月五日とする。

3 国及び地方公共団体は、環境の日の趣旨にふさわしい事業を実施するように努めなければならない。

今年のテーマは「プラスチック汚染解決へ向けて」( Solutions to Plastic Pollution )だが、


ハッシュタグも2018年のテーマを踏襲して #BeatPlasticPollution で、「プラスチックをやっつけろ」ぐらいの勢いで攻めているが、
環境省は #環境の日はグリーン -GREEN FOR THE ENVIRONMENT DAY- を掲げて、緑の着物で緑の光に浸ろうという、なーなーでぐずぐずな環境週間(月間)を推奨している。
個人的に事なかれ主義に共感するところもあるが、グレタさん的には目くじら案件だろう。

国連の主張をまとめてみるとこんな感じ。

プラスチック汚染とは、
  • プラスチックごみによる海洋汚染
  • 分解されたマイクロプラスチックによる食料汚染
  • プラスチック生産に伴う二酸化炭素排出の増加(大気汚染)。

汚染を減らすには、プラスチック製品の削減(Reduce)を基本に、
  • 1回こっきりの使い捨てプラスチックの使用をやめて2回以上使える(Reuse)ものしか使わない
  • 使えなくなったプラスチック製品は、同じ製品を作り直すため、あるいは別製品の材料とするために、原料まで戻して使う(Recycle)
  • 製品に使用されるプラスチックの比率を下げて、環境のやさしい材料で置き換える(Reorient and Diversity)。

日本政府は、従来の3R(Reduce・Recycle・Reuse)にRenewalを足しただけで、Reduceを前に出そうとしない。
リサイクルの6割が廃プラスチックの燃料利用で、使用量(廃棄量)削減につながらないという負い目からだろうか。
国連定義では、サーマルリサイクルという名の焼却処分はリサイクルに含まれない。
PRマンガ では、
ただ焼却するのもよくないと言ってるし、プラスチック=悪という過激思想を否定しているのをみると、
世界に名高い日本流過剰包装の美学を惜しんでいるだけか。

日本政府も何もしてないわけではなく、普段使うプラスチック製品について、主にリサイクルだけだが以下法律でほぼカバーされている。
-容器包装リサイクル法(容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律)→ ペットボトルや商品パッケージ

-小型家電リサイクル法(使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律)→ パソコン・携帯・ゲーム・ドライヤー...
-プラスチック資源循環法(プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律)→ ハンガー・食器・ストロー・衛生用品...

ただし、化学繊維の服については特に法律はみあたらない。
消費者庁が サステナブルファッションを勧めて いるから、
省エネルックの後継だろうか。サスT着た首相の絵とかあるなら教えてほしい。

海洋のプラスチック汚染については、2019年のG20大阪サミットで示された「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」にしたがって、
2050年までに海洋プラスチックごみによる追加的な汚染をゼロにしましょうということになっている。
毎年115万tから241万tのプラスチックごみが川から海に流れ込んでいる という推計もあるから、
これをあと27年でなくすのは骨だ。

先週から今週末にかけて、春の 海ごみゼロウィーク強化期間 にあたっているので、
清掃イベントに参加するのも目標達成の一助になる。各地で学校や企業が手ごろな環境運動としてごみ拾いボランティアに勤しんでいるようだ。

海に入った一部のプラスチックゴミは沿岸に沈まずに、外洋まで流れて還流に乗ると、たまたまどこか遠くの海岸に流れ着かない限り人の寿命以上に海中をさまよい続ける。
ただし、海の清掃に取り組む NGOのサンプル調査 によれば、北太平洋環流にできた太平洋ゴミベルトを構成するプラスチックゴミの大半は漁業由来のものと推定されるというから、
川へのポイ捨てとかレジ袋の使い捨てを規制するより、漁具管理とか漁師・釣り人のモラル向上とかトロール船の監視とかも力入れるべき。
東日本大震災で流出した漁網や養殖設備も環境省の当初推計では海底に沈んだことになっているが、おそらく相当量漂っているのだろう。
海岸漂流物については、海岸漂着物処理推進法( 美しく豊かな自然を保護するための海岸における良好な景観及び環境並びに海洋環境の保全に係る海岸漂着物等の処理等の推進に関する法律 )があるが、海洋や海上のごみや漂流物対策については各省庁の情報が入り乱れてよくわからない。
各参考リンク:
環境省
農林水産省
農林水産省(水産庁)
外務省
国土交通省

緑のシャツを着たり、買い物袋用意するくらいなら朝飯前だけど、
英国のようにプラスチック税を課されたり、フランスやインドのようにシングルユースのプラスチック包装を禁止されたりしたら、
食品なんかタッパー持って計り売りになるのだろうか、それとも紙とかセルロイド使ってあくまで過剰包装にこだわるのだろうか、
ちょっとワクワク。














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Last updated  2023.06.11 22:49:40
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