お気楽生活・・つれづれつらつら

蜘蛛姐さんのお食事(1)


コガネグモとかジョロウグモといった、
大きい巣をつくる大きい蜘蛛は珍しいのです。


いつからかうちに住み始めたジョロウグモ♀さん。

車庫の入り口に居を構えて、
はじめはいかにも甲斐性のなさそうな
貧弱な旦那さん(蜘蛛の場合はみなそうだ)と
同居していましたが、
そのうち旦那さんの姿は見えなくなりました。

おそらく、この奥様、
おっかさんになったものだから、
旦那さんを食っちまったのだと推察されます。





そのうち小さなお子ちゃまたちも誕生しました。


残念ながら私は確認していませんが、
うちの旦那(まだ食われていない、食えそうにもない)が発見し、
あまりの気味悪さに払い落としちゃったそうな。オイオイ…



さて、おっかさんになってからというもの、
蜘蛛の奥様はますますふくよかになりまして、
それはそれは迫力満点存在感ありありでした。


ところがそのお住まいをわれら人間の通り道につくっちゃうもんだから、
たまに慌てた人間さんが、
蜘蛛の巣に引っかかるのです。
そのたびに巣を破壊してしまう怪獣人間
蜘蛛にとってはたいそう迷惑なことだったと思います。


蜘蛛の糸は意外に丈夫で、
引っかかっても通り過ぎなければ簡単には破れないんです。
節足動物にしてはものすごいハイテクの素材を持っています。


さて、毎回引っかかるのは餌にもならない人間とあっては、
さすがのジョロウグモさんも参っていることでしょう。

そこで、興味半分、いたずら半分、
私は蜘蛛の巣に虫を引っ掛けてやりました。




(つづく)


※後で調べたところによると、ジョロウグモママ、
 10月半ばには葉の影など目立たないところに産卵し、
 ベビーもしくは卵の状態のどちらかで越冬するらしいです。
 ~てぇことは、わが夫が払い落としたのは
 本当のジョロウグモベビーではないということですな。

 産卵を終えたおっかさん、その太く短い一生を終えてしまうのでしょうか。(涙)

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