「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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☆f4♪LOVE アンクミの徒然日記
深い絆へ
一晩中零の温もりを感じながら過ごしたキラ
手を伸ばせばすぐそこに零が居る
静かに聞こえる寝息を聞きながら キラもいつしか眠りについていた
柔らかな光が頬に当たる 零の手がその頬を包みこみ 「キラ 俺ちょっと出かけてくるよ すぐ戻るけどまだ寝てていいからな」
「零 何処に行くの?」心配そうにするキラ
「達也達とちょっと会ってくるよ お前のお祝いの話で すぐ戻るから心配しないで」
額にそっとキスすると 部屋を出ていく零
「早く帰ってきてね」
以前なら一人でも平気だったが 今は零が居ないと不安になる
ベッドから抜け出して 手さぐりして部屋の中を歩きだすと ノックの音が
「キラさん もう起きていますか?」零の父の声が聞こえてきた
「はい」ドアを開ける
「零は出かけたみたいだね 良かったらリビングでコーヒーでもどうかね」
零が出かけるのを見て 心配して来てくれたのだろう
「ええ~ありがとうございます」
もし父が生きていたら そんなことをふと考えながら キラは零の父の事を思った
息子への愛情が伝わらないもどかしさに おじ様はきっと辛い日々を過ごしてきたんだろうと
隣に座る彼の父 その人からも以前の零と同じ寂しさを感じる
お互いに閉ざした心 いまだに零とおじ様の間にはそんな感じがする
「キラさん 君にはきっと解ってしまうんだろうね 私と零の事が 私のしたことを許せないあの子の気持ちは今も変わらないだろうね」
コーヒーの香りに包まれながら話しだす彼の父
「あの子の母親はまだ幼い零を残して自殺したんだよ すべて私が悪いんだが 貴方に会ってから零は随分と変わったみたいでホッとしているんだ
でも わかって欲しい 私は零の母親をとても愛していた 彼女が亡くなったとき 私はどんなに絶望したか だからあの子の寂しい気持ちも
分かってあげられなかった ただ私への憎しみばかりだと思ってしまったんだよ 彼女が亡くなってからしばらく零は不安定な状態が続いて 荒れた生活が
続いた そんなあの子にどう接していいか分からず私はあの子を 知人に預けてしまった その時ちゃんとあの子と向き合っていれば
あの子をこんなに苦しめることもなかったと今は後悔している
彼女が居ない今 私には零しかいないんだ あの子まで失いたくない でもどうすればいいのか」
零も苦しんで生きてきた そしてこの人もまた同じように苦しみ生きていた
「おじ様 零はもうおじ様の事許してますよ 私には解るんです ただその方法が解らないだけだと思うんです」
「そうだろうか?」
その寂しそうな声 初めて零に会った時も そうだった
「おじ様 零はおじ様みたいな父親がいて幸せですよ 私早くに父を亡くしたので お二人が羨ましいわ 私は父親と喧嘩することも出来なかった」
父の言葉一つ一つに零への愛情が感じられる しかし零にその気持ちは通じていない そんなもどかしさに苦悩する父親
愛する人が自分に与えてくれた父親の立場 あの時どんな事があろうとこの子を守らなければと そう思ったのに
あの子を傷つけることしか出来なかった自分
二人の溝は埋めることが出来るのだろうか?
家に戻った零の耳に聴こえてきた懐かしい曲 広いリビングに置かれたピアノ その周りには数人の人だかりが
少し離れたソファーに父の姿もある
眼を閉じじっと聞き入るその姿は幼い頃に何度か見かけている 母がピアノを弾いている時に
父の向いに静かに腰掛け その姿を改めて見る零 すっかり白髪の増えた父
母が亡くなり 父と話す事を避けて来た自分
キラが以前話してくれた 『自分の事を一番愛してくれているのは 母なの』と
曲が終わる 拍手が沸き起こり父が眼を開ける
「零、帰っていたのか 皆がキラさんの演奏が聴きたいと言うので 弾いてもらっていたんだ」
「そう」零の声にキラが「零 帰っていたの」
キラの傍に行くと演奏を聴いていた者たちが 口々に素晴らしいと声を掛けてくる
「キラ もう少し みんなに聞かせてあげてくれるかい ちょっと親父と話してくるから」
穏やかなその声 零が何を父親と話そうとしているのかキラは何となくさ察しがついた
「えぇ~~いいわよ ゆっくり話してらっしゃい」
父親の元に戻ると零は「親父 ちょっと散歩しないか」
リビングからサンルームを抜け外へと歩き出す零 声をかける間もなく後に続き父も外へ
数歩先を歩く零 パティオに置かれたベンチに腰掛けると ほどなく父が隣に
暫く二人とも無言の時が流れた ほぼ同時に話出す
「親父」「零」
なんと話出せばいいのだろう?またも気まずい沈黙が
「親父 随分白髪が増えたね 俺のせいだな 心配ばかりかけたから ごめん」
その言葉 それは父の心に大きく響く
「零 謝るのは私の方だよ お前の苦しみも悲しみも 何も解っていなかった 彼女が死んだとき私は
何も考えられなかった あまりの悲しさに
私ななんかよりはるかに辛かっただろに 私を許して欲しい」
「親父 もういいんだ 親父の気持ちは解ったから 母さんの気持ちも良く解ったし。」
そう言うと 持っていたカバンから母の日記を取り出す
「母さんの日記 知らなかっただろ 前に来た時偶然見つけたんだ」
父の膝にそっと日記を載せる零
「それを読んで 俺やっと分かったよ 母さんは親父と結婚して幸せだったんだと 親父がどんなに母さんを愛していたかも
そして 母さんもすごく親父を愛していたと でも完全に聖を忘れられぬまま結婚したことで親父を苦しめてしまったとも書いてある
そんな自分が許せないから 先に逝くって それでも俺は生きていてほしかった」零の眼から涙が零れおちる
「美奈 君の気持ちは解っていた 聖を忘れられないでいる事も 私も同じだ 君を忘れられない」
日記を愛おしそうに見つめる父 その眼から溢れ出す涙を拭おうともせずに
「俺 キラを好きになって 初めて親父や母さんの気持ちが理解できた キラを失いかけた時 どんなに辛かったか キラが俺にとって
世界でただ一人の人だと思った 親父にとっては母さんがそうだったんだろ」
もう二人には言葉など必要なかった 父と息子の中にあった闇が 光に包まれてゆく
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