「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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☆f4♪LOVE アンクミの徒然日記
コンクール
いよいよコンクールの日が近づいてきた キラはこの日に向け 毎日頑張ってきたのだ
零と過ごした時間 その時間の中には沢山の思い出がある
闇の中を手さぐりで生きてきたキラ その闇に光を射してくれた零
ピアニストになる事がキラの夢 その夢を応援してくれる 母と零
ちらほらと粉雪の舞う今日 会場に向かうキラと零
キラの母と晴美、達也も会場に向かっているはず
会場となるホールにはもう沢山の人が詰めかけていた
ステージ下の一番前に並ぶ数名の審査員
このコンクールに出場する30数名の人たちは控え室で自分の
番を緊張の面持ちで待っている
譜面をもう一度見直す人 目を閉じ空中で鍵盤を弾くものとさまざまである
部屋の隅で別れ際に零がくれた 小さな十字架のついたブレスレットを握り占めるキラ
次々と演奏を終わらせ 控え室に戻ってくる人たち
溜息をつくものや 緊張が解けホッとする者
このコンクールに出場する人たちの中でただ一人キラだけが ハンデキャップをおっていた
介助の人に連れられて ステージに上がるキラ
会場が一瞬しんと静まり返った
中ほどに座っている零 その顔には心配そうな表情が
ピアノの前で一礼して椅子に腰かけると キラはその指を滑らかに鍵盤の上に走らせてゆく
静まり返った会場 それまでの演奏者の時と違い誰もが キラの演奏に魅せられているようだった
盲目というハンデキャップを背負ったキラの演奏に誰もが驚いているようだった
演奏が終わると満員の観客はスタンディング・オヴェーションで称賛をあらわした
人々の心に深く染み込むようなその演奏
ステージからキラが去った後もその拍手はしばらく続いていた
最後の人の演奏が終わり 結果発表まで少しの時間がある
控え室に向かう零
相変わらず部屋の隅でじっと椅子に腰かけているキラにそっと話しかける零
「キラ 素晴らしかったよ 聞いただろ あの拍手」
「零 私上手に弾けたと思う?」その手にはあのブレスレットがしっかりと握られている
「発表まで少し時間があるから 近くの喫茶店で何か飲まないか?」
ずっと張りつめていたキラ 「えぇー 私喉 カラカラ・・」
控え室を手を繋ぎ出て暫く歩くと後ろの方から声をかける人が
「麻生キラさん・・」その人物は以前バイト先のホテルで声掛けてきた人だった
名前を呼ばれて振り返ったキラと零
呼び止めた人物を見て キラ以上に驚いたのが零だった
「父さん・・如何して此処に??」
「零 お前こそ・・キラさんと知り合いだったのか?」
二人のやり取りを聞いていたキラが「零 お父さんがいらしてるの」
キラはまだその人物が ホテルで出会った人だとは気付いていない
「キラさん 以前ホテルで声を掛けた者です 覚えていますか?」
そう言われて初めてキラはあの時の男性を思い出した
私のピアノを褒めてくれ コンクールに出る事を応援してくれた人 その人がまさか零のお父さんだったなんて
「キラさん、とっても素晴らしい演奏だった」
零にはまだ父が此処にいるのか謎だった
「おやじ、どうして此処に?それになぜキラを知ってるの?」
しっかりと繋がれたキラと零の手
以前のようなすさんだ表情ではないわが子
キラによって零は変わったことを その繋がれた手を見れば解る
「こんな所じゃゆっくり話せない どこか座れる所へいこうか キラさんも疲れてるだろうから」
先に歩きだす父の後を零はキラの手を引きついて行く
静かなラウンジに腰を下ろすと 父が
「零 まずお前の質問に答えよう キラさんとは商談で利用したホテルで見かけて声をかけた
キラさんの演奏がとっても素晴らしかったのでね そして今日此処にいるのは 審査員として居る
このコンテストは私が主催しているんだよ」
コンテストを主催している? そんなこと初めて聞く
父は静かに話しだした 母を失った悲しみは大きな悲しみだった
母はピアノをこよなく愛していた
お金のある母にはピアノを弾くことは何でもないことだったが
そうでない者にとっては ピアノに触れることさえままならないことなのだ
よく母はそんな人達にもピアノを弾く機会をあげたいと父に話していた
母が亡くなった時 父はそんな母の意思を継ぎ コンテストを主催することにした
「コンテストを主催するくらいじゃ 沢山の人にその機会が与えられないので 全国に教室も持っている
ピアノを弾きたいと思う人にはその教室に通うことも出来る」
いままで、父の事を何一つ理解しようとしなかった零
父のせいで母が亡くなったと思い ずっと心を閉ざしてきた
そばでじっと話を聞いていたキラ
「おじ様 私も貧しく育ちました ピアノに出会い生きる喜びを得ました そんな子が一人でも多くなる事は素晴らしいことですね」
「ありがとうキラさん 私もそう願っているよ」
父はゆっくりと立ち上がりながら「そろそろ行かないと 審査が始まるから 今度家にいらっしゃい 食事でも一緒にいかがかね 零さえよければだが」
返事も待たずに彼は二人を残してその場を離れていった
その後ろ姿をじっと見つめる零
「零お父様って とっても優しい方なのね ホテルで声をかけられた時もそう思ったけど」
「ホテルのこと聞いてなかったぞ」
「だって あの人が零のお父さんだなんて 知らなかったんですもの 一人のお客さんだと思っていたのよ」
「褒められたからそう思ったんだろう」まるで子供みたいな言い草の零
「やきもち焼いてるの 私が褒められたから」
「やきもち?俺がおやじに そんな訳ないだろ キラこそファザコンじゃないのか~~ そろそろ行こうかお母さん達が待ちくたびれてるだろうから」
五人で発表まで過ごすと キラは控え室に戻っていった
会場には 今か今かと 結果発表を待つ人でいっぱいになっている
進行の人がステージに上がり 「ただいまから 結果を発表いたします その前にこのコンテストを主催しております樫野様よりご挨拶を申し上げます
」
ステージに上がってくる零の父
「出場された皆さん 今はきっとドキドキなさっていると思います 私もその一人です 今回のコンテストも大変優秀な方たちが大勢おられました 回を重ねる毎に
より優秀な方たちの出場があり 主催者として大変嬉しく思っております 多くの人にピアノを通じて将来の夢を実現できる機会を掴んで欲しいと思っております
今後も沢山の方達の出場を期待しております。御観覧下さいました皆様 今一度出場された方達に盛大な拍手をお願いいたします」
会場からは割れんばかりの拍手が鳴り響いた。
その拍手は控え室に居る皆の耳にも届いている
暫く続いた拍手が止むと 先ほどの人が「では さっそく発表していきたいと思います 第十六回 技術賞三名の発表です 副委員長お願いいたします」
ステージに現れた男性が手にした封筒を開け 中に書かれた三名の名を読み上げてゆく
嬉しさと驚きの表情をした三名が次々と ステージ上に現れる
一人ひとりに渡される 音符のモチーフがついたトロフィー
どの顔も嬉しさに溢れている
トロフィーを胸にしっかりと抱きしめる人 トロフィーにキスする人 じっと見つめる人
三人の興奮は会場の人々を包み込んでいる
三人がステージを降りると 司会者は「受賞した三名の方 おめでとうございます では続けて次の受賞者のお名前を発表していきたいと思います」
優秀賞三名 クラシック部門優秀賞 と次々に発表され その度ごとに受賞者に盛大な拍手が送られた
「では 本日最後の受賞者を発表していきたいと思います 最優秀賞一名の発表です 審査委員長お願いいたします」
シーンと静まり返る会場 出場した誰もがこの賞を望み 練習に明け暮れたのである
ゴールドの封筒を手にした 審査委員長がステージに現れる ゆっくりと封を開ける
書かれていることを確かめるように しばらく間が開く
「今コンテストの 最優秀賞は 麻生 キラさんです」
「やったーー」零が大声でそう叫び立ち上がると 周りから静かにクスクス笑いが起こった
慌てて座る零 隣で達也が呆れたように見ている キラの母は涙を流している
「今回の出場者は先ほど 樫野氏が申したように大変優秀な方達ばかりでした その中でも麻生さんは 素晴らしい演奏を聞かせてくれました
技術面もさることながら 聞く者に感動を与えてくれました 目が見えないというハンデキャップを感じさせない演奏 最優秀にふさわしいと
審査委員全員の評価となりました では 本人にステージに来ていただきましょう」
スタッフに付き添われてキラが
それと同時にピアノが用意されている
ステージ中央に立つキラ 控え室で自分の名を呼ばれた時 あまりの驚きに声さえ出なかった
周りにいた人達が傍にきて おめでとうと言う言葉さえ あまり耳に入っていなかった
今この場に立つ事が自分の目標だった 幼いころに誓った夢 貧しい中ピアノを続けさせてくれた母への恩返しが今ようやく果たせる
「麻生 キラさん おめでとう あなたの演奏は本当に素晴らしかった」
キラの手を取りその手にトロフィーを持たせてくれた
「ありがとうございます 私なんて言っていいのか今は言葉が見つかりません」
「今日は どなたがこの会場に見えられてるんですか?」
観覧席に眼をむけるキラ 「私をずっと支えてくれた母が そして大切な人と友人も」
母や零を探すように 顔を右から左に動かすキラ
「キラ~~おめでとう」そんなキラに零がまた大声で立ち上がりながら叫ぶ
それと同時に会場からたくさんの拍手が沸き起こる
拍手が止むのを待って委員長がキラに「キラさん もう一度我々はあなたの演奏が聞きたいと思うのですが 演奏していただけますか?」
少し戸惑った様子のキラ 「はい」
用意されたピアノに導かれる
「お母さん 今日まで私を応援してくれてありがとう そして零 達也さん 晴美さんありがとう この曲を私の大切な人達に捧げます」
キラが弾きだした曲 それは『エリーゼの為に』だった キラと零を引き合わせた曲
会場はそのしらべにシーンと静まり返っている
零の心に母の面影が 切なく蘇る
駆け抜けるように生きた母
今はそんな母の生き方も 理解できる
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