☆f4♪LOVE アンクミの徒然日記

☆f4♪LOVE アンクミの徒然日記

伝えたい愛




遠い記憶の中に しまい込んだ言葉
二度とその言葉を言う事はないだろう
深い海の底でもがく自分がそこに居る

突然僕達の前からいなくなったつくし
僕は彼女の何を見ていたのだろう
その笑顔の中に隠された 悲しみ
司も僕も解かってあげられなかった

あの日あの部屋で つくしの顔を見るでは

何も無いその部屋でつくしの目を見ながら 僕が思わず口にした言葉 親友さえ裏切るようなその言葉

「牧野 何も言わずに消えたりして 凄く心配したよ  牧野 司の事でそんなに苦しまないで」

その言葉は牧野に対してと言うより 司に言いたかった
何故自分の好きな人をこんなに苦しめるのかと

僕なら こんな風に愛する人を追い詰めたりしないのに
僕なら 僕なら

無理して笑う牧野
「ごめんなさい でも・・道明寺が普通の人だったら良かったのに~~」

「そうだね 司は普通の人じゃないかもね 道明寺財閥の後継者として育てられ あんな怖い母親がいるしね~~
牧野 司を諦めて 僕と付き合うかい?」

見つめ返す目に 一瞬驚きの表情が写る

その目を見た時から 僕の愛は叶わないと

「僕は司より 普通の人だと思うけど それにあんな怖い母親もいないしね」
小さく微笑むつくし 僕の言葉を冗談だと思ったのだろう
叫びたかった 君が好きだと 親友を裏切ってもいいと
その時初めて思った  君に伝えたいこの愛を

「牧野 僕はこれからもずっと親友だからね 泣きたい時は何時でも背中貸してあげるよ」

「私そんな顔してる?」
泣きたいのを必死で堪えているつくし 
幼い頃 司にお気に入りのおもちゃを取られて 涙を必死に堪えていた自分 今のつくしにそんな自分を重ね合わせていた

あの頃は背中を貸してくれる人も無く ただ唇をかみ締めるだけだった

膝の上で強く握り締めている手にそっと触れると つくしは一瞬身をこわばらせた

「花沢 類~~後ろ向いてくれる」

つくしの額のぬくもりが背中から伝わってくる 同時に涙の冷たい感触が 

出来る事なら この腕に抱きしめて その悲しみを受け止めてあげたい

そうする事が叶わない事は解っている 永遠に
許される恋なら 僕は全てを捨ててもいいと 
思いが散りゆく時は琥珀の夜

もう掴む事の無い手をそっと離そう 
締め付ける胸は 深き傷を負う 
ならばこの想い 深き海に沈めてしまおう  




© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: