☆f4♪LOVE アンクミの徒然日記

☆f4♪LOVE アンクミの徒然日記

つくしと4人のサラブレット達




町並みの木々は緑の葉を落とし 代わりに赤や黄色の葉を付け
通りを歩く人達も コートの襟を立て 足早に通り過ぎる

ポツポツと明かりも灯り始めた夕方
慣れない仕事で疲れたつくしは バスが来るのを待っていた

そんな時携帯が鳴りつくしはカバンから取り出し
「誰だろう?」その番号につくしは見覚えが無かった

執拗に鳴る着信音につくしは 恐る恐る出てみると
「牧野か?俺だよ、今何処にいるだ」
その声は社長の道明寺 司だった
なんで私の番号を
「社長、どうして私の番号を」

電話の向こうでは、人の話し声や音楽が聞こえていた
「牧野!牧野!!良く聞こえね~や。今何処にいるんだ」
後ろの音に負けないように、司は大声でもう一度そう聞いてきた

「あの~、帰りのバスを待ってます」
「仕事もう終わったのか?今迎えにいくから、そこに居れよ
いいか、そこに居ろよ」そう言って電話は切れてしまった

迎えにいくって、どう言う事なの
今日だって、仕事でずっと一緒だったのに まだこの後も
社長に付き合えなんて

つくしはそんな事を考えていたので バスが停留所に着いたのも
気づかなかった 
乗客を2・3人降ろすとバスは行ってしまった

キィキ~~ ブレーキ音がすると目の前に道明寺の車が
運転席から、カジュアルなカッコをした道明寺が降りてきた
「牧野 さぁ行くぞ、乗れ」助手席のドアを開け
なかば強引につくしを車の中に

それはあっという間の出来事だった
「社長、何処へ行くんでか?」
司はハンドルを巧に操って車を走らせた
「行けば判るよ」

車はネオンが瞬く街へと
10分ほど走ると、おしゃれな感じのする店の前で止まった

それからは、何がなんだかつくしには訳が判らないほどだった
店の中へと殆ど引っ張られるようにして入ると
奥のテーブルに3人の男の人が

「司 早かったね スピードの出しすぎじゃない」
司に声を掛けた男性は ギリシャ彫刻を思わせるような
綺麗な顔をしていた
紹介されて始めて その人が花沢 類だと知った
優しそうなその人は 道明寺とまるで正反対のよう

「そんな事無いさ。あきらより安全運転だぞ~」
グラスに口を付けていた男性が心外だと言うような顔で
「司、それって無いだろう、お前が一番危ないクセに」
「うるせ~、お前らの意見は聞いてね~~」
向きになっていう道明寺を見て3人は大笑いしてる


会社で見る道明寺はいつも眉間にしわを寄せ
テキパキと仕事をこなしている
でも今の彼の顔はまるでだだっこな子供のように見える
こんな表情もするんだ
「牧野、なに飲む ビールか」
つくしの顔を覗きこむように司はそう聞いてきた

「えっ!私ジュースでいいです」

「牧野 つくしさん初めまして、僕は美作 あきら
司ったら、近頃は君の話ばっかり やっと会えたね」
長髪の彼はおしゃれな人だった

少し大人びた感じのする男性が
「僕は 西門 総二郎宜しく、司ったら、ボーとして僕らの紹介もしてくれないから自己紹介させて貰うね」
総二郎の言葉に司が顔を赤くしている

「司、何赤くなっているの! 初めまして、花沢 類です」
花沢 類 まるで深い海を思わせるようなその瞳
でもなんて優しそうな目をしているんだろう

「司もやっとこれで大人の仲間入りだね、初めてだものね
女性を連れてくるなんて」

矢継ぎ早に、皆から質問の嵐が
つくしはただただ、戸惑うばかりだった

気取らずに話す 道明寺
4人は時々 自分の世界とはかけ離れた会話をするが
つくしにはそれが何故か 楽しくも思えた

時々 司は私をじっと見て 皆にからかわれていた
その時の目は とても優しい目をしている


こうして、私とf3の出会いは始まった
この後、たびたび4人と会う事が多くなっていた
と、言うより道明寺が私を何かと連れ出したからだ

突然の秘書課への人事異動といい
つくしの生活は今 大きく変わろうとしていた





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