先生と生徒の関係


正しい事で直してから次のレッスンに行くのが当たり前でした。
でも、今頃のレッスンは、先生の「威厳」とでも言うのでしょうか、尊敬されるような場面が
少なくなってしまったように思います。
友達感覚でレッスンをすることが決して「悪い」と言っているわけではありませんが
馴れあいのレッスンになってしまうと、先生のおっしゃっていることが素直に
受け入れられなくなってしまう恐れがあります。
私は、導入期(大人でも初心者なら導入期ですよ)のレッスンは
指導者のコピーであっても良いと思います。
なぜなら、どんなことでも「まねごと」(模倣)から興味を持って自分自身のものに
していけるからです。
そして、更なるステップにあがって自分の音楽演奏を確率するためには、
たくさんの知識と技術(テクニック)が必要になってきます。
そのレベルに達するまでに、きちんとした知識とテクニックを身につけてくださる
先生を是非とも「指導者」として選んでくださることを願っています。

同業者の批判をするようですが、きちんとした勉強もせずに音楽教室を
開いていらっしゃる方をよくみかけます。
「近くだから・・・」とか「みんなで一緒に行かれるから」とか「安いから」
といった考えを捨てて本当に良い教室なのかきちんと見極めてから選んでほしいと思います。
私がお話ししましたように、導入期のレッスンが「まねごと」で良いのであれば
なおさらなことです。
だって、上手な先生の演奏のまねでしたら上手に弾けるけど、下手な先生のまねだったら・・・・

                          2002年11月26日

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: