我が謎は紅き空に飛び立つ

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第二話 ギリギリの戦い



「艦長!敵艦に核ミサイル前段打ち落とされました。」
前方に写るのは、ミサイルが爆発したと見られる、爆煙によって紅く染まった空がある。
「見ればわかる。残りのミサイルの数は?」
「四個です。」
艦長は、ギリッと歯をこすり合わせる。その後ろからコツコツと、一人の男が現れる。その男は、白い軍服に金髪でりりしい顔つきに鋭い眼光一言で言うかっこいい男である。
「艦長、私がでてもいいが。発信許可は、下りるかね?それと後数人とテッツを借りたいのだが・・」
艦長は、少しほっとしたように言う
「わかりました中佐、手配しましょう。ですが、このままでは負け戦です。戦闘データも取れたので。逃げる算段を踏んでおきたいと思います。それまでの、時間稼ぎをお願いします。」
「よしわかった。」
中佐と呼ばれた、男は自分の戦場へと向かう・・

「ラグナロク入るぞーみんなどけー。」
そう号令をかけ、ニコラウスは整備員をどける。その後すぐに、ラグナロクがロンギヌスに戻ってくる。
「ケビンとテル!これから作戦内容を変更する。」
「どうなるんだ?」
整備員から、飲み物を受け取り一息つけながら。二人は、応じる。
「さっき、嬢ちゃん達にも言ったが。お前等の、RKUを二つはずしてワイヤーを設置することになった」
ワイヤーとは、RKUの中に数十メートルのワイヤーを入れ上下分離ができるようになった捕獲用のRKUである。
「何でまたそれを・・」
「さっき、オペレーターが言っていたんだが。どうも、戦闘データや、主砲などのデータを結構取られたようだ。この戦艦・お前たちの機体は、最新鋭で、ほかの連中もよくわからんのだ。だからカメラをとばして偵察してたのがわかった。そのため・・」
「敵の本艦を逃がす前につぶす・・ということですね。」
「あぁ」
テルが後ろを向くと、ちょうどエネルギー配給のポンプが外れていくところだった。
「ワイヤーの設置まで後何分だ?」
「五~六分というところだな。」
「だったら、俺等が出なくても。カリン達で、ワイヤー張って主砲かましたほうがよくないか?」
それについて、ニコラウスがコホンと咳払いして答える。
「このワイヤーには、電波妨害のための仕掛けがついてるんだ。だが、これは二本ではなかなか確実には、行かないんだだからお前等にも二本付けて確実にしようという。わけだ」
隣では、ガコンという音と共にRKUが二つ外されていた。
「ふーんわかった。艦長には、ワイヤーを装着・プログラミングあわせて後二~三分で終わると伝えてくれ。」
「あ・テル。オレにも貸してくれ。・・・あぁ艦長?電波妨害するんなら確率的に少なくても、先にフラストレインを行かせてくれ。もうすぐ行くから。」
「んまぁ、わかった。あっちょっと揺れるぞ。」
その通達の数秒後、ロンギヌスは急速に横にすべる。いきなりかかったGに、全員手が止まり横に飛ばされる。
「整備長!ワイヤー付け終わりました。ラグナロク発信準備完了しました。」
「よし、全員下がれ。ラグナロク、発信するぞ。」
ラグナロクが乗ってる。回転台が、180度回転すると同時にケビンたちの顔をのぞかしていたコックピットは、カバーがかかり。ガラス越しに見えるようになる。
「艦長!ラグナロク初号機、システム・パイロット・プログラマー共にオールグリーン。発信する。」
ロンギヌスのハッチが開く。ラグナロクが、ブースとを点火周りに熱波が迫る。そして飛び立っていく。
今まで、ロンギヌスの壁によって狭かった視界が一気に開ける。
前方には一機の機体と戦艦、線のようなものが飛び交っている。フラストレインが、さっきのケビンの申告により先に行動を開始していたのだった。
そしてラグナロクは、速度を上げ戦線に突入していく。

「カリン!ワイヤー張り終わったよ。でも、向こうもワイヤー壊そうとしてるから、RKUはワイヤーのほうにまわしてこっち本体の援護は難しいよ」
「うん、わかってる。早くしないと、ミサイルの弾数にも数があるしレールガンだけじゃ心もとないし。早く、ケビンたちが来ないとこのまま回避運動ばっか取らされるよ」
ニコは、RKUへの指示のために・カリンは、対空射撃をしてくる戦艦と戦闘している。
「フラストレインに通達、ラグナロクの補給が終わりました。そちらに向かったます。」
二人は、ちょっとほっとしていた。そうしてすぐ、ラグナロクは後方から姿を現した。だが姿を現したのは、ラグナロクだけではなかった敵の戦艦の中からも、数機ののテッツと専用機と思われる機体が一機姿を現した。

「あれがテリウネスの最新機か。RKU・機体の性能は、私のこのパルチザンよりだいぶ上だな。だが、しとめれない敵では、ない。」
隊長機に乗っていると思われる、この男はレーリウス・カネウトロ。ゲルニカの中でも、有数のパイロットである。
「そうね。私たちはここのワイヤーが切れればいいわけだから、ほかの人たちに任せてテリウネスの戦艦をたたきましょう。」
そうだなと、レーリウスは相棒の ルビィ・カネウストロである。レーリウスの妹に当たる。
「全機に通達、私は敵艦をたたく。君たちは、敵機の張っているワイヤーを破壊してくれ」
そう通達すると、すぐさま了解の言葉を聞いて戦線離脱し敵艦へ向かう

「なんかまたでてきやがった。テル!さっさとワイヤー張ってくれ。あと、カリンお前のミサイルの弾数いくつある?あいつら全て相手できるでか?」
ラグナロクのワイヤーが離脱する。それに続くように、残りのRKUも援護する。
「残りのミサイルだと、あいつらに二発づつが限界ね。よろうと思えばやれないことじゃない。」
「ならやってくれ」
カリンは、一瞬の間に敵のテッツを一機を残して全てロックオンした。だがそのとき気づいたのだった。ある一つの、機体の狙いを。
「ケビン!大変一機本館に向かってすごい速度で向かっているのよ。そっちの処理は、お願い」
「わかった」
「ケビン、追ってもいいがワイヤーのために全てのRKUを援護に回しているから。ミサイルと火電粒子砲しか使えないぞ」
「わかっているさ」
ワイヤーのほうに目をやると、RKUが粒子の幕を張ってバリヤーのようなものを出している。
フラストレインは、静かに動いている。ミサイルの威力がワイヤーに響かない位置まで敵機が動くのを持っている。
その裏で、ラグナロクが反転パルチザンを追う姿勢になる。スピードを一気に上げて、パルチザンがモニタに映るのを待つ。
それを追うように、ワイヤーに一番近かったテッツがワイヤーから離れるそれをカリンは、逃さない。ミサイルが半分発射される三機逃して後は全弾命中。その三機を捕獲するためまたロックオンを行う。敵は、とまどっているため爆煙を避けるので精一杯になっている。そこに二度目のミサイルを撃ち込むだが当たる前に狙撃される。敵だって、RKUを持っているのだ必死になって打ち落としてくる。
「くぅ、残りの弾数は9か当たるかどうか微妙なとこだね。でも、やるしかないレールガンじゃ粒子の幕に消されるだけだし。やれるとしたら、機関銃でやらなけりゃ」
機関銃を使うには、一定の間合いに入らなければ当たらない。スピードが勝ってるといっても一機一機に、それだけの加速をしていたらRKUへの指示が出せなくなるそれだけは、どうしても避けたいのである。
そう考えていくうちに、RKUに囲まれていた。避けれないこともないが、今の時点でそれは無理というものだった。
(このままじゃぁ、逃げるにはRKUを潰さないと。機関銃ならギリギリいけるでしょ。・・・機関銃で潰せる?RKUを?無理じゃないわでも・・・やるしかないっか・・)
含み笑いを残して、カリンはフラストレインを急降下させる。
迎え撃つのは、敵のRKU。放たれる銃撃を、軽くかわしてフラストレインのノーズを始点に180度回転機関銃が火を吹く弱い爆発音がしてRKUが破壊される。爆煙のせいで敵機とRKUが見えない。だがしっかりと、モニタにはロックオンされている。敵の死角に入ったことを確認し爆煙の向こうにいる敵機にミサイルを撃ち込むとともに急上昇フラストレインがいたところに無数の粒子砲が交差する、一秒遅かったら当たっていた。最初の爆煙が流され始めてきたころまたもう一つの爆発が起こり、モニタのレーダーから敵機が一つ消える。後残り2機、全てしとめるまでそうかかりそうにない・・。

そのころ、そこから一キロくらい先のところでは黒と白の機体が激しい攻防を繰り広げていた。RKUに囲まれるラグナロクは持ち前のスピードで交わしていく。RKUのないラグナロクは、それだけでとても不利だったが火電粒子砲と機関銃標準装備のただのミサイルという装備も心もとなかった。火電粒子砲の拡散は現在80パーセントの確立でできないこともなかったが失敗すると火電粒子砲は使えなくなる。
(でもこれがやれなければ、あいつにこの状態で勝てる気がしない。そうしないと本鑑がアブない)
そう思い、艦長に連絡を入れる
「艦長!いまから火電粒子砲の拡散使う。そう整備長に伝えてくれ、撤回はない」
そういって、通信を切ると。ターゲットをパルチザンとRKUに絞り。拡散のコードを入力していく。
もうすぐ、装填もロックオンも終了。もうすぐ最大の賭けを始める。





第三話に続く

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