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喘息の薬の危険性(引用)


私は昔、小児喘息でした。今は完治しておりますが。いいお医者様に見て頂いたおかげだと思っていますが、小3で転校した際にかかりつけの病院が変わったんです。
体質に合わせた薬を転校前行っていたお医者様が作ってくれていたので、「病院が変わったらこの処方箋を渡して下さい。」と言われていました。薬の処方箋を新しく行った病院に渡した所、
「この薬難しいんだよね~。今日はとりあえずテオドールを点滴しておいて。」と医者が看護婦に言っていたのを聞いた。(その頃の私は人の話をかなりの確率で覚えているのが得意だった。)
そして点滴を始めてしばらくすると・・・ものすごい吐き気が!!!死にそうでした。

          ++喘息薬テオフィリン++
             (theophylline)

お子さんがテオフィリンの過剰投与の副作用から中毒症状を起こし痙攣、脳障害を負ってしまったという**さんの書き込みをきっかけに、日本では一般的に小児にも使用されている喘息薬テオフィリンについてアメリカの現状を調べてみました。

●どんなとき処方されるの?

気管支喘息、喘息性(様)気管支炎。

●日本と欧米での使用頻度の違いは?

テオフリンは副作用が比較的多いためアメリカでは子どもに対しては重症の喘息患者に病院の厳しい監視の下で使用される以外には現在あまり使われていないが、日本では気管支拡張剤の主力として子どもにも使用されている。

●テオフィリン系薬

スロービッド(Slo-bid) テオドール(Theo-dur) テオロング ユニコン ユニフィル(Uniphyl) テオドール テオロング テオスロー ピロナール フレムフィリン ユニコン アーデフィリン エチェンス ジュラフィル テロップSlo-phyllin Theolair Elixophyllin Respbid Constant-T Somophyllin-T Theo-24

●効果は?

収縮した気管支を拡張し空気の出入りをよくする。

●注意点は?

個人によって使用量は年齢、体重、喘息の程度、食事、併用の薬などにより異なる。使用中も定期的に採血して血中濃度を測定し投与量を検討することが非常に重要である。一端、特定のテオフリン薬の使用が始まったら、薬剤師は同種のテオフリンを処方し続けることを留意し、医師の指示なしには違う種類のテオフィリンを使わないこと。テオフィリンは、多種類あるので、別の種類に途中で切り替えることは危険であり、患者の喘息の悪化や副作用につながる。

●副作用は?

最も一般的な副作用はカフェインを摂った時のような刺激や吐き気。もし実際に吐いたり、興奮状態になったり、眠れなくなったり、心臓の鼓動が速くなる、下痢、腹痛、頑固な頭痛、華氏102度(摂氏39度)以上の熱、12時間以上の高熱が続くようならテオフィリンの使用をすぐやめ医師にすみやかに連絡すること。

血中濃度があるべきレベルであっても腹痛、食欲減退、落ち着きのなさといった症状が現れることがある。元々学習障害のある子どもの場合、テオフリンによって悪化することもある。

多くの薬がテオフリンと反応する。テオフリン使用中に、抗生物質や他の薬を飲んだ場合、血中濃度が上昇しうる。他の薬を処方飲む必要のある場合は、必ず医師にテオフリンを飲んでいることを告げること。

子どもが高熱(華氏102度、摂氏38.9度以上)を伴うウィルス性の感染があった場合、通常のテオフィリンの量であっても危険な副作用を起こすことがあるので、子どもが高熱があった場合は医師に電話すること。(さくらさくらさんのお子さんは40度の熱があったにもかかわらずテオフィリンと同等の薬を点滴されています。下記の手記参照)

血中濃度の急上昇は、痙攣や重症の心臓病の原因となる。

(By Children's hospital of Eastern Ontario)


●アメリカのテオフィリンの現状は?

6歳以下の小児のための徐放性製剤(服用してからゆっくりと成分が胃の中で溶け出す薬)はFDAで認められていない。

15年前までは、テオフリンは喘息薬の主力として(血中濃度一週間後とにチェックしながら)広く使われていたが、この10年の間に以下の二つの大きな理由のもとにその使用がされないようになった。

1.より安全で効果のある喘息薬(beta-2 agonistsなど)が開発された。

2.最近では、抗炎症作用のある薬がより評価されているがテオフィリンにはその効果がない。

これらの理由でテオフリンはいまや、特に子どもへの喘息治療の最後の手段と考えられるようになっている。

テオフィリンに使用の際には、注意深い血中濃度の監視が必要である。過量摂取は痙攣や脳性麻痺の原因となる。

アメリカにおいてテオフィリンの危険性は1981頃から言われていたが、製薬会社は1980年代において、この情報を小児科から隠していた。その結果1980年代にテオフィリンを処方された子ども達に痙攣を起こすものが出た。

・幼い子どもの場合、既にテオフィリンを過剰常用していた場合、50 mcg/ml. 以上で非常に有毒となる。




SHの住むNJ州では、こんな訴訟が・・・

7歳の脳障害の少女に3億以上の賠償
被告は:テオフリンの製薬会社と薬の小売業者
罪状:製薬会社と小売業者は、医師にテオフィリンが幼児には有毒でありうるという警告を怠った

この少女は、22ヶ月の時に気管支炎と風邪の症状でクリニックを訪れTheospan 65(テオフィリンの一種)を一日3回65MG与えるように処方された。薬を飲みだした数日後、少女は激しい痙攣に襲われその結果脳障害と痙性麻痺の障害を負った。

少女の両親はABCテレビの"PrimeTime Live"のテオフリン中毒に関するエピソードを見ていて、もしかしたら少女の脳障害は気管支炎や喘息の際に一般的に処方されているテオフィリンに原因があるのではないかと疑いを抱いた。

その後、少女にテオフリンを処方した医師を、訴えたが、医師は、「テオフィリンは5歳以下の子どもに対しては安全ではない。テオフリンは元々信じられているよりもはるかに重大な毒性を子どもに対して持っているという警告を含むガイドラインがFDAから出されているにもかかわらず、製薬会社と小売業が、その表示や情報提供を医師に対して怠っていた。」と反論。

最終的には、(医師ではなく)この両被告は、「1978年にテオフィリンの幼児に対する毒性と危険性に関するシンポジウムに参加し、さらに会社の書庫にその資料もあったにもかかわらず、1982~1983年にかけてFDAが発行した注意書きを1984年の時点で、薬のパッケージに表示していなかった」ということが決定的証拠となり有罪となった。



●アメリカで最もよく使われている薬は?

気管支拡張薬

Beta-2-Agonists(吸入、シロップ)
Albuterol(アルブテロール吸入薬―<通称Ventol>, 経口薬)
Xopenex

抗炎症薬(Anti-inflammatories)

Steroid (ステロイド―経口、吸入およびネブライザー)

●なんとビックリ!!日本ではテオフィリンを含む子ども用市販薬がこんなにも!

知らずにテオフィリンと併用した場合、飲みすぎということになり危険です。

  種類 商品名 販売社名 含む薬剤
乗り物酔い止め センパア内服液 大正製薬 テオフィリン
センパアA
こどもセンパア液
ヨイレス液 日本製薬
カムニス液 日野薬品工業
アーター錠 協和薬品工業
スヨロミン内服液B 三宝製薬
セイブ 小林薬品工業
アーター内服液 協和薬品工業 アミノフィリン
小児用アーター内服液
小児用トマロン内服液
鎮咳去痰薬 せき止めアネトン顆粒 ファイザー製薬 テオフィリン
ミルコデ錠 佐藤製薬
強力アスメトン 三共 アミノフィリン
マヤアスト錠 摩耶堂製薬



2002/11/2(土)04:28 -****** (女)

++さん、##さんが御指摘のように、我が家の場合も、テオドールを筆頭とする、テオフィリン、ネオフィリンで痙攣が治まらなくなり、結果的に脳障害を引き起こすことになってしまいました。テオフィリン(テオドール)は、そう重くはない喘息だったのですが、定期的に飲ませていたものでした。咳がでた時には、すぐに飲ませるよう、指示されていました。ちょうど、肺炎を併発していたの、高熱だった為、初めは熱性痙攣かと思いましたが、痙攣は30分も続き、(それでも、熱性痙攣だと言い張られましたが)、痙攣が治まって、入院してからも、喘息の気もあり、肺炎になりかけているとの事で、40°も熱があるのに、ネオフィリン(テオフィリンの注射伴みたいなもので、構造は、テオフィリンが2個くっついたもの、体内に入れば、テオフィリンと同じ効果を表します)を点滴され続け、せっかく治まった痙攣が、3日後に再び起き、連続9回の痙攣で、脳に決定的なダメージを与えてしまいました。完全な、テオフィリン中毒でした。高熱の時には、血液が濃く鳴る為、当然、薬の血中濃度も濃く、高くなります。

子どもが、テオドールを処方されてから、ずっと、かなりの期間、血中濃度を測定するという事はした事がありませんでした。しかし、製薬会社の注意書きには、必ず、定期的に血中濃度を測定する事。と書いてあります。後で知った事なのですが、テオドールは薬価が高いので、医師としては、病院の経理状使いたがるそうなのです。只の、医者の勉強不足なのか、営利の為なのか、どちらにしても、このような状態で、子どもの命を預けている私たちは、病院、そして、医者を選ぶ眼力が必要になって来ます。その為には、いろんな所から情報を得て、自分達で薬について勉強しなければならないのか・・・と思うと、何だか、悲しくなってやりきれなくなります。

おふたかたがおっしゃっているように、私も、アメリカに戻った時に、子どもの定期検診に行ったのですが、その時ファミリードクターに、下の子どものいきさつを説明した所、薬の成分名で吃驚していました。それで、アメリカでは既に何年も前から使うのには細心の注意がいる重要な薬だと知らされ、使っている医者はほとんど居ないという事実も聞かされたわけです。どのウェブサイトを見ても、その様な事は明記してあります。先進国では日本だけだそうです。注意の必要な薬を野放しにしているのは。恐いですね。

幸い、当時の担当医は、小児科部長共にご自分達のミスを認めて下さいましたし、担当医の方は、大学病院に戻って、テオフィリンの注意事項をもっと見直すようにと学部の教授陣に申し入れをし、運動したそうですが、受け入れられなかったそうです。これも、恐い。そして、厚生労働相は、自分達のミスを認め、反省した彼女達に、勝手な事をしては困ると、叱咤したそうです。これまたまた、恐いですね~。

本当に、これからは、喘息が起こりやすい季節です。皆さん、躊躇せずに主治医と、納得行く迄お話して下さい。ちなみに、テオドール無しでも、喘息の予防と対処は出来ます。咳がでた時には、ネブライザーで、吸入する方が良いそうです(インタールとメプチンのみとか)。それと、予防としては、インタールが、予防薬としては結構良いという研究結果が発表されたそうです。(アメリカでも学会で)

・・・・・ちなみに、私は荒療治の院長先生が、私の為に特別に”難しい処方箋”の薬を作ってくれ、「運動は必ずするように」と言われて苦しくても無理のない程度に運動を続けました。そしていつからか運動部に所属し喘息の影はなくなりました。運動不足や栄養が偏ったりすると時折発作がでますが軽いです。運動不足の時は”ゼロゼロ”が2週間位治りません。でも、これは私用に院長先生が考えて下さった治療法で、喘息のみなさん全てに当てはまるものではない事を明記しておきます。





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