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製造/販売 | ゼンハイザー |
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製品情報 | イヤホン「IE 200」 |
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さらにこの製品独自の試みとして、特許出願中の新機構「デュアルチューニングシステム」を採用している。これは、ドライバーからの振動を耳に届けるノズル部分に穴とスリッドを設け、ここをふさぐ場合と開放する場合で、音の変化を楽しめるようにする機構だ。このためにイヤーチップも新開発しており、深くはめると密閉性が高く低域が豊かなサウンド傾向(クローズ/スタンダードポジション)、浅くはめると低音域が抑えられ中高域が美しく開放的な雰囲気のサウンド傾向(オープンポジション)になる。
またドライバーと鼓膜との距離も変わり、かつ装着感にも差が出る。標準はクローズポジションだが、1台2度おいしいコンセプトになっている。
直径7mmのドライバーはノーコーティングかつプレーンな形状の振動板を使用。上位機種でもそうだが、コートによる重量増を嫌ってのことだ。アイルランドの自社工場で精密に組み立てている。歪みを徹底的に排除し、すべての周波数帯域をシルクのようなスムーズなつながりで奏でられるとしている。
このドライバーの性能を最大限発揮できるよう、最新のフィルター技術「アコースティックフリース」を採用。これは音の出口であるノズルの先端に設けられた空気の乱れと歪みを抑制する役割を持つ部品だ。2~3kHz以上の振幅を抑えることで、耳に刺さるような高域のきつさをなだらかにし、滑らかな高域の周波数カーブにできる。素材の選択が重要だという。
また、周波数帯域を調整するための空気室である「レゾネーターチャンバー」も搭載。これまでのイヤホンとは異なり、イヤーチップがその役割を果たす。ちなみに上位のIE 600ではノズル部に配置していた。アコースティックフリースとレゾネーターチャンバーの併用により、IE 300よりも滑らかな高域を実現したという。
同じく上位のIE 600が採用していたバックボリューム機構についても、同様のものを搭載している。中低域の歪みを低減する効果があり、ニュートラルでボーカルにフォーカスが合った再現が可能だという。
交換可能なケーブルは、ブレードケーブルを初採用。軽量かつタッチノイズが減らせ、耐久性もいい。コネクターはゼンハイザー独自で、端子としてはMMCXだが取り付け部分の形状が少し異なる。そのため使えないMMCX対応リケーブルも存在するが、IEシリーズのラインアップが拡充される中、対応ケーブルも若干増えてきている。
デザインはミニマルでシンプル。全体をブラックで統一して、落ち着いた印象にした。どんなスタイルにも合わせやすく、どんな人にも合うカラーでかつプレミアム感もある点を重視した選択だという。本体には3.5mm端子のケーブル、フォーム/シリコンイヤーチップを各3サイズ、ポーチもセットで提供する。
再生周波数帯域は6Hz~20kHz。インピーダンスは18Ω。感度は119dB(@1kHz、1Vrms)。THDは0.08%以下。ハウジング質量は片側4g。
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