☆f4♪LOVE アンクミの徒然日記

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愛の行方




子供達の明るい笑い声が響く中 つくしは一人 ポツンと窓際の椅子に座り ボンヤリと外を眺めていた

この孤児院に来て 五日が経つ
園長は何も聞かずに私を 迎え入れてくれた

子供達と過ごす毎日
でも 道明寺の事が 頭から離れない

何も言わずに あいつの前から消えてしまった 自分
あいつは今如何しているんだろう


「つくしお姉ちゃん 何してるの 遊ぼうよ」
キラキラと目を輝かせて 一人の女の子が

此処にいる子供達は皆 辛い過去を背負ってきている
なのに そんな事感じさせない 明るさがある

抱きしめてくれる親もいない 子供達
でも 私には あいつがいてくれた

神様 この子供達の強さを 私にも下さい



牧野がいなくなって五日 司は牧野を探し続けていた
でも 牧野の行方は何も判らずにいる

こんな事になって 初めて司は 牧野の事を何も知らない事に気づいた

友達の事 親の事 何も知らない
屋上で会っていた時も いつも俺ばかりが話していた
牧野は ただ 微笑んでいる事が 多かった

あいつに 何か辛い過去がある事は 気づいていたが
その事に触れない方が いい様な気がして

友達の名前は 一人しか知らない 
大学の友人で 有紀
その有紀も 牧野が何処に居るのか 分からないと言う


牧野 何処にいるんだ 
携帯は ずっと 繋がらない 電源を切っているんだろう

牧野 お前に会いたい
あの日 お前を抱きしめた時のその小さな肩に どんな重荷を背負っているのか 俺は解らなかった


あの孤児院で見せた 優しい微笑みを もう一度見たい

あっ! そうだ孤児院!!
なんで気が付かなかったんだろう あいつはきっとそこに居る


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