お空のあいちゃん

お空のあいちゃん

絶対安静



私は”絶対安静”になりました。トイレも行ってはいけないと言われました。はじめて点滴もしました。薬の副作用で体が熱くなってきました。でも水分はあまりとってはいけないと言われました。主人は氷をもらってきてくれました。タオルもまめにつめたいものとかえてくれました。

頭のなかでいろいろな思いが駆け巡っていました。でも、私も主人もそれを口にはだしませんでした。

夜、友達がお見舞いにきてくれました。私はなるべく元気に振る舞おうとしました。でもむかいの部屋で赤ちゃんが産声をあげたのを聞くと、いっきに涙がこぼれてきました。<なんで、あいちゃんが病気なの?なんであいちゃんなの?こんなに元気に動いているのに>

友達が帰ったのは10時すぎでした。主人はみんなを見送りにでて、そのまま私の荷物をとりにいったん家に戻りました。1人になった私の目から涙は止まることなく流れ続けました。主人は荷物をとって、夕飯を買ってすぐに戻ってきました。いつもなら、私がなくと”泣くなよ。なきむしだなあ”と言う主人ですが、この日は何も言いませんでした。私は一晩中眠ることができませんでした。シーツは涙でビッショリになってしまいました。



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