☆f4♪LOVE アンクミの徒然日記

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零の夢








夢 それは誰もが持てるもの 人はみなその夢に向かって歩き続けている
キラはその夢を決して諦めず いまその手に掴んだ

俺は 俺にはそんな夢があるだろうか?
キラと出会う前の俺は まるで自分が嵐のようだった
回りに 破壊と暴力 悲しみと憎しみしか もたらさなかった自分

その嵐を静めてくれたのがキラ

バイクを乗り回すことしか出来ない俺
キラは 好きなことが夢になると

スピードの世界に自分を置いてみるのはどう?と言う

コンクールのお祝いを計画しながらそんな事を考えていた

果たして俺の走りが通用するのだろうか?


部屋のあちらこちらから零の忙しく動く様子がキラの耳に聞こえてくる
「零何か手伝うことある?」

「主役はそこにいてくれよな そのうち達也と晴美も来るだろう」
ふと音が途絶える 膝に置かれたキラの手に零の温もりを感じる
「キラ 俺ずっと考えていたんだけど 俺もキラのように夢を持ってみようかな~」
「零  零の夢って何? お父様の会社を継ぐ?」少しおどけたように話すキラ

キラの隣に座ると「それは無理だな~俺は経営者ってガラじゃないから 親父もそれは分かってるだろうから
後を継げとはもう言わないだろ キラが言ったように好きな事が夢に繋がるなら レーサーを目指すよ」

その日その日を精一杯生きてきたキラ ピアノだけが心の支えだった
いつか 零もバイクレーサーになることが心の支えになる日が来るだろう

「零 その夢を諦めないでね どんな事があっても」


外に賑やかな二人の声が
「零 キラさん お待たせ」大きな荷物を両手いっぱいに抱えて二人が現われた

「零 ちっとも用意出来てないじゃない キラばっかり見てたんでしょ」
「そんな事ないだろ ちゃんと片付いただろ!」

友達 それは何ものにも代えられないもの 


キラも零もこの世でだだ一人の人に巡り合え お互いの夢を語り合う


その夜は遅くまで賑やかな声が 零の部屋に響いていた
達也と晴美は二人の幸せそうな様子をひやかしながらも 温かく見守る

二人が帰ってしまうと 静まり返った部屋
「キラ そろそろ送って行くよ」

ジャケットを手に取りながら 零がキラにそう言うと
「零 今日は此処に居てもいい?貴方の傍に居たいの」

驚いた様子の零が「キラ~~いいのかい?」
コクリと頷くキラ

目の前に立つ零に静かにキラが手を伸ばす
微かにに震えている その手をしっかりと握りしめる零

キラの前い跪き 握りしめた手を自分の頬に導く
「キラ 愛してる 誰よりもお前を愛してるよ」
「零 私も貴方を愛してる」
静かに目を閉じるキラ 零の顔がゆっくりとキラと重なる

お互いの口びるから伝わる温かさ
強く抱きしめられる安心感をキラは感じている

「キラ 俺達ずっと一緒だよな」耳元でそう囁く零
「ええ~ずっと一緒よ」

お互いの愛を肌で感じる二人 ゆっくりと夜が二人を包んでゆく











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