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影丸076 @ Re[1]:時をかける少女(1994)(05/25) かにんこさん、こんにちは。 1994年の「時…
2017年01月03日
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カテゴリ: 007映画

 私がイメージしている「007」とは、言葉ではうまく表現できないのですが、その根本にはイアン・フレミングの原作小説とさいとう・たかをさんの劇画作品があり、そのイメージが強いようです。
 007ブームだった1966年~1969年頃。私が「007」に接したのはまずさいとう・たかをさんの劇画が最初であり、次いで原作小説(ハヤカワ・ポケットミステリ版と創元推理文庫版)を読んだ、映画を見たのはそのあとです。初めての映画は高校2年時の「女王陛下の007」(1969)。 イアン・フレミングの原作小説とさいとう・たかをさんの劇画、それに映画「女王陛下の007」。これが私の「007らしさ」のイメージ原点のようです。
 その後、リバイバル上映された「ゴールドフィンガー」「ドクター・ノオ」「ロシアより愛をこめて」「サンダーボール作戦」を見て、これらのワクワクする楽しさと、テクニカラーの色彩の鮮やかさ。とにかくゴージャスな感じがしました。そういったゴージャス感とワクワク感が現在の「007映画」には感じられないのです。

「007スペクター」の売りはジェイムズ・ボンドの最大の敵スペクターが復活したことだと思うのですが、せっかくスペクターを登場させながら、それがあまり活かされていない。 スペクターはかつてNATOの爆撃機をハイジャックして搭載していた原爆を奪い、それをもって英国やアメリカを脅迫した。そのような大きなスケールの犯罪を実行する巨大な組織。それが英国海外秘密情報部員007号の敵だったわけで、この度の「スペクター」にはそのような強敵ぶりが少しも感じられない。

 ブロフェルドが本来のブロフェルドでなく、途中からそのように名乗っただけという。それもボンドの義兄がブロフェルドを名乗り、嫉妬のためにボンドを憎み、いたぶって喜んでいるという、個人的動機で行動するこの小物な悪党ぶり。

 それと不満なのは、「007映画」に限ったことではないが、アクションシーンがつまらなくなった。 この「スペクター」でもカーチェイスや爆発シーンがあって、CGではなく実写の本物の大爆発だ、本物のカーチェイスだ、凄いだろうといわれても、少しも驚かないし感心もしなくなった。爆発やアクションシーンをさんざん見せられて慣れっこになってしまっている。どんなにスタントマンや俳優が命がけの危険な撮影をおこなっても、すごい!とは思わなくなった。アクション映画には不幸な時代になってしまったと云えるのでしょう。

 映画007シリーズ。ダニエル・クレイグさんのボンド役降板が決まったそうで、次のボンドを誰が演じるのだろうか?、誰がやるにしろ、なかなか満足のいくものにはなりそうもない? 個人的にはヒュー・ジャックマンさんに演じてほしいと思うのですが。






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最終更新日  2017年01月08日 15時33分44秒
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