☆f4♪LOVE アンクミの徒然日記

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気づいた心






「キラ 愛してる ずっと俺の側にいてくれるか?」
零の悲しみに触れたあの日の朝 彼は私にそう聞いてきた

目をはらした零 その顔に触れるとキラの手を通して 彼の心が伝わる
「何があっても 私貴方の側にいるわ ずっと側に」


荒れ狂う嵐が 今 静かになり 零の心は平穏を取り戻した


何時しか 季節は木々の色を鮮やかに変え 二人の日々も

零はキラを学園の前で待つ日々が続く
時にはキラのピアノを聴きながら過ごしたり
バイクを飛ばし 郊外まで行き 季節の移り変わりに触れたり


「零~零~」誰かが自分を呼ぶ
回りを見ると 二階の踊り場から聞こえる
「零 今日映画でも見に行かない~」
その声の主は 以前付き合ったことのある 晴美だった
「悪い 今日は俺バイトあるから」
不満そうにする晴美 「最近ちっとも会わないじゃない!」

以前の俺なら 晴美との付き合いも楽しかった
でも今は 違う

「バイトが終わったら 電話ちょうだい」
尚もそういう晴美に 零は「わかったよ、終わったらするよ」

零の立ち去る姿を見送りながら 晴美の横にいる友達が「いいかげん諦めたら 晴美 零最近付きあっている人がいるって聞いたわよ」
その言葉に驚き 「誰と?私知らないわよそんな事」

いつも一緒にいた達也も 最近は一緒の所を見かけなくなっていた 彼に聞けば何か解るだろうか?

そんな事を考えていると 下を達也が通るのが見えた
慌てて階段を駆け下り 達也を捕まえた

「達也 最近貴方 零と一緒じゃないのね どうして?」
突然の問いに 驚きながらも 達也は零がキラとあっている事を話した 
「最近付き合い悪いんだあいつ キラさんと会ってるからかな」

零が何人かの人と付きあっていたのは知っていた でもキラなんて子初めて聞く 誰なんだろう?
この大学に入った時から 零が好きだった 私意外にも何人者の人と付き合っていた零 でも何時か私の所に戻ってくるだろうと

でも 今回は違うような気がする そう思うとどんな相手なのか晴美は知りたくなった 零を諦めたくない どんな事をしても

その日とうとう零から電話はなかった 一晩中待っていたのに
どんな子だろうと かならず零を取り戻してみる
誰にも 零は渡さない 絶対に!!


バイトが終わったのは夜の10時 バイクを飛ばしてキラの家に
『キラ もう寝ただろうか? 会いたいな~~』
いままで こんな気持ちになったのは初めてだった
自分の過去を話したのも キラが初めてだった 達也にさえ言ってない なぜかキラと居ると安らぎを感じる

キラに涙を見せたあの日 キラは母が自分を愛してるとそう言ったが 閉じ込めた記憶が蘇った訳ではなかった

何故か?その事が今でも気になっている その答えはあの家にあるはず~

じっとキラの家を見つめながら 零はキラの存在の大きさに気づく
闇の中に住むキラ だが俺は?見えるのに 何も見ていなかった
何も?父を責める事しかしてこなかった俺

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